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公開番号2024103381
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007671
出願日2023-01-20
発明の名称治療装置
出願人マクセル株式会社
代理人個人
主分類A61N 1/36 20060101AFI20240725BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 使用者の衣類に対し簡易に着脱可能としつつ、電極を身体表面の所望の位置にずれない状態で配置でき、電気的刺激付与の効率を高められ、治療に係る効果を最大限得られる、治療装置を提供する。
【解決手段】 電極部12を設けた本体部11とこれに取り付けられる拘束部13が衣類90を相対的に拘束することで衣類90に保持され、本体部11に設けられる電極部12から、皮膚に治療に係る刺激を与えるようにすることから、衣類90に保持された装置が身体に対し動きにくく、使用者が身体を動かしても皮膚への当接状態を維持でき、電極部12から連続的に通電を行え、効率よく刺激を付与して月経痛の緩和が図れる。
【選択図】 図8
特許請求の範囲【請求項1】
使用者の皮膚を経由して所定の電気的刺激を身体に付与可能な治療装置において、
使用者の身体に向けられる一の面を少なくとも有する本体部と、
少なくとも導電性を有する材質で形成され、前記本体部の一の面に配設される電極部と、
前記本体部における前記電極部とは重ならない所定位置に取り付けられ、本体部とは別部材からなる拘束部とを備え、
使用者の身体所定部位に着用された衣類に対し、前記拘束部における対向する所定の二箇所の間に、又は、前記本体部と拘束部との間に、前記衣類の一部を挟んで、衣類を相対的に拘束し、前記一の面を使用者の身体に向かわせつつ本体部を衣類に保持した状態とすることを
特徴とする治療装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記請求項1に記載の治療装置において、
前記拘束部が、前記本体部における前記一の面の反対側となる部位に着脱可能とされ、
前記本体部が、前記衣類の内面と身体表面との間に配置され、
前記拘束部が、前記衣類の外側に配置され、前記本体部との間に前記衣類の一部を介在させつつ本体部に取り付けられて、前記衣類の一部を拘束部と本体部とで挟持することを
特徴とする治療装置。
【請求項3】
前記請求項1に記載の治療装置において、
前記拘束部が、前記本体部における前記一の面の反対側となる部位に取り付けられ、前記衣類の一部を当該衣類の内側から接して挟持し、
前記本体部が、前記衣類の内面と身体表面との間に配置された状態とすることを
特徴とする治療装置。
【請求項4】
前記請求項1に記載の治療装置において、
前記拘束部が、前記本体部における前記一の面の反対側となる部位に取り付けられ、前記衣類の一部を当該衣類に対し内外から接して挟持し、
前記本体部が、前記衣類の内面と身体表面との間に配置された状態とすることを
特徴とする治療装置。
【請求項5】
前記請求項1に記載の治療装置において、
前記本体部が、前記衣類の内面と身体表面との間に配置され、
前記拘束部が、前記衣類に対し外側から接触可能とされ、前記本体部における前記一の面の反対側となる部位と拘束部とで、衣類の一部を当該衣類に対し内外から接して挟持することを
特徴とする治療装置。
【請求項6】
前記請求項1に記載の治療装置において、
前記拘束部が、当該拘束部における対向する所定の二箇所で、前記衣類に対し衣類の内側から又は内外から接して、前記衣類の一部を挟持し、前記本体部を、衣類と前記電極部とが重ならないようにしつつ身体表面に沿って配置された状態とすることを
特徴とする治療装置。
【請求項7】
前記請求項1に記載の治療装置において、
前記拘束部が、前記衣類に対し内側から接触可能とされ、拘束部と前記本体部における前記一の面とで衣類の一部を当該衣類に対し内外から接して挟持し、前記本体部を、衣類と前記電極部とが重ならないようにしつつ身体表面に沿って配置された状態とすることを
特徴とする治療装置。
【請求項8】
前記請求項1に記載の治療装置において、
前記本体部が、前記一の面の反対側に位置する他の面を有し、
前記拘束部が、前記本体部の他の面に、当該他の面と直交する中心軸を中心として傾動又は回動可能として取り付けられ、前記他の面の所定部位に重なる状態と重ならずにずれた状態とを切替可能とされ、
前記本体部が、前記衣類の内面と身体表面との間に配置され、前記他の面の所定部位で前記衣類の内面に接触し、
前記拘束部が、前記本体部の他の面の所定部位に前記衣類の一部を介して重なると共に衣類の外面に接触して、前記本体部の他の面の所定部位と前記拘束部とで前記衣類の一部を挟持することを
特徴とする治療装置。
【請求項9】
前記請求項1に記載の治療装置において、
前記本体部が、前記一の面の反対側に位置する他の面を有し、
前記拘束部が、前記本体部の一の面に重なる状態と前記他の面に重なる状態とを切替可能として本体部に取り付けられ、
前記本体部が、前記衣類の内面と身体表面との間に配置され、前記他の面で前記衣類の内面に接触し、
