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公開番号
2024116679
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-28
出願番号
2023022417
出願日
2023-02-16
発明の名称
放射空調ダクト
出願人
大成建設株式会社
代理人
園田・小林弁理士法人
主分類
F24F
13/02 20060101AFI20240821BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】作業空間の照度を向上させるとともに、空調効率を向上させる。
【解決手段】放射空調ダクト3は、上部函体31と下部函体32とから構成されており、天井50に固定されている。上部函体31は、高断熱性で、軽量の段ボール部材から形成されている。下部函体32は、熱伝導率が高い金属製(アルミニウム製)から形成されており、その底面は、放射空調ダクト3内と室内との間で熱交換を行う放射パネル34として機能する。放射パネル34の表面は、照明器具(光源)60から照射される光を、所定の方向に、かつ所定の範囲に反射させる複数の反射面36を有する。複数の反射面36は、照明器具60から天井50側に照射された光(矢印B)を、所定の方向に、かつ所定の範囲に、例えば照明器具60の略直下の作業空間(机上面)に反射する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
空調ダクトからの空気を室内に吹き出す放射空調ダクトであって、
前記室内の天井に固定される上部函体と、
前記上部函体と結合され、金属板で成形され、底面を放射パネルとする下部函体と、
を備え、
前記放射パネルは、前記天井に配設された光源からの放射光を、所定の方向に、かつ所定の範囲に反射するように形成された複数の反射面を有する、
ことを特徴とする放射空調ダクト。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記複数の反射面は、前記放射パネルの表面に凹凸加工を施すことにより形成された複数の凸部から構成される、ことを特徴とする請求項1に記載の放射空調ダクト。
【請求項3】
前記複数の反射面は、前記放射パネルを、ジグザグ状に互い違いに繰り返す折板となるように折り曲げることによって形成される、ことを特徴とする請求項1に記載の放射空調ダクト。
【請求項4】
前記複数の反射面は、前記放射パネルを、凹凸が波状に連続して繰り返す波板となるように折り曲げることによって形成される、ことを特徴とする請求項1に記載の放射空調ダクト。
【請求項5】
前記複数の反射面は、前記光源の中心から周辺に向かって離れるに従って、前記光源に対して異なる角度を有する、ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の放射空調ダクト。
【請求項6】
前記上部函体は、紙製ボードである、ことを特徴とする請求項1に記載の放射空調ダクト。
【請求項7】
前記下部函体の側壁に前記空調ダクトからの空気を室内に吹き出す開口部を有し、
前記開口部から吹き出された空気を、室内に拡散させる送風機を更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載の放射空調ダクト。
【請求項8】
前記送風機の下方に配設されたエキスパンドメタルを更に備える、ことを特徴とする請求項7に記載の放射空調ダクト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、放射空調ダクトに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
オフィスなどの空調においては、室内をできるだけ均一な温度に保ちたいという要望がある。例えば、特許文献1には、天井面の温度を均一に調整することで、室温を調整する放射(輻射)空調設備が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6874960号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の放射(輻射)空調設備では、空調の省エネ性向上のみで、室内の照明に係る照明エネルギーの省エネ性の向上には積極的に寄与しないという問題がある。また、天井へ設置する放射空調ダクトには、室内側の函体に、熱放射率が高い平滑な金属面(放射パネル)を用いることが多い。このように、平滑な金属を用いた場合、塗装の反射により天井面の照明が映り込んで眩しさを感じたり、照明からの光が遠方に拡散して照明下の作業空間(机上)が比較的暗くなったりするという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、作業空間の照度を向上させるとともに、空調効率を向上させることができる放射空調ダクトを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の放射空調ダクトは、空調ダクトからの空気を室内に吹き出す放射空調ダクトであって、前記室内の天井に固定される上部函体と、前記上部函体と結合され、金属板で成形され、底面を放射パネルとする下部函体と、を備え、前記放射パネルは、前記天井に配設された光源からの放射光を、所定の方向に、かつ所定の範囲に反射するように形成された複数の反射面を有することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、放射空調ダクトの下部函体に、光源からの放射光を所定の方向に、かつ所定の範囲に反射するように形成された反射面を有するので、光源からの照明光を机上面等の特定方向に効果的に反射させることができ、更に天井面に配置したダクトが全体的に明るくなる効果により、照明の照度設定を下げることが可能となり、照明消費エネルギーを低減させることができる。
【0008】
本発明の一態様によれば、前記複数の反射面は、前記放射パネルの表面に凹凸加工を施すことにより形成された複数の凸部から構成される、ことを特徴とする。
この一態様によれば、反射面が、複数の凸部から構成されるので、それぞれの凸部の形状を適宜調整することによって、複数の反射面によって反射される照明光を所定の範囲に所望の照度分布となるように反射させることができる。また、放射パネルの表面積を大きくすることができ、放射パネルの熱交換率を向上させることができる。
【0009】
本発明の一態様によれば、前記複数の反射面は、前記放射パネルを、ジグザグ状に互い違いに繰り返す折板となるように折り曲げることによって形成される、ことを特徴とする。
この一態様によれば、反射面は、放射パネルを、ジグザグ状に互い違いに繰り返す折板となるように折り曲げることによって形成されるので、反射面を設けた下部函体を比較的容易に形成することができる。また、放射パネルの表面積を大きくすることができ、放射パネルの熱交換率を向上させることができる。
【0010】
本発明の一態様によれば、前記複数の反射面は、前記放射パネルを、凹凸が波状に連続して繰り返す波板となるように折り曲げることによって形成される、ことを特徴とする。
この一態様によれば、反射面が、放射パネルを、凹凸が波状に連続して繰り返す波板となるように折り曲げることによって形成されるので、波板からの反射によって、反射した領域の照度変化を滑らかにした所望の照度に調整することができる。また、放射パネルの表面積を大きくすることができ、放射パネルの熱交換率を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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