TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024095274
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212440
出願日2022-12-28
発明の名称細胞由来成分測定時における培地由来成分の補正方法
出願人ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社
代理人弁理士法人MTS国際特許事務所
主分類C12Q 1/00 20060101AFI20240703BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】培地成分を完全に除去することが難しい場合でも、細胞由来成分のみを算出可能とする。
【解決手段】培地から細胞由来成分を算出する際に、細胞由来成分と同時に培地成分を分析し、該細胞由来成分に含まれない化合物を基準として補正することで、細胞由来成分のみを算出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
培地と細胞が混在する材料から培地成分と共通する細胞由来成分の量を算出する際に、
培地由来成分を含んだ細胞抽出物と同時に培地を分析し、該細胞由来成分に含まれない化合物を基準として補正することで、細胞由来成分のみを算出することを特徴とする細胞由来成分測定時における培地由来成分の補正方法。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
培地中に、前記細胞由来成分に含まれない化合物を添加剤として加えた補正用標準溶液を加え、
遠心分離して補正用培地を回収し、
補正用培地を除去した細胞を洗浄用水溶液で洗浄した後、
洗浄用水溶液を除去した細胞に有機溶媒を加えて混合し、
内部標準溶液を加えて混合した後遠心分離し、
遠心分離した上清を限外ろ過してたんぱくを除き、
分析して得られた細胞の測定値を前記補正用培地を分析して得られた培地の測定値を基準として補正することを特徴とする請求項1に記載の細胞由来成分測定時における培地由来成分の補正方法。
【請求項3】
前記洗浄用水溶液に前記細胞由来成分に含まれない化合物である添加剤を加え、
細胞の測定値を洗浄用水溶液の測定値で補正することを特徴とする請求項2に記載の細胞由来成分測定時における培地由来成分の補正方法。
【請求項4】
前記細胞由来成分に含まれない化合物である添加剤が、HEPES、ビシン、HEPPSOを含むグッドバッファのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の細胞由来成分測定時における培地由来成分の補正方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、細胞由来成分測定時における培地由来成分の補正方法に係り、特に、完全に除去することが困難な培地成分の存在に関わらず、細胞由来成分のみを算出することが可能な、細胞由来成分測定時における培地由来成分の補正方法に関する。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
出願人は、既に特許文献1や2で細胞からの代謝物成分の抽出方法を提案している。
【0003】
従来、細胞から親水性代謝物を抽出する際には、培地成分を除去するため、例えば5%マンニトール水溶液で細胞を洗浄した後、メタノールなどの有機溶媒や水で親水性代謝物の抽出を行っている。
【0004】
又、非特許文献1及び非特許文献2では、浮遊細胞を液体クロマトグラフ-質量分析計(LC-MS)で測定して代謝物を検出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-5778号公報
特開2014-61459号公報
【非特許文献】
【0006】
Ulmer, C. Z. et al. J. Proteomics Bioinform. 2015 June; 8(6): 126-132.
Miwa, H. et al. Oncology Reports 2013 May; 29(5): 2053-2057.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、培地成分を完全に除去することは不可能であり、細胞数が十分あるとき(例えば1×10

セル以上)は、細胞由来成分濃度への影響はほとんどないが、細胞数が少数の時は無視できないことが明らかになった。
【0008】
培地成分は主にアミノ酸であり、培地由来成分を細胞由来として捉えてしまうと結果の解釈を誤る可能性がある。
【0009】
しかしながら、非特許文献1及び2には、培地残存量については言及されていない。
【0010】
洗浄効果をより高めるために、例えば洗浄回数を増やすことが考えられるが、発明者らが検討した結果、洗浄回数が2回以上では洗浄効果に大きな変化が見られなかった。洗浄回数を増やすと作業時間も長くなるため、代謝の変動が起こる可能性も高まり、洗浄回数を増やすことは現実的ではない。又、精密ろ過フィルターを用いた洗浄方法も検討したが、フィルター無しの条件と比較して代謝の変動が見られるという問題点を有していた。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

合同酒精株式会社
麦汁の製造方法
18日前
池田食研株式会社
RNAの合成方法
27日前
マグネデザイン株式会社
磁気顕微鏡
2か月前
東洋紡株式会社
細菌からの核酸抽出法
1か月前
株式会社ゴーフォトン
PCR方法
2か月前
東洋紡株式会社
ウイルスからの核酸抽出法
1か月前
熊本県
低褐変レタスとその作製方法
1か月前
SMC株式会社
気体供給装置
2か月前
テルモ株式会社
液体除去器具
1か月前
国立大学法人山梨大学
受精胚の選別方法及び装置
1か月前
朝日酒造 株式会社
発泡性清酒の製造方法
1か月前
鹿島建設株式会社
褐藻の冷凍保存方法
2か月前
セージ セラピューティクス, インコーポレイテッド
C7、C12、およびC16置換神経刺激性ステロイドおよびそれらの使用方法
24日前
株式会社テクノーブル
乳酸菌及び皮膚外用剤
2か月前
サッポロビール株式会社
アルコール飲料
2か月前
大和ハウス工業株式会社
藻類培養システム
26日前
日本特殊陶業株式会社
メタン発生抑制装置
4日前
株式会社SUPER BLOOM
スピリッツ
2か月前
新東工業株式会社
培養システム
2か月前
株式会社アテクト
培養シート
3日前
新東工業株式会社
培養システム
2か月前
テルモ株式会社
移植用デバイス
1か月前
株式会社ユーグレナ
観察用遠隔制御装置
1か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
3か月前
テルモ株式会社
積層体および移植片の輸送方法
1か月前
東ソー株式会社
免疫グロブリン結合性タンパク質の製造方法
3か月前
サッポロビール株式会社
茶風味アルコール飲料
2か月前
ヤマサ醤油株式会社
アルギニン非分解性乳酸菌株の取得方法
3か月前
株式会社アステック
培養装置及び培養方法
2か月前
国立大学法人愛媛大学
ASC欠損非ヒト哺乳動物
1か月前
TOA株式会社
化粧品の保存効力試験方法
1か月前
株式会社関電工
藻類培養装置および藻類培養方法
2か月前
住友化学株式会社
細胞チップ
17日前
学校法人慈恵大学
培養皿用の定規
1か月前
住友化学株式会社
細胞用基材
1か月前
日本臓器製薬株式会社
髄核細胞の培養方法
1か月前
続きを見る