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公開番号2024141154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052645
出願日2023-03-29
発明の名称表皮部材
出願人日本プラスト株式会社
代理人個人,個人
主分類B60R 13/02 20060101AFI20241003BHJP(車両一般)
要約【課題】縫製の自由度と外観品質とを両立できる表皮部材を提供する。
【解決手段】表皮部材3は、複数の基布7と、基布7を接合する複数の縫製部8と、を備えて基材2に貼り付けられて用いられる。基布7は、湾曲する第一曲線部15と、第一曲線部15を切り欠いて形成された複数のノッチ部16と、を端縁に備え、第一曲線部15及びノッチ部16を含む端末部25が裏側に折り返される第一基布11と、第一基布11の端末部25が表側に重ねられた状態で第一基布11と縫製部8により接合されて端末部25を挟み込む第二基布12と、を有する。縫製部8は、第一基布11の端末部25に少なくとも一部が沿うようにそれぞれ形成され、少なくともいずれかの縫製部8が、ノッチ部16と交差する位置にある。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の基布と、これら基布を接合する複数の縫製部と、を備えて基材に貼り付けられて用いられる表皮部材であって、
前記基布は、
湾曲する第一曲線部と、この第一曲線部を切り欠いて形成された複数のノッチ部と、を端縁に備え、これら第一曲線部及びノッチ部を含む端末部が裏側に折り返される第一基布と、
この第一基布の前記端末部が表側に重ねられた状態で前記第一基布と前記縫製部により接合されて前記端末部を挟み込む第二基布と、を有し、
前記縫製部は、前記第一基布の前記端末部に少なくとも一部が沿うようにそれぞれ形成され、
少なくともいずれかの前記縫製部が、前記ノッチ部と交差する位置にある
ことを特徴とする表皮部材。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
縫製部は、
第一基布の端末部と第二基布とに亘り形成される第一縫製部と、
前記第一基布と前記第二基布とに亘りノッチ部と交差して形成される第二縫製部と、を有する
ことを特徴とする請求項1記載の表皮部材。
【請求項3】
第二基布は、第一基布の第一曲線部に沿って湾曲する第二曲線部と、この第二曲線部に形成された複数のスリットと、を端縁に備え、これら第二曲線部及びスリットを含む端末部の表側に前記第一基布の端末部が重ねられる
ことを特徴とする請求項1または2記載の表皮部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基材に貼り付けられて用いられる表皮部材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば自動車のインストルメントパネルなどの内装部品において、合成樹脂製の基材に対して皮革などの表皮部材を貼り付けたものがある。表皮部材は、複数の基布の端末部を互いに一次縫製して接合し、その縫製代を開いてさらに基布の基材側となる面に対して二次縫製することで、ステッチ状の意匠を形成し、見栄えを向上することがある。
【0003】
一次縫製が円弧状などの曲線状に配置されている構成の場合、その内周側の基布の縫製代には余りが生じ、波打った状態となるため、基材に表皮部材を貼り付けたとしても、波打った縫製代が基材に密着できず、波打った状態のままとなり、見栄えが悪い。
【0004】
そこで、曲率が大きい内周側の布の端縁をジグザグ状に切り欠いてピンキング部を形成することで、基布の余りを削り、波打ちを解消する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-69843号公報 (第3-5頁、図1-3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記の方法を用いても、一次縫製が所定の曲率より大きく(所定の曲率半径より小さく)なる場合には、基布間の内外周差により、波打ちを解消することが困難となり、基材への貼り付け後も波打ちが解消されず、外観上の不良による品質の低下が懸念される。そのため、外観品質の確保と縫製の自由度との両立が困難である。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、縫製の自由度と外観品質とを両立できる表皮部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の表皮部材は、複数の基布と、これら基布を接合する複数の縫製部と、を備えて基材に貼り付けられて用いられる表皮部材であって、前記基布は、湾曲する第一曲線部と、この第一曲線部を切り欠いて形成された複数のノッチ部と、を端縁に備え、これら第一曲線部及びノッチ部を含む端末部が裏側に折り返される第一基布と、この第一基布の前記端末部が表側に重ねられた状態で前記第一基布と前記縫製部により接合されて前記端末部を挟み込む第二基布と、を有し、前記縫製部は、前記第一基布の前記端末部に少なくとも一部が沿うようにそれぞれ形成され、少なくともいずれかの前記縫製部が、前記ノッチ部と交差する位置にあるものである。
【0009】
請求項2記載の表皮部材は、請求項1記載の表皮部材において、縫製部は、第一基布の端末部と第二基布とに亘り形成される第一縫製部と、前記第一基布と前記第二基布とに亘りノッチ部と交差して形成される第二縫製部と、を有するものである。
【0010】
請求項3記載の表皮部材は、請求項1または2記載の表皮部材において、第二基布は、第一基布の第一曲線部に沿って湾曲する第二曲線部と、この第二曲線部に形成された複数のスリットと、を端縁に備え、これら第二曲線部及びスリットを含む端末部の表側に前記第一基布の端末部が重ねられるものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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