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公開番号2024048767
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022154847
出願日2022-09-28
発明の名称皮膚外用剤
出願人株式会社東洋新薬
代理人
主分類A61K 8/73 20060101AFI20240402BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】膜強度が高く剥がしやすい皮膚外用剤を提供すること。
【解決手段】本発明は、皮膚外用剤を得るためのキットであって、第一剤がタマリンドガム、水、及び充填剤を含有する組成物であり、第二剤が多価アルコールを含有する組成物であることを特徴とするキットである。また、本発明は、タマリンドガム、水、充填剤及び多価アルコールを含有することを特徴とする皮膚外用剤である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
皮膚外用剤を得るためのキットであって、第一剤がタマリンドガム、水、及び充填剤を含有する組成物であり、第二剤が多価アルコールを含有する組成物であることを特徴とするキット。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
充填剤がシリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、タルク、疎水化デンプンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載のキット。
【請求項3】
第一剤又は第二剤のいずれか一方に酸を含有することを特徴とする請求項1に記載のキット。
【請求項4】
第一剤又は第二剤のいずれか一方に炭酸ガス発生物質を含有することを特徴とする請求項1に記載のキット。
【請求項5】
タマリンドガム、水、充填剤及び多価アルコールを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
【請求項6】
タマリンドガム、水、充填剤、多価アルコール、酸、及び炭酸ガス発生物質を含有することを特徴とする皮膚外用剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ピールオフタイプの皮膚外用剤を得るためのキット、並びに、タマリンドガム及び充填剤を含有する皮膚外用剤に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、スキンケアを目的として多様なパック剤が使用されている。パック剤は、一般的に不織布やバイオセルロースなどに有効成分や保湿成分を含侵させたシートマスク、ペーストやジェル、クリームを肌に乗せた後に洗い流して使用するパック、ペーストやジェルを肌に塗り、乾燥又は被膜化させて剥がすピールオフパックなどが使用されている。
【0003】
ピールオフパックは、例えばポリビニルアルコールによる被膜化、タマリンドガムによる被膜化などが知られている。また、タマリンドガムを用いたパック剤は、ポリグリセリンによりゲル化する組成物を用いる方法が提案されている(特許文献1)。しかしながら、得られるゲルは膜強度が十分ではなく、剥離しにくいものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-254940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明者らは、タマリンドガムを含有し、膜強度が高く剥がしやすい皮膚外用剤の提供を課題として、種々の検討を行った。
【課題を解決するための手段】
【0006】
その結果、本発明者らは、タマリンドガムと、水、充填剤、並びに多価アルコールを使用することにより、膜強度に優れ、剥がしやすい皮膚外用剤の開発に成功し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、以下のとおりのものである。
<1>皮膚外用剤を得るためのキットであって、第一剤がタマリンドガム、水、及び充填剤を含有する組成物であり、第二剤が多価アルコールを含有する組成物であることを特徴とするキット。
<2>充填剤がシリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、タルク、疎水化デンプンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする<1>に記載のキット。
<3>第一剤又は第二剤のいずれか一方に酸を含有することを特徴とする<1>に記載のキット。
<4>第一剤又は第二剤のいずれか一方に炭酸ガス発生物質を含有することを特徴とする<1>に記載のキット。
<5>第一剤における充填剤の含有量が0.1質量%以上であることを特徴とする<1>に記載のキット。
<6>第二剤に水を含有することを特徴とする<1>に記載のキット。
<7>第二剤に酸を含有することを特徴とする<1>に記載のキット。
<8>第一剤に炭酸ガス発生物質を含有することを特徴とする<1>に記載のキット。
<9>タマリンドガム、水、充填剤及び多価アルコールを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
<10>充填剤がシリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、タルク、疎水化デンプンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする<9>に記載の皮膚外用剤。
<11>ゲル状であることを特徴とする<9>に記載の皮膚外用剤。
<12>膜強度が1.5N以上であることを特徴とする<11>に記載の皮膚外用剤。
<13>タマリンドガム、水、充填剤、多価アルコール、酸、及び炭酸ガス発生物質を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
<14>充填剤がシリカ、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、タルク、疎水化デンプンから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする<13>に記載の皮膚外用剤。
<15>ゲル状であることを特徴とする<13>に記載の皮膚外用剤。
<16>膜強度が1.5N以上であることを特徴とする<15>に記載の皮膚外用剤。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、タマリンドガムと共に充填剤及び多価アルコールを含有することにより、膜強度に優れるため剥がしやすく、保湿効果に優れた皮膚外用剤を得ることができる。また、本発明によれば、本発明のキットとすることにより使用時に混合しやすいため、容易に使用可能な皮膚外用剤を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の皮膚外用剤ついて詳細を説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0010】
<タマリンドガム>
タマリンドガムはタマリンドの種子の胚乳部分から得られる多糖類であり、タマリンドシードガムとも言う。本発明におけるタマリンドガムの含有量は特に制限はないが、第一剤の組成物中に0.01~40質量%が好ましく、0.05~35質量%がより好ましく、0.1~30質量%が特に好ましい。また、皮膚外用剤中に0.001~30質量%が好ましく、0.005~25質量%がより好ましく、0.01~20質量%が特に好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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