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公開番号2024100028
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023003726
出願日2023-01-13
発明の名称遮音板およびそれを用いた遮音壁
出願人株式会社栗本鐵工所
代理人個人,個人,個人
主分類E01F 8/00 20060101AFI20240719BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】支柱間に遮音板を設置するタイプの遮音壁において、遮音板を所定位置に容易に設置できるようにする。
【解決手段】遮音板1の正面の幅方向両端近傍の段押し部1bに、三角形の位置決めマーク7を、支柱3の一対のフランジ部3aの間へ挿入される挿入領域よりも幅方向内側に設けることにより、遮音板1を支柱3の間に積み重ねていく際に、正面から遮音板1の位置決めマーク7と支柱3のフランジ部3aの幅方向内側端面との間の距離を測定することができ、遮音板1を支柱3間の所定位置に簡単に設置できるようにしたのである。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
所定の間隔で立設される支柱の間に設置されて遮音壁を構築する遮音板において、
前記遮音壁の正面となる側または背面となる側に、前記支柱間の所定位置に設置するための目安となる位置決めマークが設けられていることを特徴とする遮音板。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記支柱が、一対の帯板状のフランジ部と、両フランジ部どうしを接続する帯板状のウェブ部とを有する断面H字状の部材からなるものであり、前記支柱の一対のフランジ部の間へ挿入される所定幅の挿入領域よりも幅方向内側に、前記位置決めマークが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遮音板。
【請求項3】
前記位置決めマークが、前記挿入領域の境界に接する状態で設けられていることを特徴とする請求項2に記載の遮音板。
【請求項4】
前記位置決めマークが、段押し部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遮音板。
【請求項5】
前記位置決めマークが、上下端部の幅方向の同じ位置にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遮音板。
【請求項6】
所定の間隔で立設される支柱と、前記支柱の間に設置される遮音板とによって構築される遮音壁において、
前記支柱は、一対の帯板状のフランジ部と、両フランジ部どうしを接続する帯板状のウェブ部とからなる断面H字状の部材であり、前記遮音板は、請求項1乃至5のいずれかに記載のものが前記支柱の間に複数段積み重なる状態で設置され、前記各遮音板の幅方向端部が前記支柱の一対のフランジ部の間で固定されていることを特徴とする遮音壁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遮音板と、それを用いて構築され騒音源から発生する騒音を遮る遮音壁に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
高速道路では、一般に、車両の走行によって発生する騒音の周辺地域への拡散を抑えるために、その騒音を遮る遮音壁が設置されている。この遮音壁としては、道路の路側部や中央分離帯等に所定の間隔で立設したH型鋼からなる支柱の間に、吸音材を収納した遮音板を高さ方向に複数段積み重ねて構築したタイプのものが多く見られる(例えば、特許文献1参照。)。このような遮音壁は、線路を走行する鉄道車両や工場等の騒音源から発生する騒音を遮るために設置されることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-42657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のタイプの遮音壁の設置作業においては、通常、立設した支柱の間に遮音板を積み重ねていく際に、配置する遮音板の幅方向の位置決めを正確に行うために、遮音板の幅方向端面とこれに対向する支柱の側面との間の距離を測定しており、この測定に手間がかかっていた。
【0005】
特に、支柱がH型鋼等、一対の帯板状のフランジ部と、両フランジ部の幅方向中央部どうしを接続する帯板状のウェブ部とからなる断面H字状の部材であり、遮音板をその幅方向端部が支柱の一対のフランジ部間に挿入される状態で設置する場合には、遮音壁の上方から遮音板の幅方向端面と支柱のウェブ部の内側面との間の距離を測定することが必要となり、遮音板を積み重ねていくほど、測定作業の煩雑さが一層増大するという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、支柱間に遮音板を設置するタイプの遮音壁において、遮音板を所定位置に容易に設置できるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の遮音板は、所定の間隔で立設される支柱の間に設置されて遮音壁を構築する遮音板において、前記遮音壁の正面となる側または背面となる側に、前記支柱間の所定位置に設置するための目安となる位置決めマークが設けられている構成を採用した(構成1)。
【0008】
上記構成1の遮音板を用いれば、遮音壁の支柱間に遮音板を設置する際に、遮音壁の正面となる側または背面となる側から遮音板の位置決めマークを用いて遮音板の位置決めを行えるので、遮音板を所定位置に容易に設置することができる。
【0009】
また、前記支柱が、一対の帯板状のフランジ部と、両フランジ部どうしを接続する帯板状のウェブ部とを有する断面H字状の部材からなるものである場合、上記構成1の遮音板を、前記支柱の一対のフランジ部の間へ挿入される所定幅の挿入領域よりも幅方向内側に、前記位置決めマークが設けられているものとすれば(構成2)、従来の遮音壁上方からの距離測定作業が不要となり、遮音板を積み重ねていっても遮音板の位置決めは容易に行えるようになる。そして、この構成2における前記位置決めマークを、前記挿入領域の境界に接する状態で設けるようにすれば(構成3)、遮音板の位置決め時の距離測定作業自体を省略することも可能となる。
【0010】
また、上記構成1乃至3のいずれの遮音板においても、前記位置決めマークが、段押し部に設けられているものとすれば(構成4)、遮音板を積み重ねて設置する場合、遮音板の設置後は段押し部がその上に設置される遮音板の下端のカバー部に覆われ、位置決めマークが外側から見えなくなるので、景観的に好ましいものとなる。
(【0011】以降は省略されています)

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