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公開番号2024095634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2023223129
出願日2023-12-28
発明の名称有機金属化合物及び複数種のホスト材料を含む有機発光素子
出願人エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
代理人園田・小林弁理士法人
主分類H10K 50/12 20230101AFI20240703BHJP()
要約【課題】駆動電圧、効率及び寿命を改善することができる、有機金属化合物と複数種のホスト材料を有機発光層に適用した有機発光素子を提供すること。
【解決手段】有機発光素子は、特定の有機金属化合物を含むドーパント物質160’と、特定の化合物であるホスト物質160’’、及び別の特定の化合物であるホスト物質160’’’とを含む発光層160を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1電極;
前記第1電極と向かい合う第2電極;並びに、
前記第1電極と第2電極との間に配置される有機層;を含み、
前記有機層は、発光層を含み、前記発光層は、ドーパント物質及びホスト物質を含み、
前記ドーパント物質は、下記の化1で表される有機金属化合物を含み、
前記ホスト物質は、下記の化2で表される化合物及び下記の化3で表される化合物の混合物を含む、有機発光素子:
TIFF
2024095634000031.tif
46
170
上記化1において、
Xは、酸素(O)、硫黄(S)及びセレン(Se)からなる群から選択される1つであり、


、X

及びX

は、それぞれ独立して窒素(N)又はCR’であり、


、R

、R

、R

、R

、R

、及びR’は、それぞれ独立して水素、重水素、ハロゲン、ハライド、アルキル基、シクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリールアルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、シリル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、ヘテロアルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロアリール基、アシル基、カルボニル基、カルボン酸基、エステル基、ニトリル基、イソニトリル基、スルファニル基、スルフィニル基、スルホニル基、ホスフィノ基、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される1つであり、このとき、前記R

、R

、R

、R

、R

、R

、及びR’の水素のうち1つ以上は、非置換されるか重水素に置換することができ、


及びR

は、それぞれ独立してハロゲン、ハライド、アルキル基、シクロアルキル基、ヘテロアルキル基、アリールアルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、シリル基、アルケニル基、シクロアルケニル基、ヘテロアルケニル基、アルキニル基、アリール基、ヘテロアリール基、アシル基、カルボニル基、カルボン酸基、エステル基、ニトリル基、イソニトリル基、スルファニル基、スルフィニル基、スルホニル基、ホスフィノ基、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される1つであり、このとき、前記R

及びR

の水素のうち1つ以上は、非置換されるか重水素に置換することができ、
nは、0~2の定数であり、
p、qおよびwは、それぞれ独立して1~4の定数であり、
TIFF
2024095634000032.tif
48
170
上記化2において、


及びR

は、それぞれC3-C40の単環アリール基、多環アリール基、単環ヘテロアリール基、及び多環ヘテロアリール基からなる群から選択される1種であり、R

及びR

は、それぞれ独立してアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、シアノ基、アルキルシリル基、及びアリールシリル基、及びトリフェニルシリル基からなる群から選択される1種以上の置換基に置換されるか非置換であり、


及びR

は、それぞれ水素、重水素、ハロゲン、シアノ基、及びアルキル基からなる群から選択される1つであり、r及びsは、それぞれ独立して0~7の定数であり、rが2以上である場合、(R



のR

は、互いに同一であるか相異し、sが2以上である場合、(R



のR

は、互いに同一であるか相異し、
TIFF
2024095634000033.tif
66
170
上記化3において、
Zは、それぞれ独立して窒素(N)又はCR
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
上記化1のnは、2である、
請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項3】
上記化1のXは、酸素(O)である、
請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項4】
上記化1で表される有機金属化合物は、下記の化合物GD-1~化合物GD-10からなる群から選択される1つである、
請求項1に記載の有機発光素子:
TIFF
2024095634000034.tif
119
170
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2024095634000035.tif
38
170

【請求項5】
上記化2のR

及びR

は、それぞれ独立してフェニル基、ナフチル基、アントラセン基、クリセン基、ピレン基、フェナントレン基、トリフェニレン基、フルオレン基、及び9,9’-スピロフルオレン基からなる群から選択される1種である、
請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項6】
上記化2で表される化合物は、下記の化合物GHH-1~化合物GHH-20からなる群から選択される1つである、
請求項1に記載の有機発光素子:
TIFF
2024095634000036.tif
209
170
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2024095634000037.tif
199
170
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2024095634000038.tif
62
170

