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公開番号2024101792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005928
出願日2023-01-18
発明の名称サーバ管理装置及びサーバ管理方法
出願人KDDI株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人個人
主分類G06F 9/50 20060101AFI20240723BHJP(計算;計数)
要約【課題】物理サーバの電源を落としたとしても、トランザクション需要の増加前に物理サーバを起動させるサーバ管理装置及びサーバ管理方法を提供すること。
【解決手段】サーバ管理装置は、現在の時刻から第1所定時間前までのトランザクション数の時系列データと、現在の時刻の日付及び現在の時刻から第2所定時間後の日付との特徴量を予測関数に入力し、第2所定時間後のトランザクション数を予測するトランザクション数予測部と、予測されたトランザクション数を第1上限値及び第1下限値と比較し、1以上の仮想マシンのCPU使用率を第2上限値及び第2下限値と比較し、1以上の仮想マシンのメモリ使用率を第3上限値及び第3下限値とを比較し、物理サーバの電源をONにするかOFFにするかを判断するON/OFF判断部と、判断結果に基づいて、電源をONにする指令又は電源をOFFにする指令を物理サーバに送信するON/OFF処理部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
現在の時刻から第1所定時間前までの複数の物理サーバを含むサーバシステムにおけるトランザクション数の時系列データと、前記現在の時刻の日付及び前記現在の時刻から前記第1所定時間と異なる第2所定時間後の日付と、に関する特徴量を、前記第2所定時間後のトランザクション数を予測する予測関数に入力することで、前記第2所定時間後のトランザクション数を予測するトランザクション数予測部と、
前記トランザクション数予測部により予測された前記トランザクション数を予め設定された第1上限値及び前記第1上限値より小さい第1下限値と比較し、1以上の仮想マシンによるCPU使用率を前記第1上限値と異なる第2上限値及び前記第2上限値より小さい第2下限値と比較し、前記1以上の仮想マシンによるメモリ使用率を前記第1上限値及び前記第2上限値と異なる第3上限値及び前記第3上限値より小さい第3下限値とを比較し、電源状態がOFFの物理サーバの電源をONにするか前記電源状態がONの物理サーバの電源をOFFにするかを判断するON/OFF判断部と、
前記ON/OFF判断部による判断結果に基づいて、電源をONにする指令を前記電源状態がOFFの物理サーバに送信、又は電源をOFFにする指令を前記電源状態がONの物理サーバに送信するON/OFF処理部と、
を備えるサーバ管理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記ON/OFF判断部は、予測された前記トランザクション数が前記第1下限値以下、かつ前記1以上の仮想マシンによるCPU使用率が前記第2下限値以下、かつ前記1以上の仮想マシンによるメモリ使用率が前記第3下限値以下の場合、前記電源状態がONの物理サーバの電源をOFFにすると判断する、請求項1に記載のサーバ管理装置。
【請求項3】
前記ON/OFF判断部は、予測された前記トランザクション数が前記第1上限値以上、又は前記1以上の仮想マシンによるCPU使用率が前記第2上限値以上、又は前記1以上の仮想マシンによるメモリ使用率が前記第3上限値以上の場合、前記電源状態がOFFの物理サーバの電源をONすると判断する、請求項1又は請求項2に記載のサーバ管理装置。
【請求項4】
前記第2所定時間後の日付に関する特徴量には、平日、土曜日、日曜日に関する特徴量を含む、請求項1又は請求項2に記載のサーバ管理装置。
【請求項5】
前記ON/OFF判断部は、電源をONにして物理サーバが立ち上がるまでにかかる時間より長い時間間隔毎に判断する、請求項1又は請求項2に記載のサーバ管理装置。
【請求項6】
前記ON/OFF処理部は、前記物理サーバの電源をOFFにする場合、前記物理サーバ上の前記仮想マシンのコンテナノードで実行しているコンテナアプリを構成する全てのコンテナを、他の物理サーバ上の前記仮想マシンのコンテナノードに移動させる、請求項1又は請求項2に記載のサーバ管理装置。
【請求項7】
前記ON/OFF処理部は、前記物理サーバの電源をONにした場合、他の物理サーバ上の前記仮想マシンのコンテナノードで実行しているコンテナアプリを構成する少なくとも1つのコンテナを、電源をONにした前記物理サーバ上の前記仮想マシンのコンテナノードに移動させる、請求項1又は請求項2に記載のサーバ管理装置。
【請求項8】
コンピュータをサーバ管理装置として機能させるためのサーバ管理方法であって、
現在の時刻から第1所定時間前までの複数の物理サーバを含むサーバシステムにおけるトランザクション数の時系列データと、前記現在の時刻の日付及び前記現在の時刻から前記第1所定時間と異なる第2所定時間後の日付と、に関する特徴量を、前記第2所定時間後のトランザクション数を予測する予測関数に入力することで、前記第2所定時間後のトランザクション数を予測するトランザクション数予測ステップと、
