TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024103220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007434
出願日2023-01-20
発明の名称プリント配線板およびその製造方法
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
主分類H05K 1/18 20060101AFI20240725BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】ビルドアップ層の強度不足を生じることなく、下部ビルドアップ層のキャビティに収容される部品とキャビティを形成する下部ビルドアップ層の側壁との隙間に十分な量の樹脂が充填されるプリント配線板を提供すること。
【解決手段】ビルドアップ層中に部品を内蔵するプリント配線板であって、ビルドアップ層が下部ビルドアップ層と上部ビルドアップ層とを備え、下部ビルドアップ層に形成されたキャビティ内に部品が収容され、下部ビルドアップ層および部品の上に上部ビルドアップ層が形成され、上部ビルドアップ層から浸み出して、キャビティを形成する下部ビルドアップ層の側壁と部品との隙間に充填された樹脂が硬化して部品をキャビティ内に埋め込み固定しており、部品はその上部の側面に、樹脂が充填される凹部を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ビルドアップ層中に部品を内蔵するプリント配線板であって、
前記ビルドアップ層が下部ビルドアップ層と上部ビルドアップ層とを備え、
前記下部ビルドアップ層に形成されたキャビティ内に前記部品が収容され、
前記下部ビルドアップ層および前記部品の上に前記上部ビルドアップ層が形成され、
前記上部ビルドアップ層から浸み出して、前記キャビティを形成する前記下部ビルドアップ層の側壁と前記部品との隙間に充填された樹脂が硬化して、前記部品を前記キャビティ内に埋め込み固定しており、
前記部品はその上部の側面に、前記樹脂が充填される凹部を有することを特徴とするプリント配線板。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記凹部は傾斜面、窪みもしくは段差からなるものである、請求項1記載のプリント配線板。
【請求項3】
前記キャビティを形成する前記下部ビルドアップ層の側壁は、前記キャビティの上端開口部側で底部側よりも、互いに対向する側壁同士の間隔が広がるように傾斜している、請求項1または2記載のプリント配線板。
【請求項4】
ビルドアップ層中に部品を内蔵するプリント配線板を製造する方法であって、
下部ビルドアップ層を形成することと、
前記下部ビルドアップ層にキャビティを形成することと、
前記キャビティ内に前記部品を収容することと、
前記下部ビルドアップ層および前記部品の上に上部ビルドアップ層を形成することと、
前記上部ビルドアップ層から浸み出した樹脂を、前記下部ビルドアップ層の側壁と前記部品との隙間に充填することと、
前記充填した樹脂を硬化させて、前記部品を前記キャビティ内に埋め込み固定することと、
前記部品を、その部品の上部の側面に前記樹脂が充填される凹部を有するものとすることと、
を含むことを特徴とするプリント配線板の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ビルドアップ層中に部品を内蔵するプリント配線板およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コア基板上に形成されるビルドアップ層中に部品を内蔵するプリント配線板が特許文献1で知られている。図4は、この従来のプリント配線板を示す断面図である。
【0003】
この従来のプリント配線板では、図示しないコア基板上にビルドアップ層1が形成され、そのビルドアップ層1を構成する、二層の絶縁層を有する下部ビルドアップ層1aにキャビティ2が形成され、そのキャビティ2内に部品3が収容され、それら下部ビルドアップ層1aおよび部品3の上に、これもビルドアップ層1を構成する上部ビルドアップ層1bが形成されている。
【0004】
キャビティ2の底部には上記コア基板上の導体層の一部をなす部品支持層4が露出し、部品3は、その部品支持層4上に接着層5を介して固着されている。下部ビルドアップ層1aのキャビティ2を形成する側壁1cは、キャビティ2の上端開口部側がキャビティ2の底部側よりも、対向する側壁1c同士の間隔が広がるように垂直面から傾斜している。
【0005】
この傾斜した側壁1cは、下部ビルドアップ層1aおよび部品3の上に上部ビルドアップ層1bを形成する際に、上部ビルドアップ層1bの半硬化状態の絶縁層から浸み出す樹脂6を部品3と側壁1cとの隙間に導き、その隙間に充填された樹脂6はその後に硬化して、部品3をキャビティ2内に埋め込み固定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-106610号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながらこの従来のプリント配線板では、下部ビルドアップ層1aの側壁1cの傾斜だけで樹脂6を部品3と側壁1cとの隙間に充填しているので、部品3と側壁1cとの隙間に十分な量の樹脂が充填されにくいという問題があった。
【0008】
そして、十分な量の樹脂が充填されるように側壁1cの垂直面からの傾斜を大きくし過ぎるとキャビティ2の周辺でビルドアップ層1の強度不足が新たに生じる可能性が考えられた。
【0009】
本発明の目的は、ビルドアップ層の強度不足を生じることなく、下部ビルドアップ層のキャビティに収容される部品とキャビティを形成する下部ビルドアップ層の側壁との隙間に十分な量の樹脂が充填されるプリント配線板および、そのプリント配線板の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のプリント配線板は、
ビルドアップ層中に部品を内蔵するプリント配線板であって、
前記ビルドアップ層が下部ビルドアップ層と上部ビルドアップ層とを備え、
前記下部ビルドアップ層に形成されたキャビティ内に前記部品が収容され、
前記下部ビルドアップ層および前記部品の上に前記上部ビルドアップ層が形成され、
前記上部ビルドアップ層から浸み出して、前記キャビティを形成する前記下部ビルドアップ層の側壁と前記部品との隙間に充填された樹脂が硬化して、前記部品を前記キャビティ内に埋め込み固定しており、
前記部品はその上部の側面に、前記樹脂が充填される凹部を有すること、
を特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
プリコート工法
3か月前
東レ株式会社
表面処理装置
2か月前
日星電気株式会社
面状ヒータ
25日前
日本精機株式会社
電子回路装置
19日前
イビデン株式会社
配線基板
17日前
イビデン株式会社
配線基板
18日前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
イビデン株式会社
配線基板
2か月前
イビデン株式会社
配線基板
28日前
イビデン株式会社
配線基板
1か月前
株式会社小糸製作所
車両用灯具
3か月前
TDK株式会社
回路基板
25日前
JOHNAN株式会社
回路基板
11日前
個人
出力アップ 電磁調理器について
1か月前
匠堂合同会社
電気設備の固定台
1か月前
日本信号株式会社
通信装置
2か月前
東芝ライテック株式会社
照明装置
25日前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
イビデン株式会社
配線基板
3か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
3か月前
オムロン株式会社
電子機器
2か月前
栗田工業株式会社
電子機器
2か月前
東レエンジニアリング株式会社
実装装置
25日前
イビデン株式会社
配線基板
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
シャープ株式会社
照明装置
1か月前
オムロン株式会社
電子機器
2か月前
イビデン株式会社
プリント配線板
2か月前
イビデン株式会社
配線基板
3か月前
TDK株式会社
複合電子部品
2か月前
サンコール株式会社
バスバー
1か月前
TDK株式会社
複合電子部品
2か月前
原田工業株式会社
電子回路ユニット
24日前
株式会社富士通ゼネラル
電子機器収納ラック
20日前
株式会社ダイヘン
緩み防止器具
3か月前
続きを見る