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公開番号
2024131049
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041071
出願日
2023-03-15
発明の名称
制動装置
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60T
11/16 20060101AFI20240920BHJP(車両一般)
要約
【課題】ストロークシミュレータを備えた従来の制動装置は、ストロークシミュレータのヒステリシス特性のみを独立して調整することが困難であった。
【解決手段】ブレーキペダルPの操作に伴ってストロークシミュレータSに作動流体を供給するマスタシリンダMと、ストロークシミュレータSのマスタシリンダM側及びその反対側の少なくとも一方側に、ブレーキペダルPの踏み込み及び戻りの動作に伴って作動流体が流通し且つ踏み込み時と戻り時とで作動流体の流動抵抗の大きさを変える調整機構11を備えた制動装置とし、ストロークシミュレータSのヒステリシス特性を独立して調整することを可能にし、ブレーキペダルPの操作感覚の調整等も可能にした。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ブレーキペダルに反力を付与するストロークシミュレータを備えた制動装置であって、
前記ブレーキペダルの操作に伴って前記ストロークシミュレータに作動流体を供給するマスタシリンダと、
前記ストロークシミュレータの前記マスタシリンダ側及びその反対側の少なくとも一方側に、前記ブレーキペダルの踏み込み及び戻りの動作に伴って作動流体が流通する調整機構を備え、
前記調整機構が、前記ブレーキペダルの踏み込み時と戻り時とで前記作動流体の流動抵抗の大きさを変える機構であることを特徴とする制動装置。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記調整機構が、前記ブレーキペダルの踏み込み時と戻り時とで前記作動流体の流路面積を変化させることにより、前記作動流体の流動抵抗を変える機構であることを特徴とする請求項1に記載の制動装置。
【請求項3】
前記ストロークシミュレータの前記作動流体を貯えるリザーバを備え、
前記調整機構が、前記ストロークシミュレータと前記リザーバとの間に接続してあることを特徴とする請求項1又は2に記載の制動装置。
【請求項4】
前記調整機構が、その内部に、少なくとも第1及び第2の2つの流通部を備え、
前記第1流通部が、同第1流通部を開閉する開閉体を備え、
前記第2流通部が、常時開放されていることを特徴とする請求項2に記載の制動装置。
【請求項5】
前記調整機構が、その内部に、第3流通部を備え、
前記第3流通部が、同第3流通部を開閉する開閉体を備え、
前記第1流通部の前記開閉体が、前記ブレーキペダルの踏み込み時に同第1流通部を開放する往路用開閉体、及び前記ブレーキペダルの戻り時に同第1流通部を開放する復路用開閉体のいずれか一方であり、
前記第3流通部の前記開閉体が、前記往路用開閉体及び前記復路用開閉体の他方であることを特徴とする請求項4に記載の制動装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に用いられる制動装置に関し、とくに、ストロークシミュレータを備えた電子制御方式の制動装置の改良に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来において、電子制御方式の制動装置としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、ブレーキペダルの操作を電気信号に変換し、その電気信号によりアクチュエータを備えた摩擦ブレーキを作動させる制動装置が記載されている。このような電子制御方式の制動装置には、運転者にブレーキペダルの操作感覚を付与するためのストロークシミュレータが用いられている。
【0003】
特許文献1に記載のストロークシミュレータは、ハウジング内に作動流体(ブレーキオイル)により押動されるピストンと、ピストンにより押圧されるばね部材とを収容すると共に、ばね部材を積層した多数の皿ばねで構成することにより、ブレーキペダルの踏み込み量と踏力の特性の調整、特に、ヒステリシス特性の調整を容易にしたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-211124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記したような従来の制動装置は、ストロークシミュレータにおいて、ばね部材のばね定数によりブレーキペダルの踏力とペダルストロークとの関係が定まるので、ヒステリシス特性を調整するために皿ばねの数を変更すると踏力も変更されてしまうことになる。このため、従来の制動装置では、ストロークシミュレータのヒステリシス特性のみを独立して調整することが困難であり、このような問題点を解決することが課題であった。
