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公開番号
2025000330
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023100131
出願日
2023-06-19
発明の名称
ヘッドアップディスプレイ装置、表示制御装置及び表示制御システム
出願人
日本精機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G09G
5/00 20060101AFI20241224BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】 視認者の高さ方向の目の位置が変化した場合であっても奥行きの表現力を弱めることなく画像間の前後関係の把握を容易にする。
【解決手段】 車両10前方に仮想的に設定された表示領域VAに1以上の虚像Vを前景に重畳して投影表示するヘッドアップディスプレイ装置(HUD装置100)であって、虚像Vを表示する表示部120と、表示部120に虚像Vを表示する制御を行う制御部160と、を有し、制御部160は、視認者14の高さ方向の目の位置(アイポイントEP)を基準に路面に平行な直線と、視認者14の高さ方向の目の位置と表示領域VAの中心とを結ぶ直線とがなす角度(俯角)が所定の閾値以下の場合に、虚像Vの表示態様を変化させて表示部120に表示する制御を行う。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
車両前方に仮想的に設定された表示領域に1以上の虚像を前景に重畳して投影表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記虚像を表示する表示部と、
前記表示部に前記虚像を表示する制御を行う制御部と、を有し、
前記制御部は、
視認者の高さ方向の目の位置を基準に路面に平行な直線と、前記視認者の高さ方向の目の位置と前記表示領域の中心とを結ぶ直線とがなす角度が所定の閾値以下の場合に、前記虚像の表示態様を変化させて前記表示部に表示する制御を行う、ヘッドアップディスプレイ装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記表示領域の縦方向成分を少なくとも含む方向に配置可能な前記虚像の総数を減らすことにより前記表示態様を変化させて前記表示部に表示する制御を行う、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記表示領域の内側又は外側に線遠近法における消失点を設定し、前記虚像が、前記消失点を通る走行車線を模した画像に遠近感を強調して生成されるパースペクティブ画像に沿うように視認者が視認できる所定の範囲に前記虚像を配置する制御を行う、請求項2記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項4】
前記制御部は、
更に、前記視認者に遠近感を知覚させる前記虚像の相対サイズを変更して前記表示部に表示する制御を行う、請求項2記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項5】
前記制御部は、
更に、前記虚像のサイズ、前記虚像の装飾、前記虚像の配置、の少なくとも一つを変更して前記表示部に表示する制御を行う、請求項2記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項6】
前記制御部は、
車両前方に仮想的に設定された表示領域の車両に近い側の端部を下端とし、遠い側の端部を上端とした場合に、前記視認者に前記上端が前記下端より奥側になって傾斜して視認されるように表示する制御を行う、請求項1乃至5のいずれか1項記載のヘッドアップディスプレイ装置。
【請求項7】
車両前方に仮想的に設定された表示領域に1以上の虚像を前景に重畳して投影表示するヘッドアップディスプレイ装置を制御する表示制御装置であって、
プロセッサは、視認者の高さ方向の目の位置を基準に路面に平行な直線と、前記視認者の高さ方向の目の位置と前記表示領域の中心とを結ぶ直線とがなす角度(以下では、俯角とも呼ぶ。)が所定の閾値以下の場合に、前記虚像の表示態様を変化させる、表示制御装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記表示領域の縦方向成分を少なくとも含む方向に配置可能な前記虚像の総数を減らすことにより前記表示態様を変化させる、請求項7記載の表示制御装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記表示領域の内側又は外側に線遠近法における消失点を設定し、前記虚像が、前記消失点を通る走行車線を模した画像に遠近感を強調して生成されるパースペクティブ画像に沿うように視認者が視認できる所定の範囲に前記虚像を配置する制御を行なう、請求項8記載の表示制御装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、
更に、前記視認者に遠近感を知覚させる前記虚像の相対サイズを変更する、請求項8記載の表示制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等の移動体で使用され、移動体の前景に仮想的な表示オブジェクトを重畳して視認させる、ヘッドアップディスプレイ装置等に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に、仮想的な表示オブジェクト(虚像)を利用して奥行き方向(車両の前後方向)における表現力を高め、視認者であるドライバ等に対して直観的な情報提示を可能にする、ヘッドアップディスプレイ装置(以下、単にHUD装置という)が記載されている。このHUD装置は、前景(車両の視認者から見た前進方向の実景)の空間内の奥行きや上下左右方向の所定の位置に虚像を配置し、路面等、現実の風景(前景)にその虚像を付加して表示する拡張現実(AR:Augmented Reality)を形成する。
【0003】
このようなHUD装置は、傾斜した結像面(表示領域)によって視認者に奥行を感じさせることができる。これによって、縦方向に配置された画像は異なる距離に配置されているように視認され、情報の切り分けが行いやすくなるという利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-051231号公報
【発明の概要】
【0005】
上述したHUD装置において、表示領域(結像面)の内側、又は外側に線遠近法における消失点を設定し、この消失点を通る走行車線を模した画像(虚像)に沿って、現在走行している道路の車速制限の標識、直近の道路の車速制限の標識画像(虚像)を配置し、視認者から見て路面に沿うようにこれら画像(虚像)が表示されるように制御するものが知られている。これにより、視認者は、これら画像(虚像)が路面に沿うように配置され、かつ、画像間の前後関係を把握することができる。
【0006】
ところで、車両前方に仮想的に設定される表示領域(結像面)に配置され投影表示される画像(虚像)は、視認者の高さ方向の目の位置が基準位置にあることを想定して表示される。このため、視認者の高さ方向の目の位置が変化した場合は、視認者から見た画像(虚像)の見え方が変化する。
【0007】
ここで、例えば、表示領域(結像面)の上端と下端との距離差が大きく離れている場合を想定する。上述した通り、画像(虚像)を縦方向に配置すると異なる距離にあるように視認されるが、例えば、視認者の高さ方向の目の位置を基準に走行車線を模した画像を表示し、その画像に沿って異なる距離に配置された複数で同じ意味を持つ画像を表示させた場合に、視認者の高さ方向の目の位置が基準位置より低いと、描画可能領域が制限(表示領域が狭くなる)され、表示領域(結像面)に配置される画像(虚像)の縦方向成分が短くなるため、奥行きの表現力が弱まる(視認者が奥行き感を知覚することが困難になる)。その結果、各画像(虚像)が視認者に異なる距離にあると視認されないことがあり、この場合、画像間の前後関係が正しく把握されず、結果的に表示内容を視認者に正しく伝達できない可能性がある。
【0008】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、視認者の高さ方向の目の位置が変化した場合であっても奥行きの表現力を弱めることなく画像間の前後関係の把握を容易にした、ヘッドアップディスプレイ装置、表示制御装置及び表示制御システムを提供することを目的とする。
【0009】
本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0010】
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
(【0011】以降は省略されています)
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