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公開番号2024140792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052129
出願日2023-03-28
発明の名称構造物
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E01D 18/00 20060101AFI20241003BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】床の長手方向及び幅方向において、柱の剛性を合理的に確保することを目的とする。
【解決手段】構造物10は、床20の長手方向に延びるとともに、床20の幅方向に間隔を空けて配置され、床20を支持する一対の桁30と、桁30の長手方向に間隔を空けて配置され、一対の桁30を連結する複数の連結梁40と、床20の幅方向を強軸方向として配置されるとともに、床20の幅方向から見て、V字形状に連結され、隣り合う連結梁40を支持する一対のH形鋼柱52と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
床の長手方向に延びるとともに、前記床の幅方向に間隔を空けて配置され、前記床を支持する一対の桁と、
前記桁の長手方向に間隔を空けて配置され、一対の前記桁を連結する複数の連結梁と、
前記床の幅方向を強軸方向として配置されるとともに、前記床の幅方向から見て、Ｖ字形状に連結され、隣り合う前記連結梁を支持する一対のＨ形鋼柱と、
を備える構造物。
続きを表示（約 120 文字）【請求項２】
一対の前記桁と前記連結梁とは、ピン接合される、
請求項１に記載の構造物。
【請求項３】
前記一対の桁は、前記連結梁に対して通し材とされる、
請求項１又は請求項２に記載の構造物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、構造物に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
隣り合う柱に、並列に架設される複数の梁が知られている（例えば、特許文献１，２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００８－０３１６４４号公報
特開２０１１－０４３０３１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、一列に配列された複数の柱によって床が支持されるペデストリアンデッキ等の構造物が知られている。この種の構造物の柱には、床の長手方向及び幅方向に曲げモーメントが作用するため、柱の剛性の確保が問題となる。
【０００５】
本発明は、上記の事実を考慮し、床の長手方向及び幅方向において、柱の剛性を合理的に確保することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
請求項１に記載の構造物は、床の長手方向に延びるとともに、前記床の幅方向に間隔を空けて配置され、前記床を支持する一対の桁と、前記桁の長手方向に間隔を空けて配置され、一対の前記桁を連結する複数の連結梁と、前記床の幅方向を強軸方向として配置されるとともに、前記床の幅方向から見て、Ｖ字形状に連結され、隣り合う前記連結梁を支持する一対のＨ形鋼柱と、を備える。
【０００７】
請求項１に係る構造物によれば、一対の桁は、床の長手方向に延びるとともに、床の幅方向に間隔を空けて配置され、床を支持する。この一対の桁は、複数の連結梁によって連結される。複数の連結梁は、一対の桁の長手方向に間隔を空けて配置される。
【０００８】
隣り合う連結梁は、一対のＨ形鋼柱によって支持される。ここで、一対のＨ形鋼柱は、床の幅方向を強軸方向として配置される。これにより、床の幅方向において、一対の各Ｈ形鋼柱の剛性（曲げ剛性）を合理的に確保することができる。
【０００９】
また、一対のＨ形鋼柱は、床の幅方向から見て、Ｖ字形状に連結される。つまり、一対のＨ形鋼柱は、斜材（軸力材）となる。これにより、床の長手方向において、一対のＨ形鋼柱に曲げモーメントが作用しないか、若しくは作用する曲げモーメントが低減される。したがって、床の長手方向においても、一対のＨ形鋼柱の剛性（曲げ剛性）を合理的に確保することができる。
【００１０】
請求項２に記載の構造物は、請求項１に記載の構造物において、一対の前記桁と前記連結梁とは、ピン接合される。
（【００１１】以降は省略されています）

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