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公開番号
2024157748
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023072292
出願日
2023-04-26
発明の名称
半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法
出願人
キオクシア株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H10B
43/27 20230101AFI20241031BHJP()
要約
【課題】チャネル層を低抵抗化し、また、チャネル層由来のノイズを低減して、メモリセルの電気特性を向上させること。
【解決手段】実施形態の半導体記憶装置は、複数の導電層と複数の絶縁層とが交互に積層された積層体と、複数の導電層のそれぞれの面と交差する第1の方向に積層体内を延びる芯材、芯材の側面を覆う結晶質の半導体層、及び半導体層の側面に電荷蓄積層を含んで積層された多層絶縁層をそれぞれ含む複数のピラーと、を備え、半導体層のそれぞれは、第1の方向の少なくとも第1の端部側において、第1の方向における1μmあたりの結晶粒界の出現数が2個未満の結晶構造を有し、炭素、窒素、酸素、及びフッ素のうちの1以上である添加物を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の導電層と複数の絶縁層とが交互に積層された積層体と、
前記複数の導電層のそれぞれの面と交差する第1の方向に前記積層体内を延びる芯材、前記芯材の側面を覆う結晶質の半導体層、及び前記半導体層の側面に電荷蓄積層を含んで積層された多層絶縁層をそれぞれ含む複数のピラーと、を備え、
前記半導体層のそれぞれは、
前記第1の方向の少なくとも第1の端部側において、前記第1の方向における1μmあたりの結晶粒界の出現数が2個未満の結晶構造を有し、
炭素、窒素、酸素、及びフッ素のうちの1以上である添加物を含む、
半導体記憶装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記複数のピラーは、
前記第1の方向の前記第1の端部から、前記第1の端部の反対側の第2の端部へと向かって平均粒径が小さくなる前記半導体層を有する第1のピラーを含む、
請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】
前記第1のピラーが有する前記半導体層は、
前記第2の端部側において、前記第1の方向における1μmあたりの結晶粒界の出現数が10個以上の結晶構造を有する、
請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】
前記複数のピラーに含まれる前記第1のピラーの比率は4%以下である、
請求項3に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】
複数の導電層と複数の絶縁層とが交互に積層された積層体と、
前記複数の導電層のそれぞれの面と交差する第1の方向に前記積層体内を延びる芯材、前記芯材の側面を覆う結晶質の半導体層、及び前記半導体層の側面に電荷蓄積層を含んで積層された多層絶縁層をそれぞれ含む複数のピラーと、を備え、
前記半導体層には、炭素、窒素、酸素、及びフッ素のうちの1以上である添加物が含まれ、
前記第1の方向と交差する方向の断面であって、前記複数のピラーの前記第1の方向中央での前記断面において、前記複数のピラーのうち、前記半導体層に結晶粒界の出現するピラーの比率は2%未満である、
半導体記憶装置。
【請求項6】
複数の第1の絶縁層と複数の第2の絶縁層とが交互に積層された積層体を形成し、
前記複数の第1の絶縁層のそれぞれの面と交差する第1の方向に前記積層体内を延びる複数のホールを形成し、
電荷蓄積層を含んで前記複数のホールの側壁をそれぞれ覆う多層絶縁層を形成し、
前記多層絶縁層を介して前記複数のホールの側壁をそれぞれ覆う非晶質の第1の半導体層を形成し、
メタルアシストを用いたアニール処理により前記第1の半導体層を結晶化して結晶質の第2の半導体層を形成し、
前記第2の半導体層で囲まれた前記複数のホール内に芯材を充填し、
前記第1の半導体層を形成するときは、
層厚方向の前記多層絶縁層寄りに、炭素、窒素、酸素、及びフッ素のうちの1以上である添加物を前記第1の半導体層に添加する、
半導体記憶装置の製造方法。
【請求項7】
前記第1の半導体層を形成するときは、
前記多層絶縁層からの距離が、前記第1の半導体層の層厚に対して50%未満の領域にピーク濃度を有するよう前記添加物を添加する、
請求項6に記載の半導体記憶装置の製造方法。
【請求項8】
前記第1の半導体層を形成するときは、
前記多層絶縁層からの距離が、前記第1の半導体層の層厚に対して5%以上25%未満の領域にピーク濃度を有するよう前記添加物を添加する、
請求項7に記載の半導体記憶装置の製造方法。
【請求項9】
前記第1の半導体層を形成するときは、
ピーク濃度が5×10
19
以上1×10
21
atoms/cm
