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公開番号
2024111777
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-19
出願番号
2023025605
出願日
2023-02-06
発明の名称
調理機器
出願人
タニコー株式会社
代理人
主分類
A47J
36/04 20060101AFI20240809BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】シリコーンゴムを制御基盤取付け部の防振部材としても、未架橋のオルガノポリシロキサンが制御基盤に付着しない調理機器を提供する。
【解決手段】表面がPETフィルムで覆われたシリコーンゴムを制御基盤取付け部の防振部材に用いることで、振動を受けても制御基盤が外れることがなく、シリコーンゴムに残留した未架橋のポリシロキサンの付着によって制御基盤の回路が短絡するという不具合を生じることがない、調理機器を得ることができた。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
表面がポリエチレンテレフタレートフィルムで覆われたシリコーンゴムを、制御基盤取付け部の防振部材とした、ことを特徴とする調理機器。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
表面がポリエチレンテレフタレートフィルムで覆われたシリコーンゴムを、制御基盤取付け部の防振部材としたこと、を特徴とする加熱調理機器。
【請求項3】
表面がポリエチレンテレフタレートフィルムで覆われたシリコーンゴムを、制御基盤取付け部の防振部材とした、ことを特徴とするキッチンカー用調理機器。
【請求項4】
表面がポリエチレンテレフタレートフィルムで覆われたシリコーンゴムを、制御基盤取付け部の防振部材とした、ことを特徴とするキッチンカー用加熱調理機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車に搭載した調理機器で調理する、いわゆるキッチンカーに適した調理機器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車に調理機器を載せて、移動先で出来立ての料理を提供するキッチンカーが広まっている。キッチンカーは少人数で運営されることが多いので、自動化された調理機器が選ばれることが多い。自動化された調理機器には、調理機能を電気的に制御する制御基盤が設置されている。キッチンカーは移動する際に道路の凹凸などによる振動によって制御基盤が外れてしまう不具合があるため、制御基盤取付け部に防振部材を入れることがある。防振部材には、天然ゴム、イソプロピレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴムなどがあるが、中でもシリコーンゴムが好ましいことが知られている。
【0003】
しかし、シリコーンゴムには未架橋量のオルガノポリシロキサンが残留しているため、経時的にブリードして制御基盤に付着し、制御基盤の回路を短絡させてしまうという不具合があった。特に比較的内部温度が高くなる加熱調理機器では、未架橋のオルガノポリシロキサンが揮散し易くなるので、不具合が生じ易いものであった。制御基盤が短絡すると調理機器は使用できない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、制御基盤取付け部の防振部材にシリコーンゴムを採用しても、未架橋のオルガノポリシロキサンが制御基盤に付着しない調理機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
シリコーンゴムの表面をポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PETフィルムと称する。)で覆うことで、シリコーンゴムの防振性能を低下させることなく、未架橋のオルガノポリシロキサンが外部に漏れ出なくなることを見出した。
【発明の効果】
【0006】
表面がPETフィルムで覆われたシリコーンゴムを制御基盤取付け部の防振部材とした調理機器は、道路の凹凸になどによる振動を受けても制御基盤が外れることがなく、シリコーンゴムに残留した未架橋のポリシロキサンが制御基盤に付着して回路を短絡させるという不具合を生じない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ベーカリーオーブン(制御基盤を有する調理機器の例)
略円筒形状防振部材(実施例1)(PETフィルムの皺を省略)
略円筒形状防振部材平面図
略円筒形状防振部材A-A‘ 線切断部端面図
シート状防振部材(実施例2)(PETフィルムの皺を省略)
シート状防振部材平面図
シート状防振部材A-A‘ 線切断部端面図
制御基盤と略円筒形状防振部材と制御基盤ベースの実装方法
略円筒形状防振部材を用いた制御基盤部品斜視図
制御基盤とシート状防振部材と制御基盤ベースの実装方法
シート状防振部材を用いた制御基盤部品斜視図
制御基盤部品と操作パネルの実装方法(破線は固定するネジの位置)
【発明を実施するための形態】
【0008】
シリコーンゴムは、オルガノポリシロキサンを2,5-ジメチル-2,5-ビス(t-ブチルパーオシキ)ヘキサンなどの有機酸で架橋して得られる。架橋前に、天然ゴム、イソプロピレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴムなどのゴムや、シリカ、タルクなどの微粉末を加えて弾力性を調整することが可能であり、特に防振部材用としてはアエロジル200(日本アエロジル株式会社製)などの微粉末シリカを入れたものが望ましいが、これに限るものではない。
【0009】
シリコーンゴムは、市販の製品を利用しても良い。例えば、ELASTOSILシリコーンゴムシリーズ(旭化成ワッカーシリコーン株式会社製)、KE-501EM-Uシリーズ、KE-5550-Uシリーズ(以上、信越化学工業株式会社製)、αGELシリーズ(株式会社タイカ製)などが挙げられるが、これに限るものではない。シリコーンゴムの形状は、平面状や立体状など、適宜選択可能であり、表面に各種の凹凸を付けても良い。
【0010】
PETフィルムはエチレングリコールとテレフタル酸の重縮合反応で得られる熱可塑性樹脂フィルムであり、分子が直鎖場であるため、分子の配列により、柔軟性に富み、強度、耐熱性、ガスバリア性に優れたフィルムを製造できる。そのため、シリコーンゴムを覆ったPETフィルムは、シリコーンゴムの弾力性を阻害することがなく、シリコーンゴムが荷重や振動を受けて変形しても破損せず、比較的高温環境下でも使用でき、シリコーンゴムから揮散する未架橋のオルガノポリシロキサンを透過しない。市販の製品としては、東洋紡エステルフィルム、エスペットフィルム(以上、東洋紡績株式会社製)、ダイアホイル(三菱ケミカル株式会社製)、PET-KE(フタムラ化学株式会社製)、A-PET(ミネロン化成工業株式会社製)、などが挙げられるが、これらに限るものではなく、フィルムの厚さは適宜選択可能である。
【実施例】
【】
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
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