【請求項7】
上記化3のl及びmは、それぞれ独立して0又は1である、
請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項8】
上記化3のAr

及びAr

は、それぞれ独立して水素又はC6-C50のアリール基である、
請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項9】
上記化3のAr

は、フェニル基、ビフェニル基、テルフェニル基、ナフチル基、アントラセニル基、フェナントリル基、ピレニル基、ペリレニル基、クリセニル基、及び置換又は非置換されたフルオレニル基からなる群から選択される1つである、
請求項1に記載の有機発光素子。
【請求項10】
上記化3で表される化合物は、下記の化合物GEH-1~化合物GEH-20からなる群から選択される1つである、
請求項1に記載の有機発光素子:
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2024095634000039.tif
247
170
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2024095634000040.tif
102
170
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2024095634000041.tif
51
170

(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、有機金属化合物及び複数種のホスト材料を含む有機発光素子に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
表示装置は、様々な分野に適用されるにつれて関心が高まっている。これら表示素子の1つとして、有機発光素子(organic light emitting diode,OLED)を含む有機発光表示装置の技術が急速で発展している。
【0003】
有機発光素子は、正極と負極との間に形成された発光層に電荷を注入すると、電子と正孔とが双を成して、励起子(エキシトン)を形成した後、励起子のエネルギーを光に放出する素子である。有機発光ダイオードは、既存のディスプレイ技術に比べて、低電圧駆動が可能であり、電力消耗が比較的に少なくて、優れた色感を有するだけでなく、フレキシブルな基板の適用が可能であるため、様々な活用が可能であり、表示装置の大きさを自在に調節することができるという長所を有している。
【0004】
有機発光素子(organic light emitting diode,OLED)は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display,LCD)に比べて視野角、明暗比などに優れ、バックライトが不要であり、軽量及び超薄型が可能である。有機発光素子は、負極(電子注入電極;cathode)と正極(正孔注入電極;anode)との間に複数の有機物層、例えば、正孔注入層、正孔輸送層、正孔輸送補助層、電子遮断層、発光層、電子伝達層などが配置して形成される。
【0005】
これら有機発光素子の構造において、両電極の間に電圧をかけると、負極と正極からそれぞれ電子と正孔が注入され、発光層で生成された励起子(exciton)が基底状態に落ちながら輝くことになる。
【0006】
有機発光素子に用いられる有機材料は、大きく発光材料と電荷輸送材料に区分することができる。発光材料は、有機発光素子の発光効率を決定する重要な要因であって、発光材料は、量子効率が高く、電子と正孔の移動度に優れる必要があり、発光層に均一かつ安定的に存在していなければならない。発光材料は、発色光によって青色、赤色、緑色などの発光材料に区分され、発色材料として、色純度の増加と、エネルギー転移による発光効率を増加させるために、ホスト(host)、ドーパント(dopant)として用いる。
【0007】
蛍光物質の場合、発光層で形成される励起子のうち、約25%の一重項(singlet)のみが光を作るのに用いられ、75%の三重項(triplet)は、ほとんど熱に消失する反面、燐光物質は、一重項と三重項をいずれも光に転換させる発光メカニズムを有している。
【0008】
現在まで有機発光素子に用いられる燐光発光材料は、有機金属化合物が用いられている。既存の有機発光素子に対し素子の効率及び寿命の改善のため、高効率の燐光ドーパント材料の導出及び最適な光物里的特性のホストの適用により、有機発光素子の性能を改善しようとする技術的要求が依然として存在している実情である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
よって、本発明の目的は、駆動電圧、効率及び寿命を改善することができる、有機金属化合物と複数種のホスト材料を有機発光層に適用した有機発光素子を提供することである。
【0010】
本発明の目的は、以上で言及した目的に限らず、言及していない本発明の他の目的及び長所は、下記の説明によって理解することができ、本発明の実施例によってより明らかに理解することができる。また、本発明の目的及び長所は、特許請求の範囲に示した手段及びその組み合わせによって実現できることが分かりやすい。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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