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公開番号
2024153894
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2024128962,2023127078
出願日
2024-08-05,2012-09-10
発明の名称
発光装置
出願人
株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類
H10K
59/12 20230101AFI20241022BHJP()
要約
【課題】トランジスタがノーマリオンであっても、閾値電圧のばらつきによる画素間の輝
度のばらつきが抑えられる発光装置。
【解決手段】通常のゲート電極(第1ゲート電極)の他に、閾値電圧を制御するための第
2ゲート電極が備えられたトランジスタを用いて、発光素子への電流の供給を制御する構
成を有する。さらに、上記発光装置は、上記トランジスタの第1ゲート電極とドレイン端
子の間の導通または非導通を選択する単数または複数のスイッチを有する。そして、トラ
ンジスタの閾値電圧を取得する際に、上記スイッチによりトランジスタの第1ゲート電極
とドレイン端子の間を導通させ、なおかつ、第2ゲート電極の電位を制御することでトラ
ンジスタの閾値電圧をシフトさせる構成とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の画素を有し、
前記複数の画素のそれぞれは、第1のトランジスタ乃至第3のトランジスタと、発光素子と、を有し、
前記複数の画素のうち少なくとも一の画素において、前記第1のトランジスタは、画像信号に従って前記発光素子への電流の供給を制御する機能を有し、
前記一の画素において、前記第2のトランジスタは、前記画像信号の前記一の画素への供給を制御する機能を有し、
前記一の画素において、前記第3のトランジスタは、前記第1のトランジスタのゲート電極への第1の電位の供給を制御する機能を有する発光装置であって、
前記第1のトランジスタのゲート電極としての機能を有する第1の導電膜と、
前記第1のトランジスタのチャネル形成領域を介して前記第1の導電膜と重なりを有し、かつ、前記第1のトランジスタの第2のゲート電極としての機能を有する第2の導電膜と、
前記第2のトランジスタのチャネル形成領域と重なりを有し、かつ、前記発光素子が有する第1の画素電極としての機能を有する第3の導電膜と、
前記第3のトランジスタのチャネル形成領域と重なりを有し、かつ、前記一の画素に隣接する別の一の画素が有する前記発光素子の、第2の画素電極としての機能を有する第4の導電膜と、
を有し、
前記第3の導電膜及び前記第4の導電膜のそれぞれは、一の絶縁膜の上面に接する領域を有し、
前記第1のトランジスタのチャネル形成領域は、前記第3の導電膜及び前記第4の導電膜と重ならない領域を有する、
発光装置。
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【請求項2】
複数の画素を有し、
前記複数の画素のそれぞれは、第1のトランジスタ乃至第3のトランジスタと、発光素子と、を有し、
前記複数の画素のうち少なくとも一の画素において、前記第1のトランジスタは、画像信号に従って前記発光素子への電流の供給を制御する機能を有し、
前記一の画素において、前記第2のトランジスタは、前記画像信号の前記一の画素への供給を制御する機能を有し、
前記一の画素において、前記第3のトランジスタは、前記第1のトランジスタのゲート電極への第1の電位の供給を制御する機能を有する発光装置であって、
前記第1のトランジスタのゲート電極としての機能を有する第1の導電膜と、
前記第1のトランジスタのチャネル形成領域を介して前記第1の導電膜と重なりを有し、かつ、前記第1のトランジスタの第2のゲート電極としての機能を有する第2の導電膜と、
前記第2のトランジスタのチャネル形成領域と重なりを有し、かつ、前記発光素子が有する第1の画素電極としての機能を有する第3の導電膜と、
前記第3のトランジスタのチャネル形成領域と重なりを有し、かつ、前記一の画素に隣接する別の一の画素が有する前記発光素子の、第2の画素電極としての機能を有する第4の導電膜と、
を有し、
前記第3の導電膜及び前記第4の導電膜のそれぞれは、アノードとしての機能を有し、
前記第1のトランジスタのチャネル形成領域は、前記第3の導電膜及び前記第4の導電膜と重ならない領域を有する、
発光装置。
【請求項3】
複数の画素を有し、
前記複数の画素のそれぞれは、第1のトランジスタ乃至第3のトランジスタと、発光素子と、を有し、
前記複数の画素のうち少なくとも一の画素において、前記第1のトランジスタは、画像信号に従って前記発光素子への電流の供給を制御する機能を有し、
前記一の画素において、前記第2のトランジスタは、前記画像信号の前記一の画素への供給を制御する機能を有し、
前記一の画素において、前記第3のトランジスタは、前記第1のトランジスタのゲート電極への第1の電位の供給を制御する機能を有する発光装置であって、
前記第1のトランジスタのゲート電極としての機能を有する第1の導電膜と、
前記第1のトランジスタのチャネル形成領域を介して前記第1の導電膜と重なりを有し、かつ、前記第1のトランジスタの第2のゲート電極としての機能を有する第2の導電膜と、
前記第2のトランジスタのチャネル形成領域と重なりを有し、かつ、前記発光素子が有する第1の画素電極としての機能を有する第3の導電膜と、
前記第3のトランジスタのチャネル形成領域と重なりを有し、かつ、前記一の画素に隣接する別の一の画素が有する前記発光素子の、第2の画素電極としての機能を有する第4の導電膜と、
を有し、
前記第1の導電膜は、前記第2の導電膜の上方に配置される領域を有し、
前記第3の導電膜及び前記第4の導電膜のそれぞれは、一の絶縁膜の上面に接する領域を有し、
前記第1のトランジスタのチャネル形成領域は、前記第3の導電膜及び前記第4の導電膜と重ならない領域を有する、
発光装置。
【請求項4】
複数の画素を有し、
