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公開番号2024104306
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-05
出願番号2023008428
出願日2023-01-24
発明の名称ヘッドアップディスプレイ装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類G02B 27/01 20060101AFI20240729BHJP(光学)
要約【課題】 観察者の頭部が素早く動く場合であっても表示器の映像光を視認可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】 視認者4の前方に配置される投影部材3に映像光Lを出射して、画像に係る虚像Vを視認させるヘッドアップディスプレイ装置10において、視認者4の右目に視認させる右目画像に係る右目用映像光を出射する右目用表示部11aと、視認者4の左目に視認させる左目画像に係る左目用映像光を出射する左目用表示部11bと、を有する表示部と、映像光Lを投影部材に向けて反射する光学部材12,13,14と、表示部11と光学部材12,13,14との間に、右目用映像光と左目用映像光とを入射し複数個の右目用映像光と左目用映像光とを出射する単一の光導波路17と、を有する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
視認者の前方に配置される投影部材に映像光を出射して、画像に係る虚像を視認させるヘッドアップディスプレイ装置において、
前記視認者の右目に視認させる右目画像に係る右目用映像光を出射する右目用表示部と、前記視認者の左目に視認させる左目画像に係る左目用映像光を出射する左目用表示部と、を有する表示部と、
前記映像光を前記投影部材に向けて反射する光学部材と、
前記表示部と前記光学部材との間に、前記右目用映像光と前記左目用映像光とを入射し複数個の前記右目用映像光と前記左目用映像光とを出射する単一の光導波路と、を有することを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記右目用映像光と前記左目用映像光は、前記光導波路の入射面の法線方向対し略左右対称に斜めに入射し、前記光導波路の内部において交差することを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項3】
前記右目用表示部と前記左目用表示部の並ぶ方向と略直交する方向において、前記光導波路は一方の端部が他方の端部よりも前記光学部材に近くなるように傾斜して配置されることを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項4】
前記光導波路と前記光学部材の間に配置され、前記映像光を透過すると共にそれ以外の映像光を遮光する遮光部材を有することを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項5】
前記右目及び前記左目の位置に関する視点情報を取得する視点情報取得部を有し、
前記光学部材は、前記視点情報に基づき前記画像が前記視認者の前記右目及び前記左目を通るように複数軸方向に回転駆動することを特徴とする請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来のヘッドアップディスプレイ装置は、例えば特許文献1に開示されるものがある。このヘッドアップディスプレイ装置は、車両に配置され、映像光を生成する表示器と、映像光を投射するHUD光学部材と、映像光を観察者の視点から虚像又は実像として観察できるように結像させるウインドシールドと、観察者の視点の位置を検出する視点検出部と、視点の位置に基づいてHUD光学部材の位置を制御する制御部と、から構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-529402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載のヘッドアップディスプレイ装置は、観察者の頭部が素早く動く場合、その視点に結像させる映像光の制御が遅れるため観察者が映像を視認することができないといった問題があった。
【0005】
本開示はこのような事情を考慮してなされたもので、観察者の頭部が素早く動く場合であっても表示器の映像光を視認可能なヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のヘッドアップディスプレイ装置は、視認者4の前方に配置される投影部材3に映像光Lを出射して、画像に係る虚像Vを視認させるヘッドアップディスプレイ装置10において、前記視認者4の右目に視認させる右目画像に係る右目用映像光を出射する右目用表示部11aと、前記視認者4の左目に視認させる左目画像に係る左目用映像光を出射する左目用表示部11bと、を有する表示部と、前記映像光Lを前記投影部材に向けて反射する光学部材12,13,14と、前記表示部11と前記光学部材12,13,14との間に、前記右目用映像光と前記左目用映像光とを入射し複数個の前記右目用映像光と前記左目用映像光とを出射する単一の光導波路17と、を有することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の第1の実施形態を示すヘッドアップディスプレイ装置の車両に搭載された概略的な構成図。
同上実施形態の表示器の概略的な構成図。
図1の矢視Zから見た表示器の配置を示す図。
本開示の第2の実施形態を示すヘッドアップディスプレイ装置の図1の矢視Zから見た表示器の配置を示す図。
本開示の第3の実施形態を示すヘッドアップディスプレイ装置の概略的な構成図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示のヘッドアップディスプレイ装置の実施形態を添付図面に基づいて説明する。本開示のヘッドアップディスプレイ装置は、例えば、自動車や二輪車等の車両や、船舶、農業機械、建設機械に搭載され得る。本実施形態においては、本開示のヘッドアップディスプレイ装置が自動車である車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置(以下、HUD(Head Up Display)という。)である例を適用して説明する。
【0009】
以下の説明において、「前」、「後」、「右」、「左」、「上」及び「下」は、図1乃至図5における定義「Fr.」、「Re.」、「R」、「L」、「To.」、及び「Bo.」に従う。尚、「前」は運転席に乗車した視認者の向く方向(車両の進行方向)を示す。
【0010】
(第1の実施形態)
HUD1は、図1に示すように、車両のステアリングホイール5の前方のインストルメントパネル内に搭載される。HUD1は、表示器(表示部)11と、結像鏡(光学部材、第1の光学部材)12と、回転反射鏡(光学部材、第2の光学部材)13と、凹面鏡(光学部材、第3の光学部材)14と、筐体16と、ウェーブガイド(光導波路)17と、マスク(遮光部材)18と、制御部15と、少なくとも有する。
(【0011】以降は省略されています)

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