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公開番号2024106529
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023010825
出願日2023-01-27
発明の名称蓄電セル
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/586 20210101AFI20240801BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ヒューズ部の再結合を阻害すること。
【解決手段】蓄電セルは、セルケースおよび電極体を含む。セルケースは、電極体を収納している。セルケースは、天壁、周壁および底壁を含む。天壁は、底壁と対向している。周壁は、天壁および底壁を接続している。天壁に、電極端子が設けられている。セルケース内において、電極端子と電極体とを電気的に接続する電流経路が形成されている。電流経路は、ヒューズ部を含む。蓄電セルは、熱膨張部材および熱収縮部材の少なくとも一方をさらに含む。熱膨張部材は、天壁と電極体との間に配置されている。熱収縮部材は、周壁および底壁の少なくとも一方と、電極体との間に配置されている。熱収縮部材は、電極体を支持している。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
セルケースおよび電極体を含み、
前記セルケースは、前記電極体を収納しており、
前記セルケースは、天壁、周壁および底壁を含み、
前記天壁は、前記底壁と対向しており、
前記周壁は、前記天壁および前記底壁を接続しており、
前記天壁に、電極端子が設けられており、
前記セルケース内において、前記電極端子と前記電極体とを電気的に接続する電流経路が形成されており、
前記電流経路は、ヒューズ部を含み、
熱膨張部材および熱収縮部材の少なくとも一方をさらに含み、
前記熱膨張部材は、前記天壁と前記電極体との間に配置されており、
前記熱収縮部材は、前記周壁および前記底壁の少なくとも一方と、前記電極体との間に配置されており、かつ前記電極体を支持している、
蓄電セル。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記熱膨張部材の膨張、および、前記熱収縮部材の収縮の少なくとも一方が、前記天壁と前記電極体との距離を拡張するように構成されている、
請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
前記電極体は、前記天壁から吊り下げられている、
請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項4】
前記電極体は、電極タブを含み、
前記電極タブに前記ヒューズ部が設けられている、
請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項5】
前記熱膨張部材および前記熱収縮部材の両方を含む、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の蓄電セル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特開2015-103521号公報(特許文献1)は、端子接合部と電極接合部との間に配置されたヒューズ部を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-103521号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
セルケース内にヒューズ部を設けることが提案されている。セルケース内の回路に過電流が流れた際、ヒューズ部が切断されることにより、回路が遮断され得る。しかしながら、回路の遮断後、蓄電セルに振動が加わる可能性もある。振動によってヒューズ部が再結合する可能性がある。すなわち、回路が復帰する可能性がある。ゆえに本開示の目的は、ヒューズ部の再結合を阻害することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、本開示の技術的構成および作用効果が説明される。ただし本明細書の作用メカニズムは推定を含む。作用メカニズムは、本開示の技術的範囲を限定しない。
【0006】
1.蓄電セルは、セルケースおよび電極体を含む。セルケースは、電極体を収納している。セルケースは、天壁、周壁および底壁を含む。天壁は、底壁と対向している。周壁は、天壁および底壁を接続している。
天壁に、電極端子が設けられている。セルケース内において、電極端子と電極体とを電気的に接続する電流経路が形成されている。電流経路は、ヒューズ部を含む。
蓄電セルは、熱膨張部材および熱収縮部材の少なくとも一方をさらに含む。熱膨張部材は、天壁と電極体との間に配置されている。熱収縮部材は、周壁および底壁の少なくとも一方と、電極体との間に配置されている。熱収縮部材は、電極体を支持している。
【0007】
本開示においては、セルケース内に、熱膨張部材が配置され得る。熱膨張部材は、正の熱膨張を示す。セルケース内に過電流が流れる時、セルケース内の温度が上昇し得る。熱膨張部材が膨張することにより、熱膨張部材が電極体を押圧し得る。これにより、ヒューズ部に外力が加わる。よって、ヒューズ部の切断が促進されることが期待される。さらに、膨張した熱膨張部材が電極体を拘束し得る。よって、振動時、切断されたヒューズ部同士が再接近することが阻害され得る。すなわち、ヒューズ部の再結合が阻害され得る。
【0008】
本開示においては、セルケース内に、熱収縮部材も配置され得る。熱収縮部材は、負の熱膨張を示す。熱収縮部材は、電極体を支持している。セルケース内に過電流が流れる時、セルケース内の温度が上昇し得る。熱収縮部材が収縮することにより、電極体が、熱収縮部材からの支持を失うことになる。電極体の自重の一部が、ヒューズ部に分配されることにより、ヒューズ部の切断が促進されることが期待される。さらに、電極体の自重が、電極体を拘束し得る。よって、振動時、切断されたヒューズ部同士が再接近することが阻害され得る。すなわち、ヒューズ部の再結合が阻害され得る。
【0009】
2.上記「1」に記載の蓄電セルは、例えば、熱膨張部材の膨張、および、熱収縮部材の収縮の少なくとも一方が、天壁と電極体との距離を拡張するように構成されていてもよい。
【0010】
例えば、天壁と電極体との距離が拡張することにより、遮断部の距離が拡張することが期待される。遮断部の距離が拡張することにより、ヒューズ部の再結合がいっそう阻害され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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