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公開番号2024110710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015452
出願日2023-02-03
発明の名称誘電体材料および積層セラミック電子部品
出願人太陽誘電株式会社
代理人個人
主分類H01G 4/12 20060101AFI20240808BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 高誘電率および高抵抗率を実現することができる誘電体材料および積層セラミック電子部品を提供する。
【解決手段】 誘電体材料は、主成分、第1副成分、第2副成分、および第3副成分を含み、前記主成分は、チタン酸バリウムを含み、前記第1副成分は、前記誘電体材料におけるチタン100molに対して2mol以上10mol以下であって、前記誘電体材料におけるチタンおよびジルコニウムの和に対するバリウムのモル比が0.90より多く0.98未満となるようにジルコニウムを含み、前記第2副成分は、前記誘電体材料におけるチタン100molに対して0.5mol以上2mol以下のガドリニウムを含み、前記第3副成分は、前記誘電体材料におけるチタン100molに対して0.01mol以上2mol以下のマンガンを含む。
【選択図】 図1

特許請求の範囲【請求項1】
誘電体材料であり、
主成分、第1副成分、第2副成分、および第3副成分を含み、
前記主成分は、チタン酸バリウムを含み、
前記第1副成分は、前記誘電体材料におけるチタン100molに対して2mol以上10mol以下であって、前記誘電体材料におけるチタンおよびジルコニウムの和に対するバリウムのモル比が0.90より多く0.98未満となるようにジルコニウムを含み、
前記第2副成分は、前記誘電体材料におけるチタン100molに対して0.5mol以上2mol以下のガドリニウムを含み、
前記第3副成分は、前記誘電体材料におけるチタン100molに対して0.01mol以上2mol以下のマンガンを含む、誘電体材料。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
コア部および前記コア部を覆うシェル部を含む複数の結晶粒子を有し、前記コア部におけるジルコニウムおよびマンガンの合計の濃度は、前記シェル部におけるジルコニウムおよびマンガンの合計の濃度より低い、請求項1に記載の誘電体材料。
【請求項3】
ガドリニウム以外の希土類元素をガドリニウムよりも少なく含む、請求項1または請求項2に記載の誘電体材料。
【請求項4】
前記誘電体材料におけるチタン100molに対して0.5mol以下のバナジウムを含む第4副成分を含む、請求項1または請求項2に記載の誘電体材料。
【請求項5】
前記第4副成分は、前記誘電体材料におけるチタン100molに対して0.05mol以上0.2mol以下のバナジウムを含む、請求項4に記載の誘電体材料。
【請求項6】
前記第4副成分のバナジウムの価数は、5価である、請求項4に記載の誘電体材料。
【請求項7】
コア部および前記コア部を覆うシェル部を含む複数の結晶粒子を有し、前記コア部におけるジルコニウム、マンガン、およびバナジウムの合計の濃度は、前記シェル部におけるジルコニウム、マンガン、およびバナジウムの合計の濃度より低い、請求項4に記載の誘電体材料。
【請求項8】
前記複数の結晶粒子の粒界に、前記第3副成分および前記第4副成分を含む、請求項7に記載の誘電体材料。
【請求項9】
前記複数の結晶粒子の粒界多重点において、前記第3副成分および前記第4副成分を含む、請求項7に記載の誘電体材料。
【請求項10】
ケイ素を含む第5副成分をさらに含み、
前記複数の結晶粒子の粒界に、前記第5副成分を含む、請求項7に記載の誘電体材料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、誘電体材料および積層セラミック電子部品に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
携帯電話を代表とする高周波通信用システムにおいて、積層セラミックコンデンサなどの積層セラミック電子部品が用いられている(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-114751号公報
特開2021-190669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
積層セラミック電子部品では、高誘電率および高抵抗率を実現することができることが求められている。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、高誘電率および高抵抗率を実現することができる誘電体材料および積層セラミック電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る誘電体材料は、主成分、第1副成分、第2副成分、および第3副成分を含み、前記主成分は、チタン酸バリウムを含み、前記第1副成分は、前記誘電体材料におけるチタン100molに対して2mol以上10mol以下であって、前記誘電体材料におけるチタンおよびジルコニウムの和に対するバリウムのモル比が0.90より多く0.98未満となるようにジルコニウムを含み、前記第2副成分は、前記誘電体材料におけるチタン100molに対して0.5mol以上2mol以下のガドリニウムを含み、前記第3副成分は、前記誘電体材料におけるチタン100molに対して0.01mol以上2mol以下のマンガンを含む。
【0007】
上記誘電体材料において、コア部および前記コア部を覆うシェル部を含む複数の結晶粒子を有し、前記コア部におけるジルコニウムおよびマンガンの合計の濃度は、前記シェル部におけるジルコニウムおよびマンガンの合計の濃度より低くてもよい。
【0008】
上記誘電体材料は、ガドリニウム以外の希土類元素をガドリニウムよりも少なく含んでいてもよい。
【0009】
上記誘電体材料は、チタン100molに対して0.5mol以下のバナジウムを含む第4副成分を含んでいてもよい。
【0010】
上記誘電体材料において、前記第4副成分は、前記誘電体材料におけるチタン100molに対して0.05mol以上0.2mol以下のバナジウムを含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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