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公開番号2024128540
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037547
出願日2023-03-10
発明の名称乗物用灯具
出願人株式会社小糸製作所
代理人個人,個人
主分類B60Q 3/72 20170101AFI20240913BHJP(車両一般)
要約【課題】光源からの直接光の漏出を防止できる乗物用灯具を提供する。
【解決手段】本開示の乗物用灯具(航空機用灯具1)は、アウターレンズ2とハウジング3との間に形成された灯室4を有し、灯室4には、LED5と光源基板6とが収容されている。アウターレンズ2は、透光性基材21に着色フィルム22をフィルムインサート成形したものである。ハウジング3の周縁部には、アウターレンズの周縁部を包囲するリブ35が周設され、リブ35は、ハウジング3とアウターレンズ2との隙間d1や、透光性基材21と着色フィルム22との隙間d2を灯具外部から遮蔽する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
アウターレンズとハウジングとの間に形成された灯室に光源を収容し、
前記アウターレンズは、所定の色に着色され、
前記ハウジングの周縁部に、前記アウターレンズの周縁部を包囲するリブを周設したことを特徴とする乗物用灯具。
続きを表示（約 370 文字）【請求項２】
前記アウターレンズが、透光性基材と、前記透光性基材を被覆する着色フィルムと、を含み、
前記リブを、前記着色フィルムの周縁部を包囲するように周設した、請求項１に記載の乗物用灯具。
【請求項３】
前記アウターレンズが、前記ハウジングに挿通される脚部を含み、
前記ハウジングが、前記脚部を挿通する挿通孔を含む、請求項２に記載の乗物用灯具。
【請求項４】
前記ハウジングが、前記アウターレンズに付勢係合されるバネ部材を含み、
前記透光性基材が、前記バネ部材を受け入れる係合孔を含み、
前記係合孔は、前記着色フィルムにより被覆され、
前記着色フィルムが、前記係合孔と対向する位置に、前記係合孔に向けて押し込み可能な凸部を含む、請求項２に記載の乗物用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、車両の室内や航空機の機内等で用いられる乗物用灯具に関する。
続きを表示（約 990 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、車両の室内や航空機の機内等で用いられる乗物用灯具において、レンズを所定の色に着色し、用途に応じた色の光で照明する技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特願２００１－３３７９３７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところが、従来の乗物用灯具によれば、図３（ａ）に示すように、ハウジング３とアウターレンズ２との隙間ｄ１から光源の直接光が漏出し、アウターレンズ２を経た着色光と混じって灯具の意匠性が低下するという問題があった。
【０００５】
そこで、本開示の目的は、光源からの直接光の漏出を防止できる乗物用灯具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本開示の乗物用灯具は、以下の特徴を備える。
（１）アウターレンズとハウジングとの間に形成された灯室に光源を収容し、アウターレンズは、所定の色に着色され、ハウジングの周縁部に、アウターレンズの周縁部を包囲するリブを周設したこと。
【０００７】
（２）（１）の場合に、アウターレンズが、透光性基材と、透光性基材を被覆する着色フィルムと、を含み、リブを、着色フィルムの周縁部を包囲するように周設したこと。
【０００８】
（３）（２）の場合に、アウターレンズが、ハウジングに挿通される脚部を含み、ハウジングが、脚部を挿通する挿通孔を含むこと。
【０００９】
（４）（２）又は（３）の場合に、ハウジングが、アウターレンズに付勢係合されるバネ部材を含み、透光性基材が、バネ部材を受け入れる係合孔を含み、係合孔は、着色フィルムにより被覆され、着色フィルムが、係合孔と対向する位置に、係合孔に向けて押し込み可能な凸部を含むこと。
【発明の効果】
【００１０】
本開示の乗物用灯具によれば、ハウジングの周縁部に、アウターレンズの周縁部を包囲するリブを周設したため、直接光の漏出を防止し、灯具の意匠性の低下を防止できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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