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公開番号2024149138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062834
出願日2023-04-07
発明の名称表示装置
出願人株式会社ジャパンディスプレイ
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類H10K 59/122 20230101AFI20241010BHJP()
要約【課題】水分に対する耐性を高めた表示装置を提供すること。
【解決手段】一実施形態に係る表示装置は、基板と、基板の上方に配置された絶縁層と、絶縁層の上方に配置された下電極と、無機材料で形成され、下電極と重なる画素開口を有するとともに、下電極の周縁を覆うリブと、リブの上方に配置された隔壁と、下電極に対向する上電極と、下電極と上電極の間に配置され、下電極と上電極の電位差に応じて発光する有機層と、を備える。下電極の周縁は、絶縁層の厚さ方向において絶縁層と隔壁の間に位置している。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板の上方に配置された絶縁層と、
前記絶縁層の上方に配置された下電極と、
無機材料で形成され、前記下電極と重なる画素開口を有するとともに、前記下電極の周縁を覆うリブと、
前記リブの上方に配置された隔壁と、
前記下電極に対向する上電極と、
前記下電極と前記上電極の間に配置され、前記下電極と前記上電極の電位差に応じて発光する有機層と、
を備え、
前記下電極の周縁は、前記絶縁層の厚さ方向において前記絶縁層と前記隔壁の間に位置している、
表示装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記隔壁は、前記リブの上に配置された下部と、前記下部の上に配置され前記下部の側面から突出した端部を有する上部と、を含み、
前記下電極の周縁は、前記厚さ方向において前記絶縁層と前記下部の間に位置している、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記下電極と、前記下部は、平面視において1.5μm以上の幅を有して重なっている、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記下電極の周縁は、平面視において、前記上部の端部により形成される開口を囲っている、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記基板と前記絶縁層の間に配置された画素回路をさらに備え、
前記絶縁層は、平面視において前記隔壁と重なるコンタクトホールを有し、
前記下電極は、前記コンタクトホールを通じて前記画素回路に接続されている、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記上電極の周縁のうち、前記コンタクトホールに近接する辺は、前記隔壁の側面に接触している、
請求項5に記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、表示装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を適用した表示装置が実用化されている。この表示素子は、下電極と、下電極を覆う有機層と、有機層を覆う上電極とを備えている。
【0003】
一般に、有機層は水分への耐性が低い。このため、何らかの原因で有機層に水分が到達すると、発光時における表示素子の輝度低下など、表示品位の低下を招く一因となり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-195677号公報
特開2004-207217号公報
特開2008-135325号公報
特開2009-32673号公報
特開2010-118191号公報
国際公開第2018/179308号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、水分に対する耐性を高めた表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一実施形態に係る表示装置は、基板と、前記基板の上方に配置された絶縁層と、前記絶縁層の上方に配置された下電極と、無機材料で形成され、前記下電極と重なる画素開口を有するとともに、前記下電極の周縁を覆うリブと、前記リブの上方に配置された隔壁と、前記下電極に対向する上電極と、前記下電極と前記上電極の間に配置され、前記下電極と前記上電極の電位差に応じて発光する有機層と、を備える。前記下電極の周縁は、前記絶縁層の厚さ方向において前記絶縁層と前記隔壁の間に位置している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、一実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。
図2は、副画素のレイアウトの一例を示す図である。
図3は、図2中のIII-III線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図4は、図2の一部を拡大した概略的な平面図である。
図5は、図4中のV-V線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図6は、図4中のVI-VI線に沿う表示装置の概略的な断面図である。
図7は、比較例に係る表示装置の概略的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して、詳細な説明を省略する場合もある。
【0009】
図面には、必要に応じて理解を容易にするために、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を記載する。X軸に沿った方向を第1方向と称し、Y軸に沿った方向を第2方向と称し、Z軸に沿った方向を第3方向と称する。第3方向Zは、第1方向Xと第2方向Yを含む平面に対して法線方向である。また、第3方向Zと平行に各種要素を見ることを平面視という。
【0010】
本実施形態に係る表示装置は、表示素子として有機発光ダイオード(OLED)を備える有機エレクトロルミネッセンス表示装置であり、テレビ、パーソナルコンピュータ、車載機器、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話端末、ウェアラブル端末等の各種の電子機器に搭載され得る。
(【0011】以降は省略されています)

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