TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024104157
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023008243
出願日2023-01-23
発明の名称現像剤補給容器
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類G03G 15/08 20060101AFI20240726BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】破損や変形を生じさせずに現像剤収容部とフランジ部とを分離可能な現像剤補給容器の提供。
【解決手段】フランジ部4は、第一フランジ4fと第二フランジ4gとを有する。第二フランジ4gは第一フランジ4fに対し現像剤収容部2の回転軸線方向に交差する方向に着脱可能に設けられ、第一フランジ4fと第二フランジ4gとは係合爪4h1により係合される。第一フランジ4fと第二フランジ4gが係合されている状態で、現像剤収容部2を接続するために、現像剤収容部2に溝部2jが形成され、第二フランジ4gに突設部4iが形成されている。突設部4iが溝部2jに係合して、現像剤収容部2はフランジ部4からの抜け止めが図られる。第二フランジ4gは、係合爪4h1による係合が解除されて第一フランジ4fから分離される。第一フランジ4fと第二フランジ4gとに分離された状態のときに、フランジ部4に対し現像剤収容部2が着脱され得る。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
回転する筒状の収容部であって、回転軸線方向の一端部側に開口が形成され、回転駆動力を受けて回転することにより内部に収容された現像剤が前記一端部側に向けて搬送される収容部と、
前記収容部の前記一端部側の周囲を覆うように配置され、且つ、前記収容部が相対回転可能に接続される接続部と、前記収容部の前記開口から供給される現像剤を排出するための排出口とを有する現像剤排出部と、を備え、
前記接続部は、前記収容部の前記回転軸線方向に交差する方向に関して互いに分離可能な第一分離部及び第二分離部と、前記第一分離部に対して前記第二分離部を着脱可能に係合する接続部側係合部と、を有し、
前記収容部は、前記接続部に覆われる前記一端部側の外周面に形成された第一係合部を有し、
前記第一分離部と前記第二分離部の少なくとも一方は、前記収容部の前記一端部側が前記接続部に覆われた状態で前記第一係合部と係合して、前記接続部の前記収容部に対する前記回転軸線方向の抜け止めを図る第二係合部を有する、
ことを特徴とする現像剤補給容器。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記第二分離部は、周方向長さが前記第一分離部の前記周方向長さよりも短く、
前記第二係合部は、前記第二分離部のみに形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容器。
【請求項3】
前記第一係合部は、凹状に形成され、
前記第二係合部は、凸状に形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤補給容器。
【請求項4】
前記接続部側係合部は、前記第一分離部と前記第二分離部の一方に設けられた可撓性を有する係合爪と、前記第一分離部と前記第二分離部の他方に設けられて前記係合爪を係合する係合孔とを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容器。
【請求項5】
前記接続部側係合部は、ネジと、前記第一分離部と前記第二分離部の一方に設けられて前記ネジの軸部が貫通する貫通孔と、前記第一分離部と前記第二分離部の他方に設けられて前記ネジを止めるネジ穴とを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの電子写真技術を利用した画像形成装置に用いて好適な現像剤補給容器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では微粉末の現像剤が用いられており、記録材への画像形成に伴い消費される現像剤を補給するために、画像形成装置本体に設けられた現像剤補給装置に補給用の現像剤を収容した現像剤補給容器が着脱可能に設けられている。現像剤補給容器は、現像剤を排出するための排出口が形成された現像剤排出部と、補給用の現像剤を収容した現像剤収容部とを有する(特許文献1)。現像剤補給容器は、現像剤排出部が非回転に、現像剤収容部が現像剤排出部に対し回転可能に、現像剤補給装置に装着されて、現像剤収容部の回転に伴い補給用の現像剤が排出口へと搬送される。
【0003】
ところで、最近では使用済みの現像剤補給容器の再利用が求められている。ただし、使用済みの現像剤補給容器は現像剤が残っていたり汚れていたりするので、現像剤補給容器を再利用するには分解して清掃する必要がある。そこで、従来では、現像剤収容部の開口した一端部が現像剤排出部内に侵入した状態で、現像剤排出部に設けられた係合爪に被係合部が引っ掛かることで、現像剤収容部が現像剤排出部から抜けないように、現像剤補給容器が組み立てられており、係合爪の引っ掛かりを解除することで現像剤収容部と現像剤排出部とに分離できるようにしている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6025631号公報
特許第5582385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来では、現像剤収容部と現像剤排出部とを分離する際に係合爪の引っ掛かりを解除するのに無理な力が掛かりやすく、現像剤収容部や現像剤排出部に破損や変形が生じてしまい、それらの再利用が難しくなる虞があった。
【0006】
