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公開番号
2024104213
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-02
出願番号
2023008328
出願日
2023-01-23
発明の名称
コイル装置
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
H01F
30/10 20060101AFI20240726BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】第1コイルと第2コイルとの間の結合度の調整が容易であり、小型のコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置1は、第1コイル10および第2コイル20と、第1コイル10および第2コイル20が設けられ、相互に組み合わされた複数のボビン30および40と、複数のボビン30および40に取り付けられたコア50aと、を有する。コア50aは、一対の外脚部52と、一対の外脚部52の間に位置する中脚部53と、外脚部52の一方と中脚部53との間に位置する突起54とを有する。第2コイル20は、中脚部53と突起54とを囲むように、第1コイル10とは異なる範囲に配置されている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
第1コイルおよび第2コイルと、
前記第1コイルおよび前記第2コイルが設けられ、相互に組み合わされた複数のボビンと、
複数の前記ボビンに取り付けられたコアと、を有し、
前記コアは、一対の外脚部と、一対の外脚部の間に位置する中脚部と、前記外脚部の一方と前記中脚部との間に位置する突起とを有し、
前記第2コイルは、前記中脚部と前記突起とを囲むように、前記第1コイルとは異なる範囲に配置されているコイル装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1コイルは、前記中脚部を囲むように配置されている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記突起の横断面積は、前記中脚部の横断面積よりも小さい請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項4】
複数の前記ボビンは、環状の第1ボビンと、前記第1ボビンに組み合わされる非環状の第2ボビンとを有し、
前記第2ボビンの延在方向の一端は、前記第1ボビンの周方向の第一位置に取り付けられており、
前記第2ボビンの延在方向の他端は、前記第1ボビンの周方向の第二位置に取り付けられている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記第2ボビンは、前記第1ボビンの周方向に沿って、C字状に湾曲している請求項4に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記第1コイルは、前記第1ボビンの外周面に設けられており、
前記第2コイルは、前記第1コイルの外周面に設けられる第1部分と、前記第2ボビンの外周面に設けられる第2部分とを有する請求項4に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記第1コイルを構成する第1ワイヤと前記第2コイルを構成する第2ワイヤとは、それぞれ絶縁被覆ワイヤである請求項6に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記第1ボビンの内側には、前記中脚部が配置されており、
前記第1ボビンと前記第2ボビンとの間の隙間には、前記突起が配置されている請求項4に記載のコイル装置。
【請求項9】
前記突起は、前記中脚部と一方の前記外脚部との間に位置する第1突起と、前記中脚部と他方の前記外脚部との間に位置する第2突起とを有し、
前記第2コイルは、前記中脚部と前記第1突起と前記第2突起とを囲むように、前記第1コイルとは異なる範囲に配置されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項10】
複数の前記ボビンは、環状の第1ボビンと、前記第1ボビンに組み合わされる非環状の第2ボビンと、前記第2ボビンとは異なる位置で、前記第1ボビンに組み合わされる非環状の第3ボビンとを有し、
前記第1ボビンの内側には、前記中脚部が配置されており、
前記第1ボビンと前記第2ボビンとの間の第1隙間には、前記第1突起が配置されており、
前記第1ボビンと前記第3ボビンとの間の第2隙間には、前記第2突起が配置されている請求項9に記載のコイル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、リーケージトランスとして用いられるコイル装置として、以下の二つのタイプのコイル装置が開示されている。第一のコイル装置は、第1コイルと、第1コイルの径方向の外側に配置された第2コイルとを有する。第二のコイル装置は、第1コイルと、第1コイルの巻軸方向の一方側に配置された第2コイルとを有する。
【0003】
第一のコイル装置および第二のコイル装置のいずれにおいても、第1コイルと第2コイルとの間の結合度を調整するためには、第1コイルと第2コイルとの間の距離を調整する必要がある。すなわち、第一のコイル装置では、第1コイルと第2コイルとの間の距離を径方向に調整する必要があり、第二のコイル装置では、第1コイルと第2コイルとの間の距離を巻軸方向に調整する必要がある。
【0004】
しかしながら、所望の結合度が得られるように、第1コイルと第2コイルとの間の距離を調整することは容易ではない。また、第一のコイル装置においては、第1コイルまたは第2コイルの径方向に沿って、コイル装置が大型化するおそれがあり、第二のコイル装置においては、第1コイルまたは第2コイルの巻軸方向に沿って、コイル装置が大型化するおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-158927号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、第1コイルと第2コイルとの間の結合度の調整が容易であり、小型のコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
第1コイルおよび第2コイルと、
前記第1コイルおよび前記第2コイルが設けられ、相互に組み合わされた複数のボビンと、
複数の前記ボビンに取り付けられたコアと、を有し、
前記コアは、一対の外脚部と、一対の外脚部の間に位置する中脚部と、前記外脚部の一方と前記中脚部との間に位置する突起とを有し、
前記第2コイルは、前記中脚部と前記突起とを囲むように、前記第1コイルとは異なる範囲に配置されている。
【0008】
本発明に係るコイル装置では、第2コイルは、中脚部と突起とを囲むように、第1コイルとは異なる範囲に配置されている。そのため、突起の位置、大きさあるいは形状等に基づいて、第1コイルと第2コイルとの間の漏れ磁束を調整することができる。これにより、第1コイルと第2コイルとの間の結合度を調整することができ、第1コイルと第2コイルとの間の結合度の調整が容易である。また、第1コイルと第2コイルとの間の距離を調整しなくても、第1コイルと第2コイルとの間の結合度を調整することができ、コイル装置の小型化を図ることができる。
【0009】
また、本発明に係るコイル装置は、相互に組み合わされた複数のボビンを有する。そのため、例えば、複数のボビンを分離した状態で、単一のボビンにワイヤを巻回することができ、ワイヤの巻回作業が容易である。
【0010】
前記第1コイルは、前記中脚部を囲むように配置されていてもよい。この場合、第1コイルおよび第2コイルのいずれも中脚部を囲むように配置されるため、第1コイルと第2コイルとの間の結合度を適度に確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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