【0006】
本発明は、上記従来の課題に着目して成されたもので、電子制御方式の制動装置において、ストロークシミュレータのヒステリシス特性を独立して調整することが可能である制動装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係わる制動装置は、ブレーキペダルに反力を付与するストロークシミュレータを備えた電子制御方式の制動装置である。上記制動装置は、ブレーキペダルの操作に伴ってストロークシミュレータに作動流体を供給するマスタシリンダと、ストロークシミュレータのマスタシリンダ側及びその反対側の少なくとも一方側に、ブレーキペダルの踏み込み及び戻りの動作に伴って作動流体が流通する調整機構を備えている。そして、制動装置は、調整機構が、ブレーキペダルの踏み込み時と戻り時とで作動流体の流動抵抗の大きさを変える機構であることを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係わる制動装置は、ストロークシミュレータを備えた電子制御方式の制動装置において、調整機構により、ブレーキペダルの踏み込み時と戻り時とで作動流体の流動抵抗の大きさを変えることで、踏み込み時及び戻り時の少なくとも一方の反力特性を変更する。これにより、上記制動装置は、ストロークシミュレータのヒステリシス特性を独立して調整することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係わる制動装置の第1実施形態を説明する図であって、要部の基本構成を示す断面説明図(上段)、踏み込み時の状態を示す断面説明図(中段)、戻り時の状態を示す断面説明図(下段)、及び踏力とストロークとの関係を示すグラフである。
本発明に係わる制動装置の第2実施形態を説明する図であって、要部の基本構成を示す断面説明図(上段)、戻り時の状態を示す各々調整機構の断面説明図(下段)、及び踏力とストロークとの関係を示すグラフである。
本発明に係わる制動装置の第3実施形態を説明する断面説明図(上段)、及び第4実施形態を説明する断面説明図(下段)である。
本発明に係わる制動装置の第5実施形態を説明する図であって、要部の基本構成を示す断面説明図(上段)、戻り時の状態を示す各々調整機構の断面説明図(下段)、及び踏力とストロークとの関係を示すグラフである。
本発明に係わる制動装置の第6実施形態を説明する断面説明図である。
本発明に係わる制動装置の第7実施形態を説明する図であって、要部の基本構成を示す断面説明図(上段)、戻り時の状態を示す各々調整機構の断面説明図(下段)、及び踏力とストロークとの関係を示すグラフである。
本発明に係わる制動装置の第8実施形態を説明する断面説明図である。
本発明に係わる制動装置の第9実施形態を説明する図であって、要部の基本構成を示す断面説明図(上段)、戻り時の状態を示す各々調整機構の断面説明図(下段)、及び踏力とストロークとの関係を示すグラフである。
本発明に係わる制動装置の第10実施形態を説明する断面説明図である。
本発明に係わる制動装置の第11実施形態を説明する図であって、要部の基本構成を示す断面説明図(上段)、戻り時の状態を示す各々調整機構の断面説明図(下段)、及び踏力とストロークとの関係を示すグラフである。
本発明に係わる制動装置の第12実施形態を説明する図であって、要部の基本構成を示す断面説明図(上段)、踏み込み時の状態を示す調整機構の断面説明図(下段左)、戻り時の状態を示す調整機構の断面説明図(下段右)、及び踏力とストロークとの関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1実施形態>
図1は、本発明に係わる制御装置の要部を示す断面説明図である。この制御装置は、ブレーキペダルPの操作を電気信号に変換し、その電気信号によりアクチュエータを備えた摩擦ブレーキ(図示せず)を作動させるものであり、電子制御方式の制動装置、若しくはブレーキ・バイ・ワイヤ方式の制御装置として周知である。なお、図1の上段に示すブレーキペダルP及びマスタシリンダMは、他の図では省略している。
(【0011】以降は省略されています)
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