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公開番号2024139579
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023050587
出願日2023-03-27
発明の名称床版架設機
出願人日本コンベヤ株式会社,西松建設株式会社
代理人個人
主分類E01D 21/00 20060101AFI20241002BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】安定して床版を水平移動させることが可能な床版架設機を提供する。
【解決手段】この床版架設機100は、複数の床版2が並べられる架設方向に沿って移動可能な移動架台4と、移動架台4に設けられ、移動架台4の走行方向に沿って延びる走行桁5と、走行桁5に沿って走行する走行体6と、を備え、走行体6は、床版2を保持する保持機構12と、床版を走行方向および垂直方向に直交する方向に移動させるための横行駆動機構とを有する昇降体9と、昇降体9を垂直方向に昇降させる際のガイドとなるガイド部11と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
道路建設に用いられる複数の床版を架設する床版架設機であって、
前記複数の床版が並べられる架設方向に沿って移動可能な移動架台と、
前記移動架台に設けられ、前記移動架台の走行方向に沿って延びる走行桁と、
前記走行桁に沿って走行する走行体と、を備え、
前記走行体は、床版を保持する保持機構と、床版を走行方向および垂直方向に直交する横行方向に移動させる横行駆動機構とを有する昇降体と、前記昇降体を前記走行体に取り付けるとともに、前記昇降体を支持する昇降体支持軸を含み、前記昇降体を垂直方向に昇降させる際のガイドとなるガイド部と、を含む、床版架設機。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記走行体は、垂直軸線周りに前記保持機構を回転駆動させる垂直軸線回転駆動部を含む、請求項1に記載の床版架設機。
【請求項3】
前記走行体は、前記保持機構を水平方向に対して傾斜させる傾斜機構を含む、請求項1または2に記載の床版架設機。
【請求項4】
前記傾斜機構は、前記走行方向に延びる走行軸線周りに前記保持機構を回転駆動させて、水平方向に対して傾斜させるとともに、前記垂直方向および前記走行方向に直交する方向に延びる横行軸線周りに前記保持機構を回転駆動させて、水平方向に対して傾斜させるように構成されている、請求項3に記載の床版架設機。
【請求項5】
前記走行体は、前記走行体の位置を検出する位置検出部を含む、請求項1または2に記載の床版架設機。
【請求項6】
前記位置検出部は、前記走行体の移動量を計測するセンサを有する、請求項5に記載の床版架設機。
【請求項7】
前記床版には複数の金具が設けられており、
前記保持機構は、前記床版に設けられた前記複数の金具を把持するとともに駆動源を有する複数の把持部を有する、請求項1または2に記載の床版架設機。
【請求項8】
前記保持機構は、前記床版を真空吸着して保持する複数の吸着部を有する、請求項1または2に記載の床版架設機。
【請求項9】
前記保持機構は、前記吸着部と、前記床版の下面に当接する落下防止部とを有する、請求項8に記載の床版架設機。
【請求項10】
前記移動架台に設けられ、回収するために解体された前記床版を搬送する回収用搬送部と、
前記移動架台に設けられ、回収するために解体された前記床版を垂直方向に移動させる回収用昇降部と、をさらに備える、請求項1または2に記載の床版架設機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、床版架設機に関し、特に、床版を保持する保持機構を有する床版架設機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、床版を保持する保持機構を有する床版架設機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、平面構造体と、平面構造体に沿って前後方向に走行可能に設けられた走行機構と、走行機構に設けられたチェーンとを備える、床版架設装置が開示されている。特許文献1では、床版架設装置は、チェーンを介して床版を吊り下げて保持している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-214858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の床版架設装置では、4本のチェーンを水平移動させる際に床版が揺動して、不安定になるという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、安定して床版を水平移動させることが可能な床版架設機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による床版架設機は、道路建設に用いられる複数の床版を架設する床版架設機であって、複数の床版が並べられる架設方向に沿って移動可能な移動架台と、移動架台に設けられ、移動架台の走行方向に沿って延びる走行桁と、走行桁に沿って走行する走行体と、を備え、走行体は、床版を保持する保持機構と、床版を走行方向および垂直方向に直交する横行方向に移動させる横行駆動機構とを有する昇降体と、昇降体を走行体に取り付けるとともに、昇降体を支持する昇降体支持軸を含み、昇降体を垂直方向に昇降させる際のガイドとなるガイド部と、を含む。
【0008】
この発明の一の局面による床版架設機では、上記のように、走行体は、床版を保持する保持機構を有する昇降体と、昇降体を走行体に取り付けるとともに、昇降体を支持する昇降体支持軸を含み、昇降体を垂直方向に昇降させる際のガイドとなるガイド部とを含む。これによって、昇降体が、昇降体支持軸によって支持された状態で走行体に取り付けられるため、水平移動する際に昇降体が揺動することを抑制することができる。
【0009】
上記発明の一の局面による床版架設機において、好ましくは、走行体は、垂直軸線周りに保持機構を回転駆動させる垂直軸線回転駆動部を含む。このように構成すれば、保持機構を垂直軸線周りに回動させることにより、床版を回転させることができるため、平面視で床版の向きを容易に調整することができる。
【0010】
上記発明の一の局面による床版架設機において、好ましくは、走行体は、保持機構を水平方向に対して傾斜させる傾斜機構を含む。このように構成すれば、傾斜機構により保持機構を傾斜させることにより、保持機構に保持されている床版を傾斜させることができる。この結果、床版を架設する場所が傾斜している場合に、傾斜機構により床版の設置角度を容易に調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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