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公開番号2024098216
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-23
出願番号2023001537
出願日2023-01-10
発明の名称眼科装置、眼科装置の制御方法、眼科撮影方法、プログラム、及び記録媒体
出願人株式会社トプコン
代理人個人
主分類A61B 3/14 20060101AFI20240716BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】スリットスキャン型の眼科装置によって取得される画像の輝度ムラを解消する。
【解決手段】実施形態の眼科装置は、記憶部と撮影部とプロセッサとを含む。記憶部には、視度値と眼底位置との複数の組み合わせに対応する複数の補正値が記録された補正情報が記憶される。撮影部は、撮影ユニットとフォーカス調整ユニットとを含む。撮影ユニットは、被検眼の眼底に対するスリット光の投射位置を移動しつつ撮影を行う(スリットスキャン)。フォーカス調整ユニットは、撮影ユニットのフォーカス調整を行う。プロセッサは、フォーカス調整によって取得された被検眼の視度データと補正情報とに基づいて撮影部の制御を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
視度値と眼底位置との複数の組み合わせに対応する複数の補正値が記録された補正情報を予め記憶する記憶部と、
被検眼の眼底に対するスリット光の投射位置を移動しつつ撮影を行う撮影ユニットと、前記撮影ユニットのフォーカス調整を行うためのフォーカス調整ユニットとを含む撮影部と、
前記フォーカス調整によって取得された前記被検眼の視度データと前記補正情報とに基づいて前記撮影部の制御を実行するプロセッサと
を含む、眼科装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記撮影ユニットは、前記被検眼の前記眼底における複数の領域を順次に撮影し、
前記プロセッサは、前記複数の領域に対する前記スリット光の投射強度が等しくなるように前記撮影部の制御を実行する、
請求項1の眼科装置。
【請求項3】
前記撮影ユニットは、光源を含み、
前記プロセッサは、前記光源の制御を実行する、
請求項2の眼科装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記フォーカス調整ユニットの制御を実行する、
請求項2又は3の眼科装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記視度データと前記補正情報とに基づいて撮影条件を決定する条件決定部と、
前記撮影条件に基づいて前記撮影部の制御を実行する撮影制御部と
を含む、
請求項1の眼科装置。
【請求項6】
前記撮影ユニットは、前記被検眼の前記眼底における複数の領域を順次に撮影し、
前記条件決定部は、前記複数の領域に対する前記スリット光の投射強度が等しくなるように前記撮影条件を決定する、
請求項5の眼科装置。
【請求項7】
前記条件決定部は、前記視度データと前記複数の領域のそれぞれとの組み合わせに対応する前記視度値と前記眼底位置との組み合わせを前記補正情報から特定することによって前記複数の補正値から補正値群を選択し、
前記撮影条件は、前記補正値群を含む、
請求項6の眼科装置。
【請求項8】
前記撮影ユニットは、光源を含み、
前記条件決定部は、前記撮影条件として光源制御条件を決定し、
前記撮影制御部は、前記複数の領域の順次的な撮影のための前記撮影ユニットの制御と並行して前記光源制御条件に基づく前記光源の制御を実行する、
請求項6の眼科装置。
【請求項9】
前記条件決定部は、前記光源制御条件として発光強度制御条件を決定し、
前記撮影制御部は、前記複数の領域の順次的な撮影のための前記撮影ユニットの制御と並行して前記発光強度制御条件に基づき前記光源の発光強度を変更する、
請求項8の眼科装置。
【請求項10】
前記補正情報に記録された前記複数の補正値は、前記光源の発光強度に関する複数の発光強度補正値を含み、
前記条件決定部は、前記視度データと前記複数の領域のそれぞれとの組み合わせに対応する前記視度値と前記眼底位置との組み合わせを前記補正情報から特定することによって前記複数の発光強度補正値から第1の補正値群を選択し、
前記発光強度制御条件は、前記第1の補正値群を含む、
請求項9の眼科装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、眼科装置、眼科装置の制御方法、眼科撮影方法、プログラム、及び記録媒体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
被検眼の眼底を撮影するための眼科装置としては、眼底カメラや走査型レーザー検眼鏡(SLO)が知られている。特許文献1には、スリット光を用いて眼底を照明し、その戻り光をローリングシャッター型の撮像装置(CMOS)で検出することによって眼底画像を生成するように構成された眼科装置が開示されている。この眼科装置は、眼底に対するスリット光の投射位置の移動と、撮像装置による戻り光の検出(撮影)とを同期的に繰り返し実行して収集された複数の画像を合成することによって、簡素な構成で眼底画像を取得することが可能である。このような撮影手法(モダリティ)はスリットスキャンなどと呼ばれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第7831106号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
公知のスリットスキャン型の眼科装置が有する問題の1つとして次のものがある。
【0005】
一般的に、眼底の内壁の形状は凹球面状(椀状)である。そのため、被検眼が正視眼でない限り、光学系のピントを眼底の中心部に合わせても周辺部ではピントズレが生じ、逆に周辺部にピントを合わせても中心部ではピントズレが生じてしまう。
【0006】
公知のスリットスキャン型の眼科装置においては、眼底の中心部にピントを合わせて撮影を行う場合、眼底の中心部には十分に収束したスリット光が投射される一方で、周辺部には十分に収束していないスリット光が投射されるため、中心部の画像は相対的に明るく描写され、周辺部の画像は相対的に暗く描写される。これらを合成して得られる画像は明るさが不均一なものになってしまう。すなわち、公知のスリットスキャン型の眼科装置では、輝度ムラのある画像が取得されてしまう。
【0007】
逆に、眼底の周辺部にピントを合わせて撮影を行う場合には、眼底の周辺部には十分に収束したスリット光が投射される一方で、中心部には十分に収束していないスリット光が投射されるため、周辺部の画像は相対的に明るく描写され、中心部の画像は相対的に暗く描写される。これらを合成して得られる画像もやはり輝度ムラを有するものになってしまう。
【0008】
このような輝度ムラの問題は、強度近視眼のように眼軸長の長い眼を撮影する場合に特に顕著に現れる。
【0009】
本開示の1つの目的は、スリットスキャン型の眼科装置によって取得される画像の輝度ムラの問題を解消するための新規な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係る実施形態の1つの態様は、視度値と眼底位置との複数の組み合わせに対応する複数の補正値が記録された補正情報を予め記憶する記憶部と、被検眼の眼底に対するスリット光の投射位置を移動しつつ撮影を行う撮影ユニットと、前記撮影ユニットのフォーカス調整を行うためのフォーカス調整ユニットとを含む撮影部と、前記フォーカス調整によって取得された前記被検眼の視度データと前記補正情報とに基づいて前記撮影部の制御を実行するプロセッサとを含む、眼科装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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