TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024104974
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-06
出願番号2023009446
出願日2023-01-25
発明の名称ブラケット取付装置および取付方法、ならびに搭載物の位置および姿勢の調整装置
出願人大成建設株式会社,株式会社アクティオ,巴機械工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F16M 11/20 20060101AFI20240730BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】クレーン等による揚重を用いることなく、また取付時のブラケットの位置や姿勢の調整作業の利便性にも優れる手段を提供すること。
【解決手段】構造物の所定箇所にブラケットを取り付けるためのブラケット取付装置であって、基部10、台座部20、および調整部30(昇降部31,スライド部32)を少なくとも具備する。各昇降部31および各スライド部32を個別に制御することで、基部10に対する台座部20の位置(座標)および姿勢(回転状態)を任意の態様に調整することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
構造物の所定箇所にブラケットを取り付けるためのブラケット取付装置であって、
基部と、
ブラケットを搭載する、台座部と、
前記基部に対する、前記台座部の位置および姿勢を調整可能な、調整部と、
を少なくとも具備したことを特徴とする、
ブラケット取付装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記調整部が、
前記基部と前記台座部との間に設けた、三つの昇降部を少なくとも有し、
各昇降部の昇降長を調整することで、前記台座部の位置および姿勢を調整可能としたことを特徴とする、
請求項1に記載のブラケット取付装置。
【請求項3】
前記調整部が、
前記基部と前記台座部との間に設けた、二つのスライド部をさらに有し、
各スライド部のスライド長を調整することで、前記台座部の位置および姿勢を調整可能としたことを特徴とする、
請求項2に記載のブラケット取付装置。
【請求項4】
前記基部と前記台座部との間に設けた、安定部と、を更に具備し、
前記安定部が、
筒部と、当該筒部に収容して摺動可能な軸部とを少なくとも有し、
前記軸部の上端に、前記台座部を枢支してあることを特徴とする、
請求項3に記載のブラケット取付装置。
【請求項5】
前記基部に、前記ブラケットの取付箇所周辺まで移動するための走行機構を設けてあることを特徴とする、
請求項4に記載のブラケット取付装置。
【請求項6】
請求項1乃至5に記載のブラケット取付装置を用いて、構造物の所定箇所にブラケットを取り付けるための方法であって、
ブラケットの取付箇所周辺へと前記ブラケット取付装置を移動させるためのレールを設置し、
前記ブラケット取付装置をブラケットの取付箇所周辺まで移動させ、
前記調整部でもって、前記台座部の位置および姿勢を調整しながら、ブラケットを構造物に取り付けることを特徴とする、
ブラケットの取付方法。
【請求項7】
搭載物の位置および姿勢を調整するための調整装置であって、
基部と、
搭載物を搭載する、台座部と、
前記基部に対する、前記台座部の位置および姿勢を調整可能な、調整部と、
を少なくとも具備したことを特徴とする、
搭載物の位置および姿勢の調整装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、橋梁等の構造物の所定位置にブラケットを取り付ける為に使用する、ブラケット取付装置および、このブラケット取付装置を用いたブラケットの取付方法等に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
橋梁工事において、ブラケットを取り付けるための装置として以下の特許文献1に記載の方法が知られている。
特許文献1では、ブラケットを吊り荷とする吊り天秤装置を用いて、ブラケットを搬送している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-84634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の吊り天秤装置を使用するには、クレーンによる揚重が必須であり、クレーンの使用が難しい現場条件での適用が困難だった。
【0005】
また、例えば、RC造の構造物にブラケットを取り付ける場合、ブラケットを取り付けるための取付具(ボルト等)を構造物側に新たに設けるにあたって、取付具がコンクリート内部の鉄筋と干渉しないように取付位置を調整する必要が生じる。その結果、設置箇所毎に取付具の位置がバラバラとなり、その結果各ブラケットに設ける取付孔の位置も個別に対応させた特注品を用意することになる。そのため、各ブラケットの取り付け作業時のブラケットの位置や姿勢の調整も個別に行う必要が生じ、従来の方法よりも柔軟に対応可能な手段の提供が求められていた。