本発明は上記点に鑑みてなされ、現像剤収容部と現像剤排出部とが分離可能に設けられた現像剤補給容器において、破損や変形を生じさせずに現像剤収容部と現像剤排出部とを分離可能な現像剤補給容器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る現像剤補給容器は、回転する筒状の収容部であって、回転軸線方向の一端部側に開口が形成され、回転駆動力を受けて回転することにより内部に収容された現像剤が前記一端部側に向けて搬送される収容部と、前記収容部の前記一端部側の周囲を覆うように配置され、且つ、前記収容部が相対回転可能に接続される接続部と、前記収容部の前記開口から供給される現像剤を排出するための排出口とを有する現像剤排出部と、を備え、前記接続部は、前記収容部の前記回転軸線方向に交差する方向に関して互いに分離可能な第一分離部及び第二分離部と、前記第一分離部に対して前記第二分離部を着脱可能に係合する接続部側係合部と、を有し、前記収容部は、前記接続部に覆われる前記一端部側の外周面に形成された第一係合部を有し、前記第一分離部と前記第二分離部の少なくとも一方は、前記収容部の前記一端部側が前記接続部に覆われた状態で前記第一係合部と係合して、前記接続部の前記収容部に対する前記回転軸線方向の抜け止めを図る第二係合部を有する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、現像剤収容部と現像剤排出部とが分離可能に設けられた現像剤補給容器において、破損や変形を生じさせずに現像剤収容部と現像剤排出部とを分離することが容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の現像剤補給容器を適用可能な画像形成装置を示す概略図。
(a)現像剤補給装置の部分断面図、(b)装着部の斜視図、(c)装着部の断面図。
現像剤補給容器と現像剤補給装置を示す拡大断面図。
現像剤補給工程を説明するフローチャート。
現像剤補給装置の変形例を示す拡大断面図。
(a)現像剤補給容器を示す斜視図、(b)排出口近傍の様子を示す部分拡大図。
(a)現像剤補給容器の部分断面斜視図、(b)ポンプ部が最大限伸張された状態を示す上面図、(c)ポンプ部が最大限収縮された状態を示す上面図。
現像剤補給容器のカム溝形状を示す展開図。
(a)係合された状態のフランジ部と現像剤収容部を示す斜視図、(b)分離された状態のフランジ部と現像剤収容部を示す斜視図。
(a)係合された状態のフランジ部と現像剤収容部を示す断面図、(b)突設部と溝部を拡大して示す断面図。
(a)第一フランジと第二フランジがネジによって締結される構成の一例を示す斜視図、(b)フランジ部を回転軸線方向から見た正面図、(c)ネジによる締結箇所を拡大して示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[画像形成装置]
以下、本実施形態について説明する。まず、本実施形態の現像剤補給容器を適用可能な画像形成装置について、図1を用いて説明する。図1に示す画像形成装置100は、まず原稿台ガラス102の上に置かれた原稿101を読み取って画像情報を取得する、あるいは装置本体に通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等の外部機器(不図示)から送信された画像情報を取得する。そして、取得した画像情報に応じた光像を光学部103の複数のミラーMとレンズLnにより、電子写真感光体(以下、感光体104)上に結像させることにより、感光体104に静電潜像が形成される。この静電潜像は、乾式の現像器(1成分現像器)201aにより現像剤としてのトナー(1成分磁性トナー)を用いて可視化される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
搬送装置
今日
キヤノン株式会社
記録装置
4日前
キヤノン株式会社
電子機器
今日
キヤノン株式会社
現像装置
3日前
キヤノン株式会社
撮像装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
光電変換装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
有機発光素子
4日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
顔料分散液の製造方法
3日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
素子、機器、光学機器
4日前
キヤノン株式会社
レンズ鏡筒及び撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
回路基板、画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置、電子機器
3日前
キヤノン株式会社
半導体集積回路及び機器
今日
キヤノン株式会社
眼科装置及びその制御方法
今日
キヤノン株式会社
眼科装置及びその制御方法
今日
キヤノン株式会社
画像形成装置とその制御方法
3日前
キヤノン株式会社
画像形成装置、画像読取装置
今日
キヤノン株式会社
画像読取装置、画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
記録装置及びシートの搬送方法
4日前
キヤノン株式会社
情報処理装置およびプログラム
今日
キヤノン株式会社
画像形成システム及び除電装置
6日前
キヤノン株式会社
情報処理装置およびその制御方法
今日
キヤノン株式会社
シート排出装置及び画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
クリーニング装置及び画像形成装置
4日前
キヤノン株式会社
測距装置、測距方法及びプログラム
4日前
キヤノン株式会社
シート給送装置、及び画像形成装置
今日
キヤノン株式会社
液体カートリッジのための収納容器
今日
続きを見る