前記複数の画素のそれぞれは、第1のトランジスタ乃至第3のトランジスタと、発光素子と、を有し、
前記複数の画素のうち少なくとも一の画素において、前記第1のトランジスタは、画像信号に従って前記発光素子への電流の供給を制御する機能を有し、
前記一の画素において、前記第2のトランジスタは、前記画像信号の前記一の画素への供給を制御する機能を有し、
前記一の画素において、前記第3のトランジスタは、前記第1のトランジスタのゲート電極への第1の電位の供給を制御する機能を有する発光装置であって、
前記第1のトランジスタのゲート電極としての機能を有する第1の導電膜と、
前記第1のトランジスタのチャネル形成領域を介して前記第1の導電膜と重なりを有し、かつ、前記第1のトランジスタの第2のゲート電極としての機能を有する第2の導電膜と、
前記第2のトランジスタのチャネル形成領域と重なりを有し、かつ、前記発光素子が有する第1の画素電極としての機能を有する第3の導電膜と、
前記第3のトランジスタのチャネル形成領域と重なりを有し、かつ、前記一の画素に隣接する別の一の画素が有する前記発光素子の、第2の画素電極としての機能を有する第4の導電膜と、
を有し、
前記第1の導電膜は、前記第2の導電膜の上方に配置される領域を有し、
前記第3の導電膜及び前記第4の導電膜のそれぞれは、アノードとしての機能を有し、
前記第1のトランジスタのチャネル形成領域は、前記第3の導電膜及び前記第4の導電膜と重ならない領域を有する、
発光装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トランジスタが各画素に設けられた発光装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
発光素子を用いたアクティブマトリクス型の発光装置は、通常、少なくとも発光素子と、
画素への画像信号の入力を制御するトランジスタ(スイッチング用トランジスタ)と、画
像信号に従って該発光素子に供給する電流値を制御するトランジスタ(駆動用トランジス
タ)とが、各画素に設けられている。上記構成の発光装置では、駆動用トランジスタのド
レイン電流が発光素子に供給されるため、画素間において駆動用トランジスタの閾値電圧
にばらつきが生じると、発光素子の輝度にもそのばらつきが反映されてしまう。
【0003】
閾値電圧のばらつきが発光素子の輝度に影響を及ぼすのを防ぐために、下記の特許文献1
では、ドライバー素子であるTFT6の閾値電圧の補正を行う表示装置について記載され
ている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-280059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の表示装置では、閾値電圧を検出する際に、ドライバー素子であるTF
T6のゲート電極とドレイン電極を短絡させているので、TFT6は飽和領域で動作する
。よって、TFT6において、ドレイン電極からソース電極に向かって流れる電流が0に
収束すると、ゲート電極とソース電極の電位差が閾値電圧と等しくなり、閾値電圧を取得
することができる。
【0006】
しかし、特許文献1に記載の表示装置では、閾値電圧を検出する際に、ゲート電極とドレ
イン電極を短絡させているため、TFT6のソース電極の電位が、ゲート電極の電位より
も高くなることがない。すなわち、ゲート電極とソース電極の電位差が負の値を有するこ
とはない。よって、TFT6がノーマリオフで、その閾値電圧が0V以上である場合は、
ゲート電極とソース電極の電位差を閾値電圧と等しくすることができるが、TFT6がノ
ーマリオンであり、その閾値電圧が負の値を有する場合は、ゲート電極とソース電極の電
位差を閾値電圧と等しくすることができない。したがって、TFT6がノーマリオンだと
、閾値電圧を取得することができず、閾値電圧のばらつきに起因する発光素子の輝度ムラ
の発生を防ぐことができない。
【0007】
上述したような技術的背景のもと、本発明は、トランジスタがノーマリオンであっても、
閾値電圧のばらつきによる画素間の輝度のばらつきが抑えられる、発光装置の提供を課題
の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る発光装置は、通常のゲート電極(第1ゲート電極)の他に、閾値電
圧を制御するための第2ゲート電極が備えられたトランジスタを用いて、発光素子への電
流の供給を制御する構成を有する。さらに、上記発光装置は、上記トランジスタの第1ゲ
ート電極とドレイン端子の間の導通または非導通を選択するスイッチを有する。そして、
トランジスタの閾値電圧を取得する際に、上記スイッチによりトランジスタの第1ゲート
電極とドレイン端子の間を導通させ、なおかつ、第2ゲート電極の電位を制御することで
トランジスタの閾値電圧をシフトさせる構成とする。
【0009】
発光素子への電流の供給を制御するトランジスタは、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
であれば良く、具体的には、第1ゲート電極と、第2ゲート電極と、第1ゲート電極と第
2ゲート電極の間に位置する半導体膜と、第1ゲート電極と半導体膜の間に位置する第1
絶縁膜と、第2ゲート電極と半導体膜の間に位置する第2絶縁膜とを、少なくとも有する
。さらに、半導体膜に接するソース端子及びドレイン端子をその構成要素に加えても良い
。
【0010】
上記構成により、発光素子への電流の供給を制御するトランジスタがノーマリオンであっ
ても、閾値電圧を取得する際に当該トランジスタをノーマリオフとすることができる。よ
って、上記トランジスタの第1ゲート電極とドレイン端子とがスイッチにより導通、すな
わち接続されている状態において、第1ゲート電極とソース端子の電位差を閾値電圧と等
しくすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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