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公開番号2024103512
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024077905,2019180782
出願日2024-05-13,2019-09-30
発明の名称撮像装置
出願人株式会社ニコン
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 25/63 20230101AFI20240725BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像の画質低下を抑制可能な撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置は、光電変換部で生成された電荷に基づく信号を出力する複数の画素を有する撮像部と、前記複数の画素のうち補正対象となる画素に対して、前記撮像部への光を遮光した状態で第1の温度及び第1の期間において前記光電変換部で生成された電荷に基づく第1信号と前記第1の温度と前記第1の期間とに基づいて、前記撮像部への光が入射した状態で前記光電変換部で生成された電荷に基づく第2信号を補正する補正部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光電変換部で生成された電荷に基づく信号を出力する複数の画素を有する撮像部と、
前記複数の画素のうち補正対象となる画素に対して、前記撮像部への光を遮光した状態で第1の温度及び第1の期間において前記光電変換部で生成された電荷に基づく第1信号と前記第1の温度と前記第1の期間とに基づいて、前記撮像部への光が入射した状態で前記光電変換部で生成された電荷に基づく第2信号を補正する補正部と、
を備える撮像装置。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の撮像装置において、
前記補正部は、前記複数の画素のうち、前記第1信号の値が所定範囲内となる一部の画素を前記補正対象の画素として決定する撮像装置。
【請求項3】
請求項2に記載の撮像装置において、
前記第1信号は、前記第1の温度及び前記第1の期間において前記光電変換部で生成された電荷に基づいて、第1の感度において出力された信号であり、
前記第2信号は、第2の温度及び第2の期間において前記光電変換部で生成された電荷に基づいて、第2の感度において出力された信号であり、
前記補正部は、前記第1信号と前記第1の温度と前記第1の期間と前記第1の感度とに基づいて前記第2信号を補正する撮像装置。
【請求項4】
請求項3に記載の撮像装置において、
前記補正部は、前記複数の画素のうち、前記第1信号の値が前記所定範囲外となる一部の画素の信号を所定の値に置き換えるクリップ処理を行い、前記クリップ処理後の前記第1信号に基づいて、前記第2信号を補正する撮像装置。
【請求項5】
請求項4に記載の撮像装置において、
前記所定の値は0である撮像装置。
【請求項6】
請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記補正部は、前記第2の温度が所定温度以上、及び前記第2の期間が所定期間以上の少なくとも一方である場合、前記第2信号を補正する撮像装置。
【請求項7】
請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記補正部は、前記第1信号へ、前記第1の温度及び前記第2の温度と前記第1の期間及び前記第2の期間と前記第1の感度及び前記第2の感度とに基づく値を乗じた後の前記第1信号を前記第2信号から減算する撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、電子カメラにおいて長秒時撮影を行うと、画像データに固定パターンノイズおよびランダムノイズが現れる。これらのノイズを除去する装置として、特許文献1の装置が知られている。しかし、従来の装置では、これらのノイズを十分に除去することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-141583号公報
【発明の概要】
【0004】
本発明の第1の態様によると、撮像装置は、光電変換部で生成された電荷に基づく信号を出力する複数の画素を有する撮像部と、前記複数の画素のうち補正対象となる画素に対して、前記撮像部への光を遮光した状態で第1の温度及び第1の期間において前記光電変換部で生成された電荷に基づく第1信号と前記第1の温度と前記第1の期間とに基づいて、前記撮像部への光が入射した状態で前記光電変換部で生成された電荷に基づく第2信号を補正する補正部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0005】
第1の実施の形態に係る撮像装置の構成例を示す図である。
第1の実施の形態に係る撮像素子の一部の構成例を示す図である。
第1の実施の形態に係る撮像素子の各画素の暗電流のヒストグラムの一例を示す図である。
第1の実施の形態に係る撮像素子の各画素の画素信号のヒストグラムの一例を示す図である。
第1の実施の形態に係る撮像装置の動作例を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0006】
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る撮像装置の一例であるカメラ1の構成例を示す図である。カメラ1は、撮影光学系(結像光学系)2、撮像素子3、制御部4、メモリ5、表示部6、操作部7、及び温度検出部8を備える。撮影光学系2は、焦点調節レンズ(フォーカスレンズ)を含む複数のレンズ及び開口絞りを有し、撮像素子3に被写体像を結像する。なお、撮影光学系2は、カメラ1から着脱可能にしてもよい。
【0007】
撮像素子3は、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサ等の撮像素子である。撮像素子3は、撮影光学系2を通過した光束を受光し、撮影光学系2により形成される被写体像を撮像する。撮像素子3には、光電変換部を有する複数の画素が二次元状(行方向及び列方向)に配置される。光電変換部は、フォトダイオード(PD)によって構成される。
【0008】
画素には、入射した光のうち第1の波長域の光(赤(R)の光)を分光する特性を有するフィルタを有する画素(R画素)と、入射した光のうち第2の波長域の光(緑(G)の光)を分光する特性を有するフィルタを有する画素(G画素)と、入射した光のうち第3の波長域の光(青(B)の光)を分光する特性を有するフィルタを有する画素(B画素)とがある。R画素とG画素とB画素とは、ベイヤー配列に従って配置されている。撮像素子3は、受光した光を光電変換して信号(画素信号)を生成し、生成した信号を制御部4に出力する。
【0009】
メモリ5は、不揮発性の記憶媒体により構成される。メモリ5には、画像信号(画像データ)や制御プログラム等が記憶(記録)される。メモリ5へのデータの書き込みや、メモリ5からのデータの読み出しは、制御部4によって制御される。表示部6は、画像信号に基づく画像、シャッター速度や絞り値等の撮影に関する情報、及びメニュー画面等を表示する。操作部7は、レリーズボタン、電源スイッチ、各種モードを切り替えるためのスイッチなどの各種設定スイッチ等を含み、それぞれの操作に基づく信号を制御部4へ出力する。
【0010】
制御部4は、CPUやFPGA、ASIC等のプロセッサ、及びROMやRAM等のメモリにより構成され、制御プログラムに基づきカメラ1の各部を制御する。制御部4は、撮像素子3を制御する信号を撮像素子3に供給して、撮像素子3の動作を制御する。制御部4は、撮像素子3の光電変換部で電荷の蓄積が行われる期間(電荷蓄積期間)や、撮像素子3において画素信号を増幅する際のゲイン(増幅率)を制御する。制御部4は、静止画撮影や動画撮影を行う場合、表示部6に被写体のスルー画像(ライブビュー画像)を表示する場合に、撮像素子3に被写体像を撮像させて、各画素の画素信号を出力させる。制御部4は、各画素の画素信号を含む画像信号(画像データ)を、メモリ5に記憶させる。
(【0011】以降は省略されています)

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