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公開番号
2024117092
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-29
出願番号
2023022971
出願日
2023-02-17
発明の名称
床フレーム昇降システム、構造物の解体方法、および構造物の構築方法
出願人
大成建設株式会社
代理人
個人
主分類
E04G
23/08 20060101AFI20240822BHJP(建築物)
要約
【課題】床面上に支持柱が存在しない場合であっても、建物の構築や解体を短工期で施工可能な、床フレーム昇降システムを提供すること。
【解決手段】建物解体システム2は、クレーン21を仮設柱90に沿って昇降させる。建物解体システム2は、屋上階の床面上に設置された仮設柱90と、クレーン21を支持するクレーン設置床20と、仮設柱90の上端部に係止された反力部材41と、反力部材41に取り付けられてクレーン設置床20を昇降させるストランドジャッキ43と、を備える。仮設柱90は、床面上に仮固定されたベース部91と、ベース部91から上方に延びて複数の山留め材である柱部材921、931を連結してなる第1柱部92および第2柱部93と、を備える。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
床フレームを仮設柱に沿って昇降させる床フレーム昇降システムであって、
床面上に設置された仮設柱と、
前記床フレームと、
前記仮設柱の上部に係止された反力部材と、
前記反力部材に取り付けられて前記床フレーム設置床を昇降させる昇降ジャッキと、を備え、
前記仮設柱は、前記床面上に仮固定されたベース部と、
前記ベース部から上方に延びて複数の形鋼を連結してなる柱部と、を備えることを特徴とする床フレーム昇降システム。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の床フレーム昇降システムを用いて構造物を解体する方法であって、
床面上に少なくとも4本の前記仮設柱を仮固定し、前記仮設柱の上端部に反力部材を取り付けるとともに、前記仮設柱に前記床フレームを仮支持させる第1工程と、
前記構造物を所定フロア分解体する第2工程と、
前記仮設柱による前記床フレームの仮支持を解除し、前記昇降ジャッキ装置により前記床フレームを前記仮設柱に沿って下降させて、その後、前記床フレームを前記仮設柱に再度仮支持させる第3工程と、
前記仮設柱の上部を撤去するとともに、前記反力部材を揚重して下方に盛り替える第4工程と、
前記第2工程から第4工程までを繰り返す第5工程と、を備えることを特徴とする構造物の解体方法。
【請求項3】
請求項1に記載の床フレーム昇降システムを用いて構造物を構築する方法であって、
床面上に少なくとも4本の前記仮設柱を仮固定し、前記仮設柱の上端部に反力部材を取り付けるとともに、前記仮設柱に前記床フレームを仮支持させる第1工程と、
前記構造物を所定フロア分構築する第2工程と、
前記仮設柱を上方に延長するとともに、前記反力部材を揚重して上方に盛り替える第3工程と、
前記仮設柱による前記床フレームの仮支持を解除し、前記昇降ジャッキ装置により前記床フレームを前記仮設柱に沿って上昇させて、前記床フレームを前記仮設柱に再度仮支持させる第4工程と、
前記第2工程から第4工程までを繰り返す第5工程と、を備えることを特徴とする構造物の構築方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、床フレーム昇降システム、この床フレーム昇降システムを用いた構造物の解体方法、および、床フレーム昇降システムを用いた構造物の構築方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、設備や躯体の老朽化を理由として、既存建物の解体が行われるが、この既存建物を解体する方法としては、以下のような方法がある。
例えば、特許文献1、2では、既存構造物を解体する解体システムが示されている。解体システムは、クレーンが設置されたクレーン設置床と、クレーン設置床を支持する既存柱である支持柱と、クレーン設置床を支持柱に沿って下降させる昇降装置と、を備える。既存構造物を解体する場合、昇降装置を駆動して、クレーン設置床を下降させて、支持柱に仮支持させることを繰り返しながら、既存構造物を上層から下層に向かって順に解体してゆく。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6508958号
