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公開番号
2024112732
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-21
出願番号
2023017999
出願日
2023-02-08
発明の名称
車両用駆動装置
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
主分類
B60K
1/04 20190101AFI20240814BHJP(車両一般)
要約
【課題】簡単かつコンパクトな構成で、接続される電力配線の取り回し性を改善することができ、装置及びその周辺構造のレイアウトの自由度を効果的に高めることが可能な車両用駆動装置を提供する。
【解決手段】車両(100)の駆動源である電動機(10)と、電動機(10)と電気的に接続される電力変換装置(30)と、電動機(10)からの動力の回転を伝達する動力伝達機構(50)とを一体化してなる車両用駆動装置(1)であって、電動機(10)の回転軸の軸方向を車幅方向に配置し、車幅方向における電動機(10)の一方側と他方側それぞれに電力変換装置(30)と動力伝達機構(50)を配置し、電力変換装置(30)には、電力配線(40)が接続されるコネクタ部(39)が設けられており、コネクタ部(39)は、電力変換装置(30)から車幅方向へ電力配線(40)を引き出すように配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の駆動源である電動機と、前記電動機と電気的に接続されて前記電動機に供給する電力及び前記電動機から供給される電力を変換する電力変換装置と、前記電動機からの動力の回転を前記車両の駆動輪側に伝達するための動力伝達機構とを一体化してなる車両用駆動装置であって、
前記電動機の回転軸の軸方向を前記車両の車幅方向に配置し、
車幅方向における前記電動機の一方側と他方側それぞれに前記電力変換装置と前記動力伝達機構を配置し、
前記電力変換装置には、電力配線が接続されるコネクタ部が設けられており、
前記コネクタ部は、前記電力変換装置から車幅方向へ前記電力配線を引き出すように配置されている
ことを特徴とする車両用駆動装置。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記コネクタ部は、前記電力変換装置から車幅方向における前記電動機側に向けて前記電力配線を引き出すように配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置。
【請求項3】
前記動力伝達機構の周縁の少なくとも一部には、前記コネクタ部から引き出された前記電力配線を配策するための電力配線配策用のスペースが設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用駆動装置。
【請求項4】
前記電力配線配策用のスペースは、前記動力伝達機構の上端部の少なくとも一部を面取りしてなる面取部によって形成された空間である
ことを特徴とする請求項3に記載の車両用駆動装置。
【請求項5】
前記動力伝達機構は、前記電動機の動力による回転を前記車両の駆動輪に伝達するファイナル軸を備え、
前記電力配線配策用のスペースは、前記動力伝達機構における前記ファイナル軸の上方に配置されている
ことを特徴とする請求項3に記載の車両用駆動装置。
【請求項6】
前記動力伝達機構は、前記車両のパーキングロックを行うためのパーキング機構の構成部品を一体に備えており、
前記動力配線配策用のスペースと前記パーキング機構の構成部品とが前記動力伝達機構における前記車両の前後方向で互いに反対側に設けられている
ことを特徴とする請求項1又は3又は4に記載の車両用駆動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載される車両用駆動装置に関し、詳細には、電動車両などに搭載される電動機を駆動源として備える車両用駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
駆動源として電動機を利用した電動車両やハイブリッド車両等の車両が知られている。このような車両では、電動機とともに、電動機と電気的に接続され、電動機に供給する電力及び電動機から供給される電力を変換する電力変換装置が搭載されている。従来、電動機と電力変換装置とを三相線を用いて電気的に接続していたが、近年では、例えば、特許文献1に示すように、電動機及び電力変換装置を直接固定してユニット化することが試みられている。また、最近では、電動機と電力変換装置に加えて、電動機からの動力の回転を変速(減速)して車両の駆動輪側に伝達するための動力伝達機構(減速機構)も一体化されたユニット(いわゆる機電一体型の電動駆動装置)が採用されている。
【0003】
また、電力変換装置には、バッテリに繋がるDCケーブルが接続されるコネクタ部が設けられる。コネクタ部は、電力変換装置の内部に配置される導電部材と接続される内部接続部を有し、電力変換装置は、DCケーブルから伝送される直流電力を交流電力に変換したり、反対に電動機から伝送される交流電力を直流電力に変換したりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-10270号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような機電一体型の電動駆動装置において、DCケーブルなどの電力配線は電動機に動力源を供給するための重要部品であるが、当該電力配線は、高電圧やEMC(電磁両立性)への対応が必要であることから、厚い被覆を伴い大径で柔軟性が低いものとなる。そのため、隣接する部品との干渉に伴う機能不具合などを避けるための配策レイアウトの成立性が課題となる。
【0006】
上記のような電力配線に関しては、従来は、曲げ自由度の少ない配線の通線を確保するため、電動駆動装置を搭載する各機種(車種)・各搭載位置に応じた電力配線の接続位置を個々に設定することで、電力配線そのものに過度の曲げを与えないようにしていた。しかしながら、電力配線の取り回し性の改善やそれに伴う車両コストの上昇抑制については、各機種(車種)や各搭載位置での電力配線の接続構造や配策構造の共通化を図るなど、更なる改善の余地があった。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、簡単かつコンパクトな構成で、接続される電力配線の取り回し性を改善することができ、装置及びその周辺構造のレイアウトの自由度を効果的に高めることが可能となり、また、各機種(車種)や各搭載位置での電力配線の接続構造や配策構造の共通化を図ることで、装置や車両のコストダウンを図ることができる車両用駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明に係る車両用駆動装置は、車両(100)の駆動源である電動機(10)と、電動機(10)と電気的に接続されて電動機(10)に供給する電力及び電動機(10)から供給される電力を変換する電力変換装置(30)と、電動機(10)からの動力の回転を車両(100)の駆動輪(FW,RW)側に伝達するための動力伝達機構(50)とを一体化してなる車両用駆動装置(1)であって、電動機(10)の回転軸の軸方向を車両(100)の車幅方向に配置し、車幅方向における電動機(10)の一方側と他方側それぞれに電力変換装置(30)と動力伝達機構(50)を配置し、電力変換装置(30)には、電力配線(40)が接続されるコネクタ部(39)が設けられており、当該コネクタ部(39)は、電力変換装置(30)から車幅方向へ電力配線(40)を引き出すように配置されていることを特徴とする。
【0009】
本発明にかかる車両用駆動装置によれば、電動機の回転軸の軸方向を車両の車幅方向に配置し、車幅方向における電動機の一方側と他方側それぞれに電力変換装置と動力伝達装置を配置し、電力変換装置のコネクタ部を電力変換装置から車幅方向へ電力配線を引き出すように配置したことで、車両用駆動装置の周囲の空間に十分な余剰スペースを確保できない場合でも、電力変換装置から引き出される電力配線を適切に配策することが可能となる。特に、厚い被覆を伴い大径で柔軟性が低い電力配線に過度な曲げなどを伴うことなく適切なレイアウトでの配策が可能となる。
【0010】
また、本発明の車両用駆動装置では、コネクタ部(39)は、電力変換装置(30)から車幅方向における電動機(10)側に向けて電力配線(40)を引き出すように配置されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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