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公開番号2024100133
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023003892
出願日2023-01-13
発明の名称車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類B60W 20/12 20160101AFI20240719BHJP(車両一般)
要約【課題】先読み情報に含まれる区間の統合に起因してハイブリッド走行に切り替える走行計画が生成されてしまうような状況においても、電気走行が推奨される特定区間での電気走行を適切に継続可能とする。
【解決手段】車両の制御装置は、車両の走行予定経路に含まれる複数の区間の一部を所定の条件に応じて統合しつつ複数の区間に関する先読み情報を生成する情報生成処理と、先読み情報に基づいて、電気走行が推奨される特定区間を電気走行で走破するために必要なバッテリの残量を特定区間への進入前に確保し且つ特定区間において電気走行を行うように、電気走行とハイブリッド走行とを切り替える走行計画を生成する走行計画処理と、を実行する。そして、車両が特定区間を走行しており且つ特定区間の残距離が閾値未満の場合、制御装置は、車両が特定区間を走行し終えるまで走行計画処理を停止する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関と1又は複数の電動機の協働によるハイブリッド走行及び発電と、前記内燃機関を作動させずに前記1又は複数の電動機によって行う電気走行と、を実行可能なパワートレーンと、
前記パワートレーンとの間で電力を授受するバッテリと、
を備える車両を制御する制御装置であって、
前記車両の走行予定経路に含まれる複数の区間の一部を所定の条件に応じて統合しつつ前記複数の区間に関する先読み情報を生成する情報生成処理と、
前記先読み情報に基づいて、前記電気走行が推奨される特定区間を前記電気走行で走破するために必要な前記バッテリの残量を前記特定区間への進入前に確保し且つ前記特定区間において前記電気走行を行うように、前記電気走行と前記ハイブリッド走行とを切り替える走行計画を生成する走行計画処理と、
を実行し、
前記車両が前記特定区間を走行しており且つ前記特定区間の残距離が閾値未満の場合、前記車両が前記特定区間を走行し終えるまで前記走行計画処理を停止する
車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ハイブリッド車両の制御装置を開示している。この制御装置は、少なくとも走行経路の目的地を含む区間をEV走行区間としてのEV最優先区間に割り当てるとともに、当該走行経路におけるEV最優先区間以外の残りの区間を走行負荷と二次電池の残量とに基づいてHV走行区間又はEV走行区間に割り当てるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-213638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のようなEV走行(電気走行)とHV走行(ハイブリッド走行)との切り替え制御は、走行予定経路の各区間に関する区間情報(先読み情報)に基づいて行われる。このように用いられる先読み情報に関し、必要に応じて複数の区間が1つの区間に統合される場合がある。そのような区間統合がEV最優先区間の走行中に何らかの要因によって行われたことで現在の区間がEV最優先区間として扱われなくなると、本来的にはEV走行を行うべき区間であるにもかかわらず、EV走行が行われなくなる可能性がある。
【0005】
本開示は、上述のような課題に鑑みてなされたものであり、先読み情報に含まれる区間の統合に起因してハイブリッド走行に切り替える走行計画が生成されてしまうような状況においても、電気走行が推奨される特定区間での電気走行を適切に継続可能な車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る車両の制御装置は、内燃機関と1又は複数の電動機の協働によるハイブリッド走行及び発電と内燃機関を作動させずに1又は複数の電動機によって行う電気走行とを実行可能なパワートレーンと、パワートレーンとの間で電力を授受するバッテリと、を備える車両を制御する。制御装置は、車両の走行予定経路に含まれる複数の区間の一部を所定の条件に応じて統合しつつ複数の区間に関する先読み情報を生成する情報生成処理と、先読み情報に基づいて、電気走行が推奨される特定区間を電気走行で走破するために必要なバッテリの残量を特定区間への進入前に確保し且つ特定区間において電気走行を行うように、電気走行とハイブリッド走行とを切り替える走行計画を生成する走行計画処理と、を実行する。そして、車両が特定区間を走行しており且つ特定区間の残距離が閾値未満の場合、制御装置は、車両が特定区間を走行し終えるまで走行計画処理を停止する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、先読み情報に含まれる区間の統合に起因してハイブリッド走行に切り替える走行計画が生成されてしまうような状況においても、電気走行が推奨される特定区間での電気走行を適切に継続できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る車両の構成を概略的に示す図である。
実施の形態に係る走行支援機能に関する課題を説明するための図である。
実施の形態に係る走行切替制御に関する処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面とともに、本開示の実施の形態について説明する。
【0010】
1.車両の構成例
図1は、実施の形態に係る車両1の構成を概略的に示す図である。車両1は、ハイブリッド電気車両(HEV)であり、パワートレーン10と、バッテリ16と、制御装置20と、センサ類26と、HMI(Human Machine Interface)装置30と、を備える。制御装置20は、車両制御ECU(Electronic Control Unit)22と、ナビゲーションECU(ナビECU)24と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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