特許6893136号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、床面上に支持柱が存在しない場合であっても、建物の構築や解体を短工期で施工可能な、床フレーム昇降システム、構造物の解体方法、および構造物の構築方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の発明の床フレーム昇降システム(例えば、後述の建物解体システム2、建物構築システム4)は、床フレーム(例えば、後述のクレーン設置床20)を仮設柱(例えば、後述の仮設柱90、90A)に沿って昇降させる床フレーム昇降システムであって、床面上に設置された仮設柱と、前記床フレームと、前記仮設柱の上端部に係止された反力部材(例えば、後述の反力部材41、41A)と、前記反力部材に取り付けられて前記床フレームを昇降させる昇降ジャッキ(例えば、後述のストランドジャッキ43)と、を備え、前記仮設柱は、前記床面上に仮固定されたベース部(例えば、後述のベース部91)と、前記ベース部から上方に延びて複数の形鋼(例えば、後述の柱部材921、931)を連結してなる柱部(例えば、後述の第1柱部92、第2柱部93)と、を備えることを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、床面上に仮設柱を仮固定し、この仮設柱に床フレームを支持させることで、例えば、建物の屋上階のように、床フレームを支持させる支持柱が存在しない場合であっても、床フレームシステムを設置して、建物の構築や解体を短工期で施工できる。
また、仮設柱の柱部を複数の形鋼を連結して構成したので、仮設柱を容易に解体して転用可能であり、施工コストを低減できる。
【0007】
第2の発明の構造物の解体方法は、上述の床フレーム昇降システム(例えば、後述の建物解体システム2)を用いて構造物(例えば、後述の既存建物1)を解体する方法であって、床面上に少なくとも4本の前記仮設柱を仮固定し、前記仮設柱の上端部に反力部材を取り付けるとともに、前記仮設柱に前記床フレームを仮支持させる第1工程(例えば、後述のステップS1)と、前記構造物を所定フロア分解体する第2工程(例えば、後述のステップS2)と、前記仮設柱による前記床フレームの仮支持を解除し、前記昇降ジャッキ装置により前記床フレームを前記仮設柱に沿って下降させて、その後、前記床フレームを前記仮設柱に再度仮支持させる第3工程(例えば、後述のステップS3~S5)と、前記仮設柱の上部を撤去するとともに、前記反力部材を揚重して下方に盛り替える第4工程(例えば、後述のステップS6)と、前記第2工程から第4工程までを繰り返す第5工程(例えば、後述のステップS7)と、を備えることを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、構造物を解体する際に、例えば屋上階の床面上に仮設柱を仮固定し、例えばクレーンが設置された床フレームをこの仮設柱に仮支持させて、クレーンで構造物を解体しながら、床フレームを仮設柱に沿って下降させる。よって、床面上に床フレーム昇降システムを設置して、建物を短工期で解体できる。
【0009】
第3の発明の構造物の構築方法は、上述の床フレーム昇降システム(例えば、後述の建物構築システム4)を用いて構造物(例えば、後述の建物3)を構築する方法であって、床面上に少なくとも4本の前記仮設柱を仮固定し、前記仮設柱の上端部に反力部材を取り付けるとともに、前記仮設柱に前記床フレームを仮支持させる第1工程(例えば、後述のステップS11)と、前記構造物を所定フロア分構築する第2工程(例えば、後述のステップS12)と、前記仮設柱を上方に延長するとともに、前記反力部材を揚重して上方に盛り替える第3工程(例えば、後述のステップS13)と、前記仮設柱による前記床フレームの仮支持を解除し、前記昇降ジャッキ装置により前記床フレームを前記仮設柱に沿って上昇させて、前記床フレームを前記仮設柱に再度仮支持させる第4工程(例えば、後述のステップS14~S16)と、前記第2工程から第4工程までを繰り返す第5工程(例えば、後述のステップS17)と、を備えることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、構造物を構築する際に、所定階の床面上に仮設柱を仮固定し、例えばクレーンが設置された床フレームをこの仮設柱に仮支持させて、クレーンで構造物を構築しながら、床フレームを仮設柱に沿って上昇させる。よって、床面上に床フレーム昇降システムを設置して、建物を短工期で構築できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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