前記拘束部が、前記本体部の他の面に前記衣類の一部を介して重なると共に衣類の外面に接触して、本体部の他の面と拘束部とで衣類の一部を挟持することを
特徴とする治療装置。
【請求項10】
前記請求項1に記載の治療装置において、
前記本体部が、前記一の面の反対側に位置する他の面を有し、
前記拘束部が、前記本体部の所定位置に取り付けられる一部と、当該一部から所定方向に延出する他部とを有し、当該他部は、本体部の前記他の面との間に所定の隙間を介在させつつ他の面に沿って形成され、
前記本体部が、前記衣類における上部の内面と身体表面との間に配置され、
前記拘束部が、前記他部を衣類における上部の外側に配置されて、前記他部と前記本体部の他の面との間の前記隙間に前記衣類の上部の一部を位置させ、拘束部と本体部を衣類の上部に掛けた状態とすることを
特徴とする治療装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者の皮膚を通じて身体内部に対し所定の治療に係る刺激を与える治療装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
使用者の身体の表面に複数の電極を接触させ、これらの電極を通じて筋肉等の身体の内部に対し電気的に刺激を付与可能とする電気治療器は、家庭用の簡易な単機能、低出力のものから、業務用として用いられる多機能、高出力のものまで、様々な種類のものが利用されている。
【0003】
こうした電気治療器のうち、腹部や背中などの皮膚表面に接した電極から身体の内部に対し所定周波数の波形をなす電気信号を通電出力し、その電気的刺激の作用で、女性の月経痛を緩和する効果を得ようとするものが近年注目されている。
このような従来の電気治療器の例として、特許第4839457号公報や特許第5497769号公報に開示されるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4839457号公報
特許第5497769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の治療装置は前記特許文献に示される構成となっており、こうした装置の使用の際には、通常、装置本体部に接続された通電用の電極を、腹部など治療対象の身体内部に対し近傍となる皮膚に当てた上で、通電する操作を使用者が行うことで、皮膚を通じて身体内部に通電による刺激を与えることができた。
【0006】
ただし、こうした従来の治療装置において、通電用の電極として、身体表面に貼り付けて装着するパッド型の電極を用いる場合、皮膚表面への貼り付け状態を維持するために、使用者は動くことが難しくなり、活動が制限されるという問題があった。
【0007】
一方、電極を身体表面に配置した状態でも活動できるようにするために、身体に着用する下着状や帯状の装着具で電極を支持して身体表面から脱落しない状態として用いる場合もあった。この場合、電極は装着具の内面に固定されたものとなるため、使用時は装着具を常に着用する必要があり、使用者に煩わしさを感じさせるおそれがあった。また、装着具を衣服の内側に着用するため、嵩張る状態となり、電極を付けた状態で外出等を行うのは難しいという課題を有していた。
【0008】
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、使用者の衣服に対し簡易に着脱可能としつつ、電極を身体表面の所望の位置にずれない状態で配置でき、電気的刺激付与の効率を高められ、治療に係る効果を最大限得られる、治療装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の開示に係る治療装置は、使用者の皮膚を経由して所定の電気的刺激を身体に付与可能な治療装置において、使用者の身体に向けられる一の面を少なくとも有する本体部と、少なくとも導電性を有する材質で形成され、前記本体部の一の面に配設される電極部と、前記本体部における前記電極部とは重ならない所定位置に取り付けられ、本体部とは別部材からなる拘束部とを備え、使用者の身体所定部位に着用された衣類に対し、前記拘束部における対向する所定の二箇所の間に、又は、前記本体部と拘束部との間に、前記衣類の一部を挟んで、衣類を相対的に拘束し、前記一の面を使用者の身体に向かわせつつ本体部を衣類に保持した状態とするものである。
【0010】
このように本発明の開示によれば、電極部を設けた本体部とこれに取り付けられる拘束部が衣類を相対的に拘束することで衣類に保持され、本体部に設けられる電極部から、皮膚に治療に係る刺激を与えるようにすることにより、衣類に保持された装置が身体に対し動きにくく、使用者が身体を動かしても皮膚への当接状態を維持でき、電極部から連続的に通電を行え、効率よく刺激を付与して、身体の不調や不快感をもたらす痛み、例えば月経痛など、の緩和が図れる。また、別途の装着具を用いることなく電極部を皮膚に当接させて通電を行える状態を維持でき、嵩張らず使い勝手に優れ、行動制限を課されることなく使用でき、刺激付与を無理なく継続実行して最大限の効果が得られる。
(【0011】以降は省略されています)

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