3
以下となるよう前記添加物を添加する、
請求項7に記載の半導体記憶装置の製造方法。
【請求項10】
前記複数のホール内に前記芯材を充填する前に、
前記第2の半導体層を層厚方向にエッチングして薄くする、
請求項6に記載の半導体記憶装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
3次元不揮発性メモリでは、例えば複数の導電層が積層された積層体中にチャネル層となる半導体層と、メモリ層となる多層絶縁層とを有するピラーが貫通される。チャネル層となる半導体層は、ピラーの延伸方向の全体に亘って単結晶となっていることが好ましい。これにより、チャネル層を低抵抗化し、また、チャネル層由来のノイズを低減して、複数の導電層との交差部に形成されるメモリセルの電気特性を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-103742号公報
特開2004-165185号公報
特開2009-194259号公報
特開2020-141008号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
1つの実施形態は、チャネル層を低抵抗化し、また、チャネル層由来のノイズを低減して、メモリセルの電気特性を向上させることができる半導体記憶装置および半導体記憶装置の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の半導体記憶装置は、複数の導電層と複数の絶縁層とが交互に積層された積層体と、前記複数の導電層のそれぞれの面と交差する第1の方向に前記積層体内を延びる芯材、前記芯材の側面を覆う結晶質の半導体層、及び前記半導体層の側面に電荷蓄積層を含んで積層された多層絶縁層をそれぞれ含む複数のピラーと、を備え、前記半導体層のそれぞれは、前記第1の方向の少なくとも第1の端部側において、前記第1の方向における1μmあたりの結晶粒界の出現数が2個未満の結晶構造を有し、炭素、窒素、酸素、及びフッ素のうちの1以上である添加物を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
実施形態にかかる半導体記憶装置のブロック図。
実施形態にかかる半導体記憶装置が備えるメモリセルアレイの構成の一例を示す等価回路図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の概略の構成例を示す断面図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の構成の一例を示す図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の複数のピラーに含まれるチャネル層の結晶構造を示す模式図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
実施形態にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する図。
比較例にかかる非晶質のチャネル層を結晶質のチャネル層に転換する様子を示すメモリホールの拡大断面図。
実施形態にかかるチャネル層に導入されるドープ層の適正位置を示すグラフ。
実施形態の変形例にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する拡大断面図。
実施形態の変形例にかかる半導体記憶装置の製造方法の手順の一部を順に例示する拡大断面図。
実施形態のその他の変形例にかかる半導体記憶装置の構成の一例を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、本発明の実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により、本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0008】
(半導体記憶装置の機能構成)
図1は、実施形態にかかる半導体記憶装置1のブロック図である。図1に示すように、半導体記憶装置1は、入出力回路310、ロジック制御回路320、ステータスレジスタ330、アドレスレジスタ340、コマンドレジスタ350、シーケンサ360、レディ/ビジー回路370、電圧発生回路380、メモリセルアレイ510、ロウデコーダ520、センスアンプモジュール530、データレジスタ540、及びカラムデコーダ550を備える。
【0009】
入出力回路310は、半導体記憶装置1を制御する不図示のメモリコントローラ等の外部装置との信号DQの入出力を制御する。入出力回路310は、図示しない入力回路と出力回路とを備える。
【0010】
入力回路は、外部装置から受信した書き込みデータWD等のデータDATを、データレジスタ540に送信し、アドレスADDをアドレスレジスタ340に送信し、コマンドCMDをコマンドレジスタ350に送信する。
(【0011】以降は省略されています)
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