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公開番号2024107662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2023011701
出願日2023-01-30
発明の名称蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/103 20210101AFI20240802BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ケース本体の構造の複雑化を抑制しつつ、電極体をケース内に容易に配置できる蓄電セルを提供する。
【解決手段】本開示に基づく蓄電セル1は、電極体100と、電極体100を収容するセルケース200とを備えている。セルケース200は、上向きに開口する開口部211を有するケース本体210と、電極体100がケース本体210の内部に位置するように開口部211に固定された蓋220とを有している。電極体100は、蓋220に固定されている。ケース本体210は、開口部211の開口端からケース本体210の内部に向かって延びる片部216をさらに有している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
電極体と、
前記電極体を収容するセルケースとを備え、
前記セルケースは、上向きに開口する開口部を有するケース本体と、前記電極体が前記ケース本体の内部に位置するように前記開口部に固定された蓋とを有し、
前記電極体は、前記蓋に固定されており、
前記ケース本体は、前記開口部の開口端から前記ケース本体の内部に向かって延びる片部をさらに有する、蓄電セル。
続きを表示（約 79 文字）【請求項２】
前記片部の先端は、前記セルケースに収容された前記電極体を前記ケース本体の底壁側に向けて押圧している、請求項１に記載の蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
特開２０１６－１６２７５５号公報（特許文献１）には、蓄電セルとして二次電池が開示されている。当該二次電池は、正極（第１電極）と負極（第２電極）とを含み、巻き取られた電極アセンブリと、電極アセンブリが挿入される開口が形成されたケースと、ケースの開口に結合されたカバーと、第２電極と電気的に接続され、ケースの外側に突出した端子とを含む。電極アセンブリは、互いに反対方向を向く２つの前面と、前面を連結する２つの曲面とを含む。ケースは、第１側面を有する。第１側面には端子が設けられる。カバーは、前面に対向するように配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－１６２７５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示された蓄電装置においては、電極アセンブリ（電極体）を比較的大きな開口からケースに挿入できる。一方で、端子は、ケースのうち開口を封止するカバーと異なる第１側面に設けられる。このため、電極体をケースに容易にケース本体の構造が複雑化する。
【０００５】
本開示が上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ケース本体の構造の複雑化を抑制しつつ、電極体をケース内に容易に配置できる蓄電セルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示に基づく蓄電セルは、電極体と、電極体を収容するセルケースとを備えている。セルケースは、上向きに開口する開口部を有するケース本体と、電極体がケース本体の内部に位置するように開口部に固定された蓋とを有している。電極体は、蓋に固定されている。ケース本体は、開口部の開口端からケース本体の内部に向かって延びる片部をさらに有している。
【０００７】
本開示に基づく蓄電セルにおいては、蓋が固定される前の開口部から、ケース本体に電極体を挿入することができる。このとき、片部は、ガイドとして電極体をケース本体の内部に誘い込むことができる。このように、上記蓄電セルにおいては、片部を設けることで、ケース本体の構造の複雑化を抑制しつつ電極体をセルケース内に容易に配置できる。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、ケース本体の構造の複雑化を抑制しつつ、電極体をセルケース内に容易に配置できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の一実施形態における蓄電セルを概略的に示す斜視図である。
図１に示される蓄電セルの分解斜視図である。
図１に示される蓄電セルの断面図である。
図３の蓄電セルをＩＶ－ＩＶ線矢印方向に見た断面図である。
本開示の一実施形態における蓄電セルの変形例を示す断面図である。
正極部材の近傍の拡大断面図である。
負極部材の近傍の拡大断面図である。
ケース本体に挿入されている途中の電極体を示す断面図である。
他の方法でケース本体に挿入されている途中の電極体を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本開示の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
（【００１１】以降は省略されています）

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