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公開番号2024116673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-28
出願番号2023022408
出願日2023-02-16
発明の名称窓システム
出願人大成建設株式会社
代理人園田・小林弁理士法人
主分類E06B 5/00 20060101AFI20240821BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】効果的に断熱をコントロールすることができる窓システムを提供する。
【解決手段】建物3外部の外気に接する外窓5と、前記外窓5から室内7側に間隙kをあけて設けられた内窓9と、前記室内7の空気と前記室内7に取り入れられる外気とを熱交換する全熱交換器11と、を備え、前記室内7からの前記空気を前記間隙kに導入する導入口13と、導入された前記空気を前記建物3外部に排出する排出口15と、を更に備え、前記導入口13には、前記全熱交換器11により熱交換された余剰空気a4が導入される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建物外部の外気に接する外窓と、
前記外窓から室内側に間隙をあけて設けられた内窓と、
前記室内の空気と前記室内に取り入れられる外気とを熱交換する全熱交換器と、を備え、
前記室内からの前記空気を前記間隙に導入する導入口と、導入された前記空気を前記建物外部に排出する排出口と、を更に備え、
前記導入口には、前記全熱交換器により熱交換された余剰空気が導入される、窓システム。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記間隙には、前記導入口から前記排出口へと向かう空気流が形成され、
前記空気流の、前記室内側には、前記空気流と前記内窓とを遮断するように、ブラインドが設けられている、請求項1に記載の窓システム。
【請求項3】
建物外部の外気に接する外窓と、
前記外窓から室内側に間隙をあけて設けられた内窓と、
前記外窓と、前記内窓との間に設けられるブラインドと、を備え、
前記ブラインドは、複数のスラットを備え、当該複数のスラットの操作により一部の領域を開放状態とするとともに他の領域を閉塞状態とすることが可能であり、
前記内窓の周辺に位置し、前記ブラインドと前記内窓との間の空間に、前記室内の余剰空気を導入する導入口と、前記外窓の周辺に位置し、前記ブラインドと前記外窓との間の空間から、導入された前記余剰空気を前記建物外部に排出する排出口と、を更に備え、
前記導入口と前記排出口は、前記ブラインドの前記他の領域側に、前記室内と前記建物外部を結ぶ方向で互いに反対側の位置に設けられている、窓システム。
【請求項4】
前記スラットは、パンチングスラットである、請求項3に記載の窓システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、窓システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
既存建物等で窓の断熱性能が低い建物において、窓からの熱損失が大きく空調エネルギーが大きくなるという課題がある。また、窓際は、外気の影響を受け易く、冬は寒く、夏は暑くなるという課題がある。
【0003】
特許文献1には、ダイナミックインシュレーションシステムの二重窓システムが開示されている。この文献には、二重窓の窓間の空間に外気を通過させて建物内部に取り込むことによって、窓の結露を防止し熱回収をしながら断熱を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-223102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の発明では、二重窓の窓間の空間に通過させられるのは外気であるため、当該空間の温度は、外気の温度に近くなる。このため、建物内部の空気は、内側の窓を介して、この外気の温度を有する空気と接することになる。したがって、建物内部の空間の空気は、二重窓の窓間の空間に通過させられる空気の影響を受けて、冷却、加熱されやすくなる。
このように、特許文献1の構成においては、建物内部の空間の温度は外気の温度の影響を受けやすくなる。したがって、建物内部の空間に関し、外気からの断熱をコントロールすることが容易ではない。
【0006】
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、効果的に断熱をコントロールすることができる窓システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明の窓システムは、建物外部の外気に接する外窓と、前記外窓から室内側に間隙をあけて設けられた内窓と、前記室内の空気と前記室内に取り入れられる外気とを熱交換する全熱交換器と、を備え、前記室内からの前記空気を前記間隙に導入する導入口と、導入された前記空気を前記建物外部に排出する排出口と、を更に備え、前記導入口には、前記全熱交換器により熱交換された余剰空気が導入される。
【0008】
上記のような構成によれば、窓システムは、建物外部の外気に接する外窓と、外窓から室内側に間隙をあけて設けられた内窓と、を備えている。このように、建物外部の外気と、室内とは、間隙をあけて設けられているため、建物外部の外気の温度は、室内の空気には、伝達しにくい。
ここで、窓システムは、室内からの空気を上記の間隙に導入する導入口と、導入された空気を建物外部に排出される排出口と、を更に備え、導入口には、室内からの空気、特に全熱交換器により熱交換された余剰空気が導入される。上記の間隙内に導入された余剰空気は、排出口から建物外部に排出される。このような構成においては、室内の空気が内窓を介して接する、間隙内の空気の温度は、室内の空気の温度と近い状態となっているため、室内の空気が間隙内の空気によって冷却、加熱されることが抑制される。
また、建物外部から間隙内の空気へと、外窓を介して入射する外気熱や太陽熱が伝達したとしても、熱が伝達した間隙内の空気は排出口から建物外部に排出されるため、外気熱や太陽熱は、室内の空気に、伝達しにくい。
このようにして、効果的に、断熱をコントロールすることができる。
【0009】
本発明の一態様によれば、前記間隙には、前記導入口から前記排出口へと向かう空気流が形成され、前記空気流の、前記室内側には、前記空気流と前記内窓とを遮断するように、ブラインドが設けられている。
【0010】
上記のような構成によれば、間隙には、導入口から排出口へと向かう空気流と、内窓とを遮断するように、ブラインドが設けられている。このため、建物外部から間隙内の空気、特にブラインドの外窓側を流れる空気流に、建物外部から、外窓を介して入射する外気熱や太陽熱が伝達したとしても、熱が伝達した空気はブラインドによって内壁との間が遮断されているために、外気熱や太陽熱が、室内の空気に、より伝達しにくくなる。
(【0011】以降は省略されています)

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