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公開番号2024103798
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024092988,2020007831
出願日2024-06-07,2020-01-21
発明の名称ノズルを構成する中栓及び点眼剤容器
出願人藤森工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 47/18 20060101AFI20240725BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】点眼剤の収着(吸着、吸収)を抑制しつつ、容器本体との間に隙間が生じにくい中栓及びこれを備える点眼剤容器を提供する。
【解決手段】容器本体1の口部2に装着されてノズルを構成する中栓10であって、環状オレフィン共重合体(コポリマー)を含む層からなる接液部10aと、口部2に接する外周部に設けられた緩衝部15とを有し、緩衝部15は、環状オレフィン共重合体(コポリマー)を含まない材質からなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体の口部に装着されてノズルを構成する中栓であって、
環状オレフィン共重合体(コポリマー)を含む層からなる接液部と、前記口部に接する外周部に設けられた緩衝部とを有し、前記緩衝部は、環状オレフィン共重合体(コポリマー)を含まない材質からなることを特徴とする中栓。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記中栓は、前記口部の先端面に接触するフランジ部と、前記口部の内面に接触する脚部とを有し、前記緩衝部は、少なくとも前記脚部の外周面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の中栓。
【請求項3】
前記中栓の前記口部に接する外周部は、前記緩衝部を介して前記口部の内面に接する部分よりも前記容器本体の収容部に近い側に、前記接液部が直接前記口部の内面に接触する部分を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の中栓。
【請求項4】
前記環状オレフィン共重合体(コポリマー)を含む層が、COP(異なる環状オレフィン同士の共重合体)又はCOC(環状オレフィンと非環状オレフィンとの共重合体)の少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の中栓。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の中栓と、前記中栓が装着される口部を有する容器本体とを備えることを特徴とする点眼剤容器。
【請求項6】
前記容器本体は、少なくとも内容液に接する面に環状オレフィン共重合体(コポリマー)を含む層を有することを特徴とする請求項5に記載の点眼剤容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルを構成する中栓及びこれを備える点眼剤容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、点眼剤を収容した点眼剤容器としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の樹脂製容器が広く用いられている。特許文献1には、樹脂成形品からなる容器本体を備えた点眼剤容器を、所定の積層フィルムに密封包装することが記載されている。容器本体は、点眼剤の収容部と、収容部から突出したノズル部とを備え、ノズル部を目に向けて収容部を手指で押圧することにより、点眼剤容器から点眼剤を点眼することができるように構成されている。
【0003】
従来の点眼剤容器の構成樹脂において、ポリエチレン等は、安価であるが薬剤(有効成分等)が吸着しやすい欠点がある。包装袋等の包装容器において、内容成分の非吸着性に優れた樹脂として、環状オレフィン共重合体(コポリマー)が知られている(例えば、特許文献2、3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-107322号公報
国際公開第2003/043895号
国際公開第2004/080370号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
収容部における点眼剤の収着(吸着又は吸収)を抑制するには、点眼剤の有効成分を収着しにくい材料を採用する必要がある。しかし、本発明者らの検討によれば、環状オレフィン共重合体(コポリマー)を中栓に用いるとき、上述したPE、PP、PET等の樹脂に比べて環状オレフィン共重合体(コポリマー)が硬いため、中栓と容器本体との間に隙間が生じて、この隙間から水蒸気、薬剤等の漏出又は流入の課題を有することが判明した。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、点眼剤の収着(吸着、吸収)を抑制しつつ、容器本体との間に隙間が生じにくい中栓及びこれを備える点眼剤容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明は、容器本体の口部に装着されてノズルを構成する中栓であって、環状オレフィン共重合体(コポリマー)を含む層からなる接液部と、前記口部に接する外周部に設けられた緩衝部とを有することを特徴とする中栓を提供する。
【0008】
前記中栓は、前記口部の先端面に接触するフランジ部と、前記口部の内面に接触する脚部とを有し、前記緩衝部は、少なくとも前記脚部の外周面に設けられていてもよい。
前記中栓の前記口部に接する外周部は、前記緩衝部を介して前記口部の内面に接する部分よりも前記容器本体の収容部に近い側に、前記接液部が直接前記口部の内面に接触する部分を有してもよい。
前記緩衝部が、ポリエチレン樹脂、ゴム、エラストマーから選択される材料から構成されてもよい。
前記環状オレフィン共重合体(コポリマー)を含む層が、COP(異なる環状オレフィン同士の共重合体)又はCOC(環状オレフィンと非環状オレフィンとの共重合体)の少なくとも1種を含んでもよい。
【0009】
また、本発明は、前記中栓と、前記中栓が装着される口部を有する容器本体とを備えることを特徴とする点眼剤容器を提供する。
前記容器本体は、少なくとも内容液に接する面に環状オレフィン共重合体(コポリマー)を含む層を有してもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の中栓は、非収着性に優れた環状オレフィン共重合体(コポリマー)を含む層からなる接液部と、口部に接する外周部に設けられた緩衝部とを有することにより、点眼剤の収着(吸着、吸収)を抑制しつつ、容器本体との間の隙間を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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