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公開番号2024106290
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-07
出願番号2023010569
出願日2023-01-26
発明の名称外用組成物
出願人ロート製薬株式会社
代理人
主分類A61K 8/73 20060101AFI20240731BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】熱感の抑制、乾燥感の抑制に優れ、良好な塗布性を有する外用組成物を提供する。
【解決手段】(A)紫外線防御剤、(B)重量平均分子量2万未満のヒアルロン酸又はその塩、(C)重量平均分子量2万以上のヒアルロン酸又はその塩、(D)ヒアルロン酸誘導体を含有する外用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)紫外線防御剤、(B)重量平均分子量2万未満のヒアルロン酸又はその塩、(C)重量平均分子量2万以上のヒアルロン酸又はその塩、(D)ヒアルロン酸誘導体を含有する外用組成物。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
(D)ヒアルロン酸誘導体が、アセチル化ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、加水分解ヒアルロン酸アルキル(炭素数12~13のアルキル基)グリセリル、架橋型ヒアルロン酸、カルボキシメチルヒアルロン酸、ヒアルロン酸プロピレングリコール、ヒアルロン酸ジメチルシラノール、及びそれらの塩からなる群から選択される1種以上である、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項3】
(D)ヒアルロン酸誘導体1質量部に対して、(A)紫外線防御剤を1~30000質量部含有する、請求項1又は2に記載の外用組成物。
【請求項4】
前記(B)成分及び前記(C)成分の含有量の総量1質量部に対して、前記(D)成分を0.0001~5000質量部含有する、請求項1又は2に記載の外用組成物。
【請求項5】
ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル及びポリエーテル変性シリコーンからなる群から選択される1種以上の(E)非イオン性界面活性剤を含有し、その含有量が2質量%以下である、請求項1に記載の外用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外用組成物に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
日常生活の様々な場面において紫外線などの人体に有害な光線から人体を保護するために、外用組成物に紫外線防御剤を配合することが試みられてきた。紫外線による人体への悪影響を防御する効果や使用感等に優れた外用組成物の実現には多くの困難があった。人体表面に塗布した外用組成物は、汗や衣服の擦れ等で人体表面から失われやすく、1日を通して紫外線を防御するために使用できる外用組成物が望まれている。
【0003】
高級アルコールと界面活性剤の総量及び配合比率を特定範囲内にし、紫外線防御効果と良好な使用感を達成できる試みがなされているが(特許文献1)、高級アルコールが多いと塗布の延びやべたつきが生じて不十分であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-189281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、熱感の抑制、乾燥感の抑制に優れ、良好な塗布性を有する外用組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、(A)紫外線防御剤、(B)重量平均分子量2万未満のヒアルロン酸又はその塩、(C)重量平均分子量2万以上のヒアルロン酸又はその塩、(D)ヒアルロン酸誘導体を含有する外用組成物は、熱感を抑制し、乾燥感を抑制し、良好な塗布性を発揮できることを見出した。
【0007】
本発明は、上記知見に基づき完成されたものであり、下記の外用組成物を提供する。
【0008】
すなわち、本発明は、
[1](A)紫外線防御剤、(B)重量平均分子量2万未満のヒアルロン酸又はその塩、(C)重量平均分子量2万以上のヒアルロン酸又はその塩、(D)ヒアルロン酸誘導体を含有する外用組成物;
[2](A)紫外線防御剤が、紫外線吸収剤及び紫外線散乱剤からなる群から選択される1種以上である、[1]に記載の外用組成物;
[3](B)重量平均分子量2万未満のヒアルロン酸又はその塩の含有量が、外用組成物の総量を基準として、0.0001~0.8質量%である、[1]又は[2]に記載の外用組成物;
[4](C)重量平均分子量2万以上のヒアルロン酸又はその塩の含有量が、外用組成物の総量を基準として、0.001~1質量%である、[1]~[3]に記載の外用組成物;
[5](D)ヒアルロン酸誘導体の含有量が、外用組成物の総量を基準として、0.00001~0.3質量%である、[1]~[4]に記載の外用組成物;
[6](D)ヒアルロン酸誘導体1質量部に対して、(A)紫外線防御剤を1~30000質量部含有する、[1]~[5]に記載の外用組成物;
[7](D)ヒアルロン酸誘導体が、アセチル化ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、加水分解ヒアルロン酸アルキル(炭素数12~13のアルキル基)グリセリル、架橋型ヒアルロン酸、カルボキシメチルヒアルロン酸、ヒアルロン酸プロピレングリコール、ヒアルロン酸ジメチルシラノール、及びそれらの塩からなる群から選択される1種以上である、[1]~[6]に記載の外用組成物;
[8](B)成分及び(C)成分の含有量の総量1質量部に対して、(D)成分を0.0001~5000質量部含有する、[1]~[7]に記載の外用組成物;
[9](E)非イオン性界面活性剤を含有する、[1]~[8]に記載の外用組成物;
[10](E)非イオン性界面活性剤が、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル及びポリエーテル変性シリコーンからなる群から選択される1種以上である、[9]に記載の外用組成物;
[11](E)非イオン性界面活性剤の含有量が、2質量%以下である、[9]~[10]に記載の外用組成物;
[12]水中油型である、[1]~[11]に記載の外用組成物;
[13][1]~[12]に記載の外用組成物からなる、熱感抑制剤。;
[14][1]~[12]に記載の外用組成物からなる、乾燥感抑制剤。;
[15][1]~[12]に記載の外用組成物からなる、塗布性向上剤。;
[16](A)紫外線防御剤を含有する外用組成物に、(B)重量平均分子量2万未満のヒアルロン酸又はその塩、(C)重量平均分子量2万以上のヒアルロン酸又はその塩、(D)ヒアルロン酸誘導体を配合する、前記外用組成物の塗布性向上方法。;
等を提供するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の外用組成物は、(A)紫外線防御剤、(B)重量平均分子量2万未満のヒアルロン酸又はその塩、(C)重量平均分子量2万以上のヒアルロン酸又はその塩、(D)ヒアルロン酸誘導体を含有するため、熱感を抑制し、乾燥感を抑制し、塗布性に優れる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。本明細書において、「塩」とは、医薬上、薬理学的に又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。具体的には、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、典型金属塩等の無機塩基との塩、有機塩基との塩等の塩基性塩がある。「塩」には、塩の溶媒和物及び水和物が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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