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公開番号2024101807
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005951
出願日2023-01-18
発明の名称車両用照明システム
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類B60Q 3/76 20170101AFI20240723BHJP(車両一般)
要約【課題】照明用光源の消費電力を増やすことなく車室内の乗員が実際に感じる明るさを改善すること。
【解決手段】車両の室内天井部位に配置される1つ以上の照明ユニット20と、照明ユニットを含む車室内の照明を制御する照明制御ユニットとを備え、照明ユニットは側方から車室内側壁の方向に向けて照明光LiL、LiRを出射可能な第1光源を有し、第1光源は特定領域を照明する主照明光LMの通常照度と比べて発光強度を抑制した照度抑制光を出射する。車室内で広い範囲の明暗差が小さくなるため、全体の照度が低い状態のままでも人間が実際に明るく感じる空間を形成できる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の室内天井部位に配置される1つ以上の照明ユニットと、
前記照明ユニットを含む車室内の照明を制御する照明制御ユニットと、
を備え、
前記照明ユニットは、側方から車室内側壁の方向に向けて照明光を出射可能な第1光源を有し、
前記第1光源は、特定領域を照明する機能照明の通常照度と比べて発光強度を抑制した照度抑制光を出射する機能を有する、
車両用照明システム。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記照明制御ユニットは、自車両における環境照度の明暗もしくは昼間/夜間のシーンの違いを識別するシーン識別機能を有し、
暗い場所もしくは夜間のシーンでは、前記照明制御ユニットは機能照明を実現する第2光源の点灯と、前記第1光源の点灯とを組み合わせると共に、前記第2光源を通常照度と比べて発光強度を抑制した状態に制御する、
請求項1に記載の車両用照明システム。
【請求項3】
前記照明制御ユニットは、自車両の状態を検知するセンサから入力した信号に基づいてシーンを識別し、シーンの違いに応じて、前記第1光源を含む複数の照明用光源を組み合わせて明暗差を抑制するように車両全体の照明を制御する、
請求項1に記載の車両用照明システム。
【請求項4】
前記照明ユニットは車室内天井の左右少なくとも一方側に配置され、前記第1光源は、少なくとも対向する左右反対側の側壁の方向に向けて照明光を出射する、
請求項1に記載の車両用照明システム。
【請求項5】
前記照明ユニットは車室内天井の中央付近に配置され、前記第1光源は、少なくとも対向する左側側壁および右側側壁のそれぞれの方向に向けて照明光を出射する、
請求項1に記載の車両用照明システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用照明システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1の車両用照明装置は、ドアが開いたときの点灯と、ユーザが車両に接近した時の点灯とを一つの照明で行うことにより、コストダウンを図るための技術を開示している。具体的には、車載器によりユーザの接近が検出されたときにデューティ60%でトランジスタスイッチをオンオフ制御して、ドームランプ用バルブを照度60%で点灯させるおもてなし点灯を行う。このおもてなし点灯中にドアの開が検出されると、トランジスタスイッチを常時オン制御(デューティ100%)して、ドームランプ用バルブを照度100%に上げて点灯させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-25870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、車両の車室内により利用しやすい居住空間を形成することの必要性が高まっている。例えば、自動運転技術が実用化されつつあるため、車両の走行中であっても運転手を含む各乗員が、車室内で運転とは無関係の様々な活動をする可能性が高まっている。また、特にワンボックスカーやSUV(Sport Utility Vehicle)のような車種の場合には、乗車人数や荷物が増えたり、利用者の活動の種類が増える傾向がある。
【0005】
一方、夕方や夜間のように周囲が暗い環境においては、車室内における乗員の様々な生活を可能にするために車内照明の必要性が高まる。
現状の車両は、夜間の車室内を照明するための装置として、特許文献1に示されているようなドームランプやルームランプを搭載している場合が多い。これらは、単一のランプで車室内の比較的広い範囲内を照明するものである。また、ごく狭い範囲内だけを照明できるスポットライトが各座席の上方に配置される場合もある。また、乗員が乗降する際にドア開口部の近傍で足元の部位だけを照明するランプや、イルミネーション用のランプが搭載される場合もある。
【0006】
しかしながら、夜間のように周囲が暗い環境においては、実際には車内照明を点灯した場合でも車内が比較的暗くて見えにくいので、車内の居住空間での生活は不便である場合が多い。例えば、乗員が車室内で移動する場合や、床に落とした落とし物を拾おうとする場合には、シートなどの遮蔽物の影響で影ができたり、乗員自身の体の影ができて床面が暗くなりやすい。そのため、車室内での乗員の移動が困難であったり、落とし物を探すのに苦労する場合がある。
【0007】
また、車両ドア開口部の近傍に設置される専用の照明装置は、乗員の乗降に必要な領域だけしか照明しないので、車室内での居住に必要な領域を照明する用途では利用できない。また、そのような専用の照明装置を車両に搭載する場合には、車両の構造が複雑化したり、照明用の電力を供給するワイヤハーネスの構造が複雑化してしまう。
【0008】
ところで、車両に一般的に搭載されているドームランプ、ルームランプ、スポットライトのような照明は、乗員がその都度必要とする特定の領域を明るくするために機能毎の必要性に応じて用意される機能照明と言える。また、このような機能照明は通常は目的とする領域、例えば床面の位置で必要な照度(lx:ルクス)が得られるように設計時に照明光の照射範囲や出射光の強度などの仕様が決定される。
【0009】
したがって、例えば乗員が車室内の特定の部位で文字を読んだり作業をする場合には、必要な箇所の機能照明を点灯することで必要な照度が得られる。
しかしながら、車室内で機能照明を点灯した場合に乗員が感じる居住空間全体の明るさについては、例えば家庭内の居住空間における照明と比べると遙かに暗く感じるのが実情であり、車両上の空間の快適性には大きな課題がある。
【0010】
例えば、必要以上の照度が得られるように照明光源の光強度を上げれば、車室内の乗員が感じる明るさを改善することは可能である。しかし、その場合は光源が必要以上に大きな電力を消費するのでエネルギーの無駄が増えてしまう。
(【0011】以降は省略されています)

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