【0006】
よって、本発明は、クレーン等による揚重を用いることなく、また取付時のブラケットの位置や姿勢の調整作業の利便性にも優れる手段の提供を目的の一つとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべくなされた本願発明は、構造物の所定箇所にブラケットを取り付けるためのブラケット取付装置であって、基部と、ブラケットを搭載する、台座部と、前記基部に対する、前記台座部の位置および姿勢を調整可能な、調整部と、を少なくとも具備したことを特徴とする。
また、本願発明は、前記調整部が、前記基部と前記台座部との間に設けた、三つの昇降部を少なくとも有し、各昇降部の昇降長を調整することで、前記台座部の位置および姿勢を調整可能に構成してもよい。
また、本願発明は、前記調整部が、前記基部と前記台座部との間に設けた、二つのスライド部をさらに有し、各スライド部のスライド長を調整することで、前記台座部の位置および姿勢を調整可能に構成してもよい。
また、本願発明は、前記基部と前記台座部との間に設けた、安定部と、を更に具備し、前記安定部が、筒部と、当該筒部に収容して摺動可能な軸部とを少なくとも有し、前記軸部の上端に、前記台座部を枢支してあるように構成してもよい。
また、本願発明は、前記基部に、前記ブラケットの取付箇所周辺まで移動するための走行機構を設けておいてもよい。
また、本願発明は、前記したブラケット取付装置を用いて、構造物の所定箇所にブラケットを取り付けるための方法であって、ブラケットの取付箇所周辺へと前記ブラケット取付装置を移動させるためのレールを設置し、前記ブラケット取付装置をブラケットの取付箇所周辺まで移動させ、前記調整部でもって、前記台座部の位置および姿勢を調整しながら、ブラケットを構造物に取り付けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、クレーン等によるブラケットの揚重を用いることなく、ブラケットの取付作業を行うことができ、また、取付時のブラケットの位置や姿勢の調整作業をより効率良く実施することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係るブラケット取付装置の概略斜視図。
昇降部による台座部の動き(1)を示すイメージ図。
昇降部による台座部の動き(2)を示すイメージ図。
基部、スライド部およびアーム部の関係を示す概略平面図。
スライド部による台座部の動き(1)を示すイメージ図。
スライド部によるアーム部の動き(1)を示す概略平面図。
スライド部による台座部の動き(2)を示すイメージ図。
スライド部によるアーム部の動き(2)を示す概略平面図。
本発明に係るブラケット取付装置の概略側面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

大成建設株式会社
制振装置
21日前
大成建設株式会社
窓システム
22日前
大成建設株式会社
補強用繊維
20日前
大成建設株式会社
木質耐火部材
23日前
大成建設株式会社
放射空調ダクト
22日前
大成建設株式会社
避難誘導システム
21日前
大成建設株式会社
座屈拘束ブレース
23日前
大成建設株式会社
削孔装填システムと削孔装填方法
今日
大成建設株式会社
壁面施工装置および壁面施工方法
23日前
大成建設株式会社
洗掘防止構造および杭の施工方法
27日前
大成建設株式会社
水処理用分離膜および水処理方法
16日前
リーフ株式会社
搬送アシスト装置
13日前
大成建設株式会社
仮設屋根および仮設屋根の使用方法
21日前
大成建設株式会社
コンクリート鋼管柱およびその構築方法
6日前
大成建設株式会社
掘進機の振動制御システムと振動制御方法
7日前
大成建設株式会社
針貫入試験システム、制御装置、及び針貫入試験方法
21日前
大成建設株式会社
マーカ粒子、振動試験方法、及びマーカ粒子の製造方法
24日前
大成建設株式会社
プレキャスト壁高欄およびプレキャスト壁高欄の接合構造
21日前
大成建設株式会社
プレキャスト壁高欄およびプレキャスト壁高欄の接合構造
21日前
株式会社コルラボ
情動判定システム及び情動判定プログラム
10日前
大成建設株式会社
場所打ちコンクリート杭および場所打ちコンクリート杭の施工方法
6日前
大成建設株式会社
床フレーム昇降システム、構造物の解体方法、および構造物の構築方法
21日前
大成建設株式会社
短繊維補強コンクリート部材の製造方法および短繊維補強コンクリート部材
24日前
個人
回転機構
4か月前
個人
回転伝達機構
1か月前
丸一株式会社
配管構造
3か月前
株式会社フジキン
配管
14日前
個人
弁装置
2か月前
個人
ネジの緩み止め装置
4か月前
個人
ロックナット
1か月前
個人
リンクプレート
2か月前
株式会社ニフコ
留め具
3か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
3か月前
株式会社フジキン
バルブ装置
4か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
2か月前
株式会社キッツ
管継手
2か月前
続きを見る