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公開番号2024105202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2024007869
出願日2024-01-23
発明の名称没食子酸を有効成分とする花粉症状抑制用組成物
出願人株式会社明治
代理人個人,個人
主分類A61K 31/235 20060101AFI20240730BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の課題は、花粉による症状を抑制する新規な組成物を提供することである。
【解決手段】本発明に係る花粉症状抑制用組成物は、抗ヒスタミン活性をほとんど有さない没食子酸を有効成分とする。この花粉症状抑制用組成物を対象(例えば、ヒト)に摂取させることによって、花粉による症状が抑制される。また、上述の花粉症状抑制用組成物は、没食子酸の摂取量として一日あたり1mg以上20mg以下の範囲内で対象に摂取させることが好ましい。また、上述の花粉症状抑制用組成物は、8週間以上継続して対象に摂取させることが好ましい。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
没食子酸を有効成分とする花粉症状抑制用組成物。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記没食子酸の摂取量として一日当たり1mg以上20mg以下の範囲内で対象に摂取させることにより花粉による症状を抑制する、請求項1に記載の花粉症状抑制用組成物。
【請求項3】
前記没食子酸の摂取量として一日当たり1mg以上20mg以下の範囲内で8週間以上継続して対象に摂取させることにより花粉による症状を抑制する、請求項1に記載の花粉症状抑制用組成物。
【請求項4】
前記対象は、ヒトである、請求項2または3に記載の花粉症状抑制用組成物。
【請求項5】
前記対象は、花粉による症状を有するヒトである、請求項4に記載の花粉症状抑制用組成物。
【請求項6】
前記花粉が、ヒノキ科植物の花粉である、請求項1に記載の花粉症状抑制用組成物。
【請求項7】
前記花粉が、スギ花粉である、請求項6に記載の花粉症状抑制用組成物。
【請求項8】
前記花粉による症状が、鼻に対する症状である、請求項1に記載の花粉症状抑制用組成物。
【請求項9】
前記鼻に対する症状が、水様性鼻漏、鼻づまり、および鼻のかゆみから成る群より選択される少なくとも一種の症状である、請求項8に記載の花粉症状抑制用組成物。
【請求項10】
前記花粉による症状が、目に対する症状である、請求項1に記載の花粉症状抑制用組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、没食子酸を有効成分とする花粉症状抑制用組成物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
今日では、スギ花粉症は有病率の高さと症状(目鼻の不快感等)の激しさから国民病とも言われている。2019年に実施された全国疫学調査によると、花粉症全体の有病率は42.5%、スギ花粉症の有病率は38.8%との調査結果(いずれも全国平均)が出ており、花粉症状による有病率は年々増加している。
【0003】
花粉による症状を抑える薬剤としては、抗ヒスタミン剤やステロイド剤など多数の医薬品が用いられている。特に、近年では、ヒスタミン遊離活性抑制作用を有する化合物に注目した研究が盛んに行われている。例えば、特開2001-278792号公報には、没食子酸エステル型のプロアントシアニジンを有効成分とする抗アレルギー剤が、ヒスタミン等の化学伝達物質の受容体に結合する系を経て、ヒスタミン等の化学伝達物質の遊離が抑制されることにより、抗アレルギー作用を示すことが示唆されている。
【0004】
しかし、前述のヒスタミン受容体にはいくつか種類があるため、特開2001-278792号公報に記載されている系では、前述の抗アレルギー剤とヒスタミンの受容体の結合が達成されず、抗アレルギー作用を発揮できない場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2001-278792号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、花粉による症状を抑制する新規な組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、抗ヒスタミン活性を有さない没食子酸が、花粉による症状の抑制作用を発揮することを見出した。また、本発明者らは、ヒトにおいて花粉による症状を抑制するための没食子酸の有効用量を見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、次の通りとなる。
(1)没食子酸を有効成分とする花粉症状抑制用組成物。なお、ここにいう「花粉」は、植物の花の雄しべから出る粉状の細胞のことをいい、特定のものに限定されない。また、ここにいう「組成物」には、流動食、サプリメントおよび食品添加剤等の製剤、飲食品(動植物そのものを除く。)ならびに飲食品組成物(加工された飲食品を含む。)等の動物(ヒトを含む)が摂取し得る物が含まれる。
【0009】
(2)没食子酸の摂取量として一日当たり1mg以上20mg以下の範囲内で対象に摂取させることにより花粉による症状を抑制する、(1)に記載の花粉症状抑制用組成物。なお、ここにいう「摂取」は、経口摂取、経皮接種などのように摂取経路は特に限定されず、体外から体内に成分を取り込む方法のことを指す。また、ここにいう「対象」は、ヒト等の霊長類を含む動物である。
【0010】
(3)没食子酸の摂取量として一日当たり1mg以上20mg以下の範囲内で8週間以上継続して対象に摂取させることにより花粉による症状を抑制する、(1)または(2)に記載の花粉症状抑制用組成物。
(【0011】以降は省略されています)

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