TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024104361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2023008518
出願日2023-01-24
発明の名称作業空間形成設備、作業方法及び管理空間施設
出願人日揮株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04H 5/02 20060101AFI20240729BHJP(建築物)
要約【課題】管理空間に配置された作業対象に対して容易にアクセスする。
【解決手段】作業スペース設備3は、清浄空間20への進入と清浄空間20からの退出とが可能である可動壁33と、作業スペース30を清浄空間20から隔てた状態を維持したまま、可動壁33の清浄空間20への進入に伴って伸長し、且つ、可動壁33の清浄空間20からの退出に伴って収縮する画成シート34と、を備える。作業スペース設備3は、可動壁33が清浄空間20から退出して、作業スペース30Aを画成する収納形態T1と、可動壁33が清浄空間20へ進入して、作業スペース30Aよりも広い作業スペース30Bを画成する拡張形態T2と、を相互に切り替える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部圧力が管理されている管理空間に配置された作業対象に関する作業を行うための作業空間を形成する作業空間形成設備であって、
前記作業対象に面する作業部位が設けられると共に、前記管理空間への進入と前記管理空間からの退出とが可能である可動壁と、
第1の縁部が前記可動壁に連結されると共に第2の縁部が前記管理空間を画成する管理空間壁面に連結されることにより、前記作業空間を前記管理空間から隔てた状態を維持したまま、前記可動壁の前記管理空間への進入に伴って伸長し、且つ、前記可動壁の前記管理空間からの退出に伴って収縮する画成シートと、を備え、
前記可動壁が前記管理空間から退出して、第1の作業空間を画成する第1の形態と、
前記可動壁が前記管理空間へ進入して、前記第1の作業空間よりも広い第2の作業空間を画成する第2の形態と、を相互に切り替える、作業空間形成設備。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記管理空間を画成する管理空間床面を前記可動壁の移動に伴って移動可能であり、前記作業空間に面する立ち入り面を有する可動床をさらに備える、請求項1に記載の作業空間形成設備。
【請求項3】
前記作業空間に設けられる固定床をさらに備え、
前記可動壁は、前記固定床の先端部から前記管理空間に向かって進入する、請求項2に記載の作業空間形成設備。
【請求項4】
前記画成シートは、前記管理空間に露出する画成シート外面と、前記作業空間に露出する画成シート内面と、を有すると共に、山部と谷部とが交互に形成された波形状であり、
前記画成シートは、前記第1の形態であるときの前記山部と谷部との距離が第1の距離であり、前記第2の形態であるときの前記山部と谷部との距離が第2の距離であり、
前記第2の距離は、前記第1の距離より小さい、請求項1に記載の作業空間形成設備。
【請求項5】
前記作業部位には、前記可動壁において前記管理空間に面する可動壁外面から前記管理空間へ突出し、前記作業空間を前記管理空間から隔てた状態を維持したまま前記作業対象に接触可能なグローブが設けられている、請求項1に記載の作業空間形成設備。
【請求項6】
前記可動壁の移動を開始させるための開始制御指令を出力する第1制御部と、
前記管理空間の内部圧力を制御するための圧力制御指令を出力する第2制御部と、をさらに備え、
前記第1制御部は、前記開始制御指令を出力する前に、前記開始制御指令を出力することを予告する予告指令を前記第2制御部に出力し、
前記第2制御部は、前記予告指令に応じて前記圧力制御指令の内容を変更する、請求項1に記載の作業空間形成設備。
【請求項7】
前記可動壁の移動を開始させるための開始制御指令を出力する第1制御部と、
前記管理空間の内部圧力を制御するための圧力制御指令を出力する第2制御部と、をさらに備え、
前記第2制御部は、前記管理空間の内部圧力を示す情報を取得し、前記管理空間の内部圧力を示す情報に応じて前記可動壁の移動を停止又は前記可動壁の移動の再開を要求する要求指令を前記第1制御部に出力する、請求項1に記載の作業空間形成設備。
【請求項8】
内部圧力が管理されている管理空間に配置された作業対象に関する作業を行う作業方法であって、
前記管理空間を形成する管理空間形成設備に設けられ、前記作業対象に関する作業を行うための作業空間を形成する作業空間形成設備を操作して、前記作業空間を拡張するステップと、
拡張された前記作業空間において、作業部位を介して前記作業対象に対して所定の作業を行うステップと、を有し、
前記作業空間形成設備は、
前記作業対象に面する前記作業部位が設けられると共に、前記管理空間への進入と前記管理空間からの退出とが可能である可動壁と、
第1の縁部が前記可動壁に連結されると共に第2の縁部が前記管理空間を画成する管理空間壁面に連結されることにより、前記作業空間を前記管理空間から隔てた状態を維持したまま、前記可動壁の前記管理空間への進入に伴って伸長し、且つ、前記可動壁の前記管理空間からの退出に伴って収縮する画成シートと、を有し、
前記作業空間を拡張するステップでは、前記可動壁が前記管理空間から退出して、第1の作業空間を画成する第1の形態から、前記可動壁が前記管理空間へ進入して、前記第1の作業空間よりも広い第2の作業空間を画成する第2の形態へ切り替えることによって、前記作業空間を拡張する、作業方法。
【請求項9】
内部圧力が管理されると共に作業対象を収容するための管理空間を形成する管理空間形成設備と、
前記管理空間から隔てられた作業空間から前記作業対象に関する作業を行うための作業空間形成設備と、を備え、
前記作業空間形成設備は、
前記作業対象に面する作業部位が設けられると共に、前記管理空間への進入と前記管理空間からの退出とが可能である可動壁と、
