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公開番号2024102177
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2024072919,2021069268
出願日2024-04-26,2021-04-15
発明の名称表示装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G02B 27/02 20060101AFI20240723BHJP(光学)
要約【課題】光路を折り畳むように構成された接眼光学系の周辺画角での視野角特性を改善しつつ、ゴーストを低減できる画像観察装置を提供する。
【解決手段】平面に2次元状に配置された複数の発光素子と、複数の発光素子のそれぞれに対応して設けられた複数のマイクロレンズとを有する表示素子と、内部に少なくとも1つの反射面を有し、表示素子の表示面からの光を射出瞳に導く接眼光学系と、を備え、表示素子の周辺部において、発光素子の発光中心と発光素子に対応するマイクロレンズの中心が平面に平行な方向にずれている表示装置であって、マイクロレンズの高さをh、発光素子の開口の表面からマイクロレンズの底面までの高さをL、表示素子の周辺部における発光素子の中心とマイクロレンズの中心の平面と平行な方向のずれ量をΔML、高さHと高さLとずれ量ΔMLで決まる角度φ1をφ1=arctan(ΔML/(h+L))とした場合に、φ1が、6.0° ≦φ1≦37.5°を満たす。
【選択図】 図4C
特許請求の範囲【請求項1】
平面に2次元状に配置された複数の発光素子と、該複数の発光素子のそれぞれに対応して設けられた複数のマイクロレンズとを有する表示素子と、
内部に少なくとも1つの反射面を有し、前記表示素子の表示面からの光を射出瞳に導く接眼光学系と、を備え、
前記表示素子の周辺部において、前記発光素子の発光中心と該発光素子に対応する前記マイクロレンズの中心が前記平面に平行な方向にずれている表示装置であって、
前記マイクロレンズの高さをh、前記発光素子の開口の表面から前記マイクロレンズの底面までの高さをL、前記表示素子の周辺部における前記発光素子の中心と前記マイクロレンズの中心の前記平面と平行な方向のずれ量をΔML、前記高さHと前記高さLと前記ずれ量ΔMLで決まる角度φ1をφ1=arctan(ΔML/(h+L))とした場合に、φ1が、
6.0° ≦φ1≦37.5°
を満たすことを特徴とする表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示素子に表示された画像を接眼光学系を介して観察可能な表示装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
表示素子に表示された画像を接眼光学系を介して観察可能な画像観察装置としては、観察者の頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイ(HMD)が知られている。このようなHMDにおいて、小型化と広画角を両立させるために、光路を折り畳む接眼光学系が用いられることがある。このような接眼光学系としては、例えば、偏光を利用した偏光光学系や、レンズ内部に反射面を有する自由曲面プリズムなどが挙げられる。
【0003】
このような接眼光学系では、焦点距離が短くなるため、周辺画角での表示素子からの光の出射角が大きくなり、表示素子の視野角特性(輝度や色度ずれ)が低下しやすいといった特徴がある。また、ゴースト光と呼ばれる、設計上意図しない光路を通過した光が発生しやすい。例えば、軽量化を目的として偏光光学系の一部にプラスチックレンズが使用されると、プラスチックレンズ内の複屈折によって光の偏光状態が乱れ、ゴーストが発生する場合がある。
【0004】
特許文献1および特許文献2には、偏光を利用して広画角化された接眼光学系を有するHMDが開示されている。さらに特許文献2には、表示素子に設けられたカラーフィルタのサイズを中心部から周辺部にかけて大きくすることで周辺画角での視野角特性を改善することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-053152号公報
特表2019-61198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2に開示されているHMDでは、光源とカラーフィルタの中心とが揃っており、表示素子の法線方向での視野角特性が良好であるために、レンズの複屈折によるゴーストを低減することができない。
【0007】
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、光路を折り畳むように構成された接眼光学系の周辺画角での視野角特性を改善しつつ、ゴーストを低減できる表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る表示装置は、平面に2次元状に配置された複数の発光素子と、該複数の発光素子のそれぞれに対応して設けられた複数のマイクロレンズとを有する表示素子と、
内部に少なくとも1つの反射面を有し、前記表示素子の表示面からの光を射出瞳に導く接眼光学系と、を備え、前記表示素子の周辺部において、前記発光素子の発光中心と該発光素子に対応する前記マイクロレンズの中心が前記平面に平行な方向にずれている表示装置であって、前記マイクロレンズの高さをh、前記発光素子の開口の表面から前記マイクロレンズの底面までの高さをL、前記表示素子の周辺部における前記発光素子の中心と前記マイクロレンズの中心の前記平面と平行な方向のずれ量をΔML、前記高さHと前記高さLと前記ずれ量ΔMLで決まる角度φ1をφ1=arctan(ΔML/(h+L))とした場合に、φ1が、6.0° ≦φ1≦37.5°を満たすことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、光路を折り畳むように構成された接眼光学系の周辺画角での視野角特性を改善しつつ、ゴーストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態1に係る表示素子の平面図。
図1の表示素子の端部の拡大図。
実施形態1の表示素子の断面図。
マイクロレンズを有さない表示素子の断面図。
マイクロレンズをずらさない表示素子の断面図。
実施形態1の表示素子の断面図。
正規光及びゴースト光となる光線の光学条件を表した図。
正規光及びゴースト光となる光線の光学条件を表した図。
正規光及びゴースト光となる光線の光学条件を表した図。
正規光となる光線とカラーフィルタのずれ量ΔCFの関係を示す図。
正規光となる光線とカラーフィルタのずれ量ΔCFの関係を示す図。
実施形態1の表示素子の平面図。
実施形態1の表示素子の平面図。
実施形態1に係る表示装置の一例を表す模式図。
実施形態1に係る撮像装置と電子機器を示す図。
実施形態1に係る表示装置の例を示す図。
実施形態1に係る照明装置と自動車を示す図。
実施形態1に係る眼鏡型の表示装置の例を示す図。
実施形態1に係るHMDの構成を示す図。
実施形態1に係るHMDの外観図。
実施形態1における接眼光学系の構成を示す図。
実施形態1における接眼光学系の光路図。
実施形態1におけるゴースト光の光路を示す図。
実施形態1における表示面の水平端部での視野角特性を示す図。
実施形態2におけるHMDの構成を示す図。
実施形態2における接眼光学系の構成を示す図。
実施形態2における接眼光学系の光路図。
実施形態2におけるゴースト光の光路を示す図。
実施形態3におけるHMDの構成を示す図。
実施形態3における接眼光学系の構成を示す図。
実施形態3における接眼光学系の光路図。
実施形態3におけるゴースト光の光路を示す図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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