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公開番号2024103524
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024080288,2023154211
出願日2024-05-16,2019-11-18
発明の名称画像形成装置およびその制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20240725BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】カバー閉状態でないと実施できない故障箇所の特定処理を迅速に開始する。
【解決手段】第1のタイプは、異常箇所にアクセスするためのカバーが開状態になると、異常箇所に関する故障診断のために動作する負荷部に対する電力供給が遮断されるタイプである。CPU212aは、今回発生した異常のタイプを判定し、カバー(前カバー125または右カバー126)が開状態である場合は、今回の異常のタイプが第1のタイプであれば、開いているカバーを閉じることを促すための報知処理を実行し、カバーが閉じられてから故障診断処理を開始する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置であって、
記録材に画像を形成する画像形成手段と、
開閉可能であり、前記画像形成装置の内部にアクセスするために開けられるカバーと、 前記カバーが閉状態になると一部の負荷部に対する電力供給を遮断する遮断手段と、
異常を検出する検出手段と、
前記カバーの開閉状態を取得する取得手段と、
前記検出手段により検出された異常のタイプを判定する判定手段と、
前記検出手段により異常が検出されたことに応じて、検出された異常の原因となる故障箇所を特定する故障診断を実行する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、異常が検出され且つ前記取得手段により前記カバーが開状態であることが取得された場合において、前記判定された異常のタイプが、前記カバーが開状態になると前記検出された異常の箇所に関する故障診断のために動作する負荷部に対する電力供給が前記遮断手段により遮断される第1のタイプであるときは、前記カバーを閉じる旨を報知すると共に前記カバーが閉状態となってから前記故障診断を開始することを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記制御手段は、異常が検出され且つ前記取得手段により前記カバーが開状態であることが取得された場合において、前記判定された異常のタイプが、前記カバーが開状態となっても前記検出された異常の箇所に関する故障診断のために動作する負荷部に対する電力供給が前記遮断手段により遮断されない第2のタイプであるときは、前記カバーを閉じる旨を報知することなく、前記カバーが開状態のままであっても前記故障診断を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御手段は、異常が検出され且つ前記取得手段により前記カバーが開状態であることが取得された場合において、前記判定された異常のタイプが、前記第2のタイプのうち、前記検出された異常の箇所に関する故障診断のために動作する負荷部に対してユーザが触れるおそれがある第3のタイプであるときは、前記カバーを閉じる旨を報知すると共に前記カバーが閉状態となってから前記故障診断を開始することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記検出された異常の箇所に応じた前記故障診断を実施することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1のタイプには、感光体に形成された静電潜像をトナー画像として現像する現像手段の異常が含まれることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第2のタイプには、モータで駆動される回転ファンの異常が含まれることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第3のタイプには、感光体に対する像担持体および転写ローラの当接状態を切り替えるための着脱ユニットの異常が含まれることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記故障診断により特定された故障箇所を報知することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項9】
記録材に画像を形成する画像形成手段と、開閉可能であり、画像形成装置の内部にアクセスするために開けられるカバーと、前記カバーが閉状態になると一部の負荷部に対する電力供給を遮断する遮断手段と、異常を検出する検出手段と、を有する画像形成装置の制御方法であって、
前記カバーの開閉状態を取得し、
前記検出手段により検出された異常のタイプを判定し、
前記検出手段により異常が検出されたことに応じて、検出された異常の原因となる故障箇所を特定する故障診断を実行し、
前記検出手段により異常が検出され且つ前記カバーが開状態であることが取得された場合において、前記判定された異常のタイプが、前記カバーが開状態になると前記検出された異常の箇所に関する故障診断のために動作する負荷部に対する電力供給が前記遮断手段により遮断される第1のタイプであるときは、前記カバーを閉じる旨を報知すると共に前記カバーが閉状態となってから前記故障診断を開始することを特徴とする画像形成装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、異常が発生した場合に異常の原因を特定する画像形成装置およびその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
複写機やプリンタ等の画像形成装置において、動作の異常を検出した場合には、画像形成装置は、エラーコードを表示したり、ネットワークを介してコールセンターへ送信したりすることで、異常の発生を報知する。例えば、図5に示すように、検出した異常に対応するエラーコードが表示される。異常原因となる故障箇所は、電源部、基板、メカ機構等、複数あり得る。そのため、サービスマンは、エラーコードに基づいて画像形成装置を修理する際に、現場にて、エラーコードに関連した構成部品の故障の有無を逐次確認することで故障箇所を特定することから、多大な時間を要する場合がある。そこで、特許文献1は、故障箇所が高圧電源であるか帯電ワイヤ等の負荷であるかを特定する方法を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-237046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、画像形成装置において発生する故障は多岐にわたっており、発生するエラーコードも多い。エラーコードに対応して、故障箇所の特定を行うために故障診断を実行する場合、モータや高圧等の負荷部を動作させる場合がある。この場合、負荷部を動作させることができないと故障診断を開始することができない。例えば、故障診断のために動作が必要な負荷部に電力が供給されない状態では、故障診断を開始することができない。
【0005】
例えば、インターロックスイッチが設けられているカバーが開いている状態では、カバーが開けられると一部の負荷部に対する電力供給が遮断される。そのため、カバーが開けられたときに電力供給が遮断されるような負荷部を動作させる必要がある故障診断を実行するためには、対象となるカバーを閉状態にする必要がある。
【0006】
本発明は、カバー閉状態でないと実施できない故障箇所の特定処理を迅速に開始することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明は、画像形成装置であって、記録材に画像を形成する画像形成手段と、開閉可能であり、前記画像形成装置の内部にアクセスするために開けられるカバーと、前記カバーが閉状態になると一部の負荷部に対する電力供給を遮断する遮断手段と、異常を検出する検出手段と、前記カバーの開閉状態を取得する取得手段と、前記検出手段により検出された異常のタイプを判定する判定手段と、前記検出手段により異常が検出されたことに応じて、検出された異常の原因となる故障箇所を特定する故障診断を実行する制御手段と、を有し、前記制御手段は、異常が検出され且つ前記取得手段により前記カバーが開状態であることが取得された場合において、前記判定された異常のタイプが、前記カバーが開状態になると前記検出された異常の箇所に関する故障診断のために動作する負荷部に対する電力供給が前記遮断手段により遮断される第1のタイプであるときは、前記カバーを閉じる旨を報知すると共に前記カバーが閉状態となってから前記故障診断を開始することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、カバー閉状態でないと実施できない故障箇所の特定処理を迅速に開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の概略断面図である。
画像形成装置の制御系統のブロック図である。
画像形成装置の制御回路図である。
ベルト着脱ユニットの模式図である。
タイプデータテーブルの例を示す図である。
異常発生時処理のフローチャートである。
報知画面の例を示す図である。
報知画面の例を示す図である。
電気故障診断テーブルの例を示す図である。
故障診断処理のフローチャートである。
故障診断処理のフローチャートである。
故障診断処理のフローチャートである。
電気故障診断処理のフローチャートである。
電気故障診断処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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