予測された前記トランザクション数を予め設定された第1上限値及び前記第1上限値より小さい第1下限値と比較し、1以上の仮想マシンによるCPU使用率を前記第1上限値と異なる第2上限値及び前記第2上限値より小さい第2下限値と比較し、前記1以上の仮想マシンによるメモリ使用率を前記第1上限値及び前記第2上限値と異なる第3上限値及び前記第3上限値より小さい第3下限値とを比較し、電源状態がOFFの物理サーバの電源をONにするか前記電源状態がONの物理サーバの電源をOFFにするかを判断するON/OFF判断ステップと、
判断結果に基づいて、電源をONにする指令を前記電源状態がOFFの物理サーバに送信、又は電源をOFFにする指令を前記電源状態がONの物理サーバに送信するON/OFF処理ステップと、
を備えるサーバ管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の物理サーバを有するシステムにおいて動作させる物理サーバの数を制御するサーバ管理装置及びサーバ管理方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
複数の物理サーバを有するシステムにおいて、仮想マシンやコンテナによるスケーリングを行うことで、システム全体としての消費電力量を低減してリソースを配置する技術が知られている。例えば、特許文献1参照。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-61278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1記載の技術では、動作中の物理サーバが消費する待機電力量は削減することができない。
また、物理サーバの電源を一度落とした場合、再起動させて物理サーバを立ち上げ、再起動した物理サーバを含むシステム全体で仮想マシンやコンテナによるスケーリングが完了するまでに時間がかかる。すなわち、特許文献1記載のシステムでは、トランザクション需要が増加したときに物理サーバを立ち上げ、その後仮想マシンやコンテナによるスケーリングを行った場合、トランザクションの増加に直ちに対応することができない。このため、トランザクション需要が増加する前に物理サーバを立ち上げ、仮想マシンやコンテナによるスケーリングを完了させる必要がある。
【0005】
本発明は、動作させる物理サーバ数を最小限に抑え、カーボンニュートラルに貢献しながら運用することができるサーバ管理装置及びサーバ管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るサーバ管理装置は、現在の時刻から第1所定時間前までの複数の物理サーバを含むサーバシステムにおけるトランザクション数の時系列データと、前記現在の時刻の日付及び前記現在の時刻から前記第1所定時間と異なる第2所定時間後の日付と、に関する特徴量を、前記第2所定時間後のトランザクション数を予測する予測関数に入力することで、前記第2所定時間後のトランザクション数を予測するトランザクション数予測部と、前記トランザクション数予測部により予測された前記トランザクション数を予め設定された第1上限値及び前記第1上限値より小さい第1下限値と比較し、1以上の仮想マシンによるCPU使用率を前記第1上限値と異なる第2上限値及び前記第2上限値より小さい第2下限値と比較し、前記1以上の仮想マシンによるメモリ使用率を前記第1上限値及び前記第2上限値と異なる第3上限値及び前記第3上限値より小さい第3下限値とを比較し、電源状態がOFFの物理サーバの電源をONにするか前記電源状態がONの物理サーバの電源をOFFにするかを判断するON/OFF判断部と、前記ON/OFF判断部による判断結果に基づいて、電源をONにする指令を前記電源状態がOFFの物理サーバに送信、又は電源をOFFにする指令を前記電源状態がONの物理サーバに送信するON/OFF処理部と、を備える。
【0007】
前記ON/OFF判断部は、予測された前記トランザクション数が前記第1下限値以下、かつ前記1以上の仮想マシンによるCPU使用率が前記第2下限値以下、かつ前記1以上の仮想マシンによるメモリ使用率が前記第3下限値以下の場合、前記電源状態がONの物理サーバの電源をOFFにすると判断してもよい。
【0008】
前記ON/OFF判断部は、予測された前記トランザクション数が前記第1上限値以上、又は前記1以上の仮想マシンによるCPU使用率が前記第2上限値以上、又は前記1以上の仮想マシンによるメモリ使用率が前記第3上限値以上の場合、前記電源状態がOFFの物理サーバの電源をONすると判断してもよい。
【0009】
前記第2所定時間後の日付に関する特徴量には、平日、土曜日、日曜日に関する特徴量を含んでもよい。
【0010】
前記ON/OFF判断部は、電源をONにして物理サーバが立ち上がるまでにかかる時間より長い時間間隔毎に判断してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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