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公開番号2024103504
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024076383,2022518827
出願日2024-05-09,2020-09-24
発明の名称粉末およびその粉末の使用による歯のクリーニングのためのプロセス
出願人フェルトン ホールディング ソシエテ アノニム,Ferton Holding SA
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/02 20060101AFI20240725BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、歯のクリーニングのために粉末噴射装置内で使用するための粉末に関連する。
【解決手段】前記粉末は、20μmから220μmの平均粒子サイズを有する顆粒を含み、前記顆粒は一次粒子及び結合剤を含む。前記一次粒子は、顆粒の平均粒子サイズよりも小さい平均粒子サイズを有する。本発明はまた、粉末の準備のためのプロセス及び歯のクリーニングのための粉末の使用にも関連する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
粉末吹付けによる歯の表面のクリーニングのために粉末噴射装置内で使用される粉末であって、20μmから220μmの平均粒子サイズを有する顆粒を含む粉末において、前記顆粒が一次粒子及び結合剤を含み、前記一次粒子は前記顆粒の平均粒子サイズよりも小さい平均粒子サイズを有することを特徴とする、粉末。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記顆粒の平均粒子サイズが、25μmから150μmであることを特徴とする、請求項1に記載の粉末。
【請求項3】
前記結合剤が、食物繊維、多糖、合成ポリマ、塩、糖類、アミノ酸、前記一次粒子の材料と同様の材料、又はそれらの混合物であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の粉末。
【請求項4】
前記結合剤が、セルロース、ヘミセルロース、メチルセルロース、セルロース誘導体、マルトデキストリン、コーンデキストリン、アラビアゴム、キサンタンガム、グアーゴム及びそれらの混合物から選択された材料から作製されることを特徴とする、請求項1から3のうちいずれか一項に記載の粉末。
【請求項5】
前記顆粒が、80~99.5重量%の前記粒子及び0.5~20重量%の前記結合剤を含むことを特徴とする、請求項1から4のうちいずれか一項に記載の粉末。
【請求項6】
前記一次粒子の平均粒子サイズが5μmから40μmであることを特徴とする、請求項1から5のうちいずれか一項に記載の粉末。
【請求項7】
前記顆粒が、粉末吹付けの間に破砕されて断片になることを特徴とする、請求項1から6のうちいずれか一項に記載の粉末。
【請求項8】
破砕後の前記粉末が、10μmから75μmの平均粒子サイズを有することを特徴とする、請求項7に記載の粉末。
【請求項9】
(1-(ノズル後のd
50
/0.5bar(0.05MPa)におけるd
50
))×100%によって規定される粉末噴射装置中のサイズ減少が少なくとも20%であることを特徴とする、請求項1から8のうちいずれか一項に記載の粉末。
【請求項10】
前記一次粒子が、有機塩、無機塩、糖類、アミノ酸、アルジトール、及びそれらの混合物からなるグループから選択された材料から作製されることを特徴とする、請求項1から9のうちいずれか一項に記載の粉末。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末の吹付けによって歯の表面をクリーニングするための粉末噴射装置内で使用するための粉末に関連する。本発明はさらに、粉末噴射装置を使用することによって歯をクリーニングするためのプロセスであって、粉末が歯の表面上に気体キャリア媒体と共に吹き付けられるプロセスに関連する。また本発明は、粉末吹付けによる歯の表面のクリーニングのための粉末噴射装置内での粉末の使用に関連する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
粉末噴射クリーニング又は空気研磨は、インプラント、ブラケット及び歯列矯正器具だけでなく全ての歯の表面及び歯の間の空間に届くとともにクリーニングできるため、特に効果的な歯科予防法である。
【0003】
粉末は、気体キャリア媒体、通常は空気と共に歯の表面上に吹き付けられ、それによって効率の良い歯の表面のクリーニングを達成する。さらに、又は気体キャリア媒体の代わりとして、液体キャリア媒体、例えば水も原理上は使用され得る。これは、粉末が十分に柔らかく、かつ粒子が十分に小さいならば、エナメル、象牙質及び柔らかい組織への損傷なく行われる。
【0004】
歯科クリーニング粉末は、例えば、特許文献1において説明されている。粉末は重炭酸ナトリウム、代わりに炭酸カルシウム又はグリシンの基礎粉末、及び抗微生物化合物又は歯の再石灰化に寄与する要素のような追加の活性成分を含む。
【0005】
粉末噴射装置内での使用のための別の粉末は、特許文献2において説明され、その粉末はアルジトール、具体的にはマンニトール及び/又はエリトリトールに基づいている。
粒子は、低刺激でありながら効果的な歯のクリーニングのために10μmから100μmの平均粒径、特に10μmから65μmの平均粒径を有するべきであることが特許文献3から知られている。約10μmから30μmのようなより小さな粒径は、歯肉縁下の歯の表面のクリーニングのために好ましい。歯肉縁上の歯の表面の歯のクリーニングのためには、より大きな粒径、具体的には約40μmから65μmが通常好ましい。明細書中に使用される時、粒径又は粒子サイズは通常、それぞれの粉末混合物の平均の粒径又は粒子サイズに言及するものである。
【0006】
小さな平均粒子サイズを有する粉末は、低刺激かつ効果的な歯のクリーニングを可能にするが、このような粉末はいくつかの問題の原因となる。第一に、例えば装置が充填される時、取り扱い中に高い粉塵発生が起こる。さらには、小さな平均粒子サイズを有する粉末は、それらが自由に流動する時又は圧縮されている時に、見掛け密度において大きな差異を示すため、高精度な装置充填がしばしば不可能である。それ故にクリーニング装置に最大レベルまで充填することは、低速の粉末圧縮によって粉末レベルが経時的に変化するため、困難である。見掛け密度の変化から生じる別の問題は、製造中にボトルに充填することが厄介であるとともに、最大レベルの変化により容量の半分のみでボトルを充填することが通常は必要とされることである。上記は、製造者だけでなく使用者にとっても取り扱いの困難さにつながる。反対に、これらの制約のないより大きな粒径を有する粉末は、それらが研磨しすぎるとともにより大きな粒子の衝撃が柔らかい組織(歯肉)上に感知され傷つけるため、歯肉縁下の適用のためには使用され得ない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
独国実用新案第20009665号明細書
欧州特許出願公開第2228175号明細書
欧州特許出願公開第3253359号明細書
【発明の概要】
【0008】
上記を考慮すると、従来の粉末の前述の欠点、具体的には粉塵形成及び粉末圧縮の困難さを克服するとともに効果的かつ低刺激な歯のクリーニングを可能にする歯のクリーニングのための粉末噴射装置内での使用のための粉末を提供することが、本発明の目的である。本発明のさらなる目的は、歯のクリーニングのための対応する方法又はプロセスを提供することである。
【0009】
この目的は、本発明によれば粉末吹付けによる歯の表面のクリーニングのために粉末噴射装置内で使用されるための粉末(歯科クリーニング粉末)によって達成される。粉末は20μmから220μmの平均粒子サイズ(平均顆粒サイズ)を有する顆粒を含む。顆粒は一次粒子及び結合剤を含み、一次粒子は顆粒の平均粒子サイズよりも小さな平均粒子サイズを有する。
【0010】
目的は、本発明に従った粉末がノズルを通って歯の表面上に気体キャリア媒体と共に吹き付けられるという、歯のクリーニングのためのプロセスによってさらに達成される。
目的は、粉末吹付けによる歯の表面のクリーニングのための粉末噴射クリーニング装置内での本発明に従った粉末の使用によっても達成される。
(【0011】以降は省略されています)

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