第1の縁部が前記可動壁に連結されると共に第2の縁部が前記管理空間を画成する管理空間壁面に連結されることにより、前記作業空間を前記管理空間から隔てた状態を維持したまま、前記可動壁の前記管理空間への進入に伴って伸長し、且つ、前記可動壁の前記管理空間からの退出に伴って収縮する画成シートと、を備え、
前記可動壁が前記管理空間から退出して、第1の作業空間を画成する第1の形態と、
前記可動壁が前記管理空間へ進入して、前記第1の作業空間よりも広い第2の作業空間を画成する第2の形態と、を相互に切り替える、管理空間施設。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業空間形成設備、作業方法及び管理空間施設に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
内部圧力が管理された管理空間は、さまざまな用途で用いられる。例えば、内部圧力が大気圧よりも常に高くなるように管理された管理空間として、クリーンルームが挙げられる。また、内部圧力が大気圧よりも常に低くなるように管理された管理空間として、塗装ブースが挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-56757号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、クリーンルームに設置された装置に対して何らかの操作を行う場合には、作業者がクリーンルームに入室する。クリーンルームに作業者が入室するときには、クリーンルームの清浄度を維持するためのさまざまな事前準備が必要である。例えば、作業者は、防塵服を着用した上に、エアシャワーを浴びなければならない。このような入室の手間を省く技術として、特許文献1は、無菌室に立ち入ることなく、無菌室内の患者を診察することが可能なアクセスウォールを開示する。
【0005】
さらに、クリーンルームの運用には、クリーンルームそのものに関する設備に加えて、クリーンルームを運用するためのさまざまな付帯設備が必要になる。そのため、入室のための事前準備には手間を要するし、付帯設備の準備及び運用には相応のコストが発生する。
【0006】
従って、当該分野では、管理空間に配置された作業対象に対して容易にアクセスできる技術が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一形態は、[1]「内部圧力が管理されている管理空間に配置された作業対象に関する作業を行うための作業空間を形成する作業空間形成設備であって、前記作業対象に面する作業部位が設けられると共に、前記管理空間への進入と前記管理空間からの退出とが可能である可動壁と、第1の縁部が前記可動壁に連結されると共に第2の縁部が前記管理空間を画成する管理空間壁面に連結されることにより、前記作業空間を前記管理空間から隔てた状態を維持したまま、前記可動壁の前記管理空間への進入に伴って伸長し、且つ、前記可動壁の前記管理空間からの退出に伴って収縮する画成シートと、を備え、前記可動壁が前記管理空間から退出して、第1の作業空間を画成する第1の形態と、前記可動壁が前記管理空間へ進入して、前記第1の作業空間よりも広い第2の作業空間を画成する第2の形態と、を相互に切り替える、作業空間形成設備。」である。
【0008】
作業空間形成設備は、管理空間から隔てられた作業空間を形成する。この作業空間は、可動壁及び画成シートによって形成されている。その結果、作業空間を管理空間から隔てた状態を維持しながら作業部位を含む可動壁を作業対象に近づけることができる。従って、管理空間に立ち入ることなく、管理空間に配置された作業対象に対して管理空間から隔てられた作業空間からアクセスすることができる。
【0009】
本発明の一形態は、[2]「前記管理空間を画成する管理空間床面を前記可動壁の移動に伴って移動可能であり、前記作業空間に面する立ち入り面を有する可動床をさらに備える、上記[1]に記載の作業空間形成設備。」である。この構成によっても、管理空間に配置された作業対象に対して容易にアクセスすることができる。
【0010】
本発明の一形態は、[3]「前記作業空間に設けられる固定床をさらに備え、前記可動床及び前記可動壁は、前記固定床の先端部から前記管理空間に向かって進入する、上記[2]に記載の作業空間形成設備。」である。この構成によっても、管理空間に配置された作業対象に対して容易にアクセスすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

東邦瓦斯株式会社
二酸化炭素回収装置および二酸化炭素回収方法
18日前
個人
組立式墓石
3か月前
個人
店舗
3か月前
個人
塗装ユニット
5日前
個人
雪下ろし装置
3か月前
個人
テント補強構造
29日前
個人
軽トラ用テント
1か月前
個人
壁と柱の連結構造
3か月前
個人
外気流入防止装置
3か月前
個人
防護用浮上シート
1か月前
宗教法人常妙寺
墓石
13日前
積水樹脂株式会社
フェンス
21日前
セーレン株式会社
屋根下葺材
26日前
個人
屋根の雪下し装置
1か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
手すり
6日前
個人
通気性目隠し構造体
4か月前
三協立山株式会社
格子体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
2か月前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
鹿島建設株式会社
接合構造
1か月前
平岡織染株式会社
採光防音シート
3か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
ミサワホーム株式会社
住宅
1か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
アイジー工業株式会社
スターター
1か月前
和田装備株式会社
目地装置
2か月前
株式会社英知
建築物及び建築方法
2か月前
株式会社大林組
建物
3か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
鹿島建設株式会社
木製部材
3か月前
続きを見る