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公開番号2024095256
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212408
出願日2022-12-28
発明の名称健康リスク判定システム
出願人西川株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61B 5/08 20060101AFI20240703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】負担を軽減しつつ、健康リスクを正確に把握することができる健康リスク判定システムを提供する。
【解決手段】健康リスク判定システム1は、使用者に対して非接触で呼吸情報を取得するセンサ部11と、呼吸情報から使用者の異常呼吸状態を検出する異常検出部15と、単位時間帯ごとに異常呼吸状態の検出回数を取得する単位回数取得部16と、平均検出回数を取得する平均回数取得部17と、最大検出回数を取得する最大回数取得部18と、平均検出回数及び最大検出回数の双方から使用者の健康リスクを判定する健康リスク判定部19と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入眠時刻から覚醒時刻までの使用者の異常呼吸状態による健康リスクを判定する健康リスク判定システムであって、
前記使用者に対して非接触で前記使用者の呼吸を示す情報である呼吸情報を取得するセンサ部と、
前記呼吸情報から前記使用者の前記異常呼吸状態を検出する異常検出部と、
前記入眠時刻から前記覚醒時刻までの間における所定の時間幅を有する単位時間帯ごとに前記異常呼吸状態の検出回数を取得する単位回数取得部と、
前記入眠時刻から前記覚醒時刻までの間における前記異常呼吸状態の前記検出回数の合計値を、前記入眠時刻から前記覚醒時刻までの時間で除した値である平均検出回数を取得する平均回数取得部と、
前記単位時間帯ごとに取得された複数の前記検出回数のうちの最大値である最大検出回数を取得する最大回数取得部と、
前記平均検出回数及び前記最大検出回数の双方から前記使用者の健康リスクを判定する健康リスク判定部と、を備える、
健康リスク判定システム。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記センサ部は、前記使用者の体動を示す情報である体動情報と、前記使用者の心拍を示す情報である心拍情報とを取得し、
前記異常検出部は、前記体動情報及び前記心拍情報から前記異常呼吸状態を検出する、
請求項1に記載の健康リスク判定システム。
【請求項3】
前記呼吸情報、前記体動情報、及び前記心拍情報から前記使用者の睡眠段階を判定する睡眠段階取得部をさらに備え、
前記健康リスク判定部は、前記異常検出部の検出結果及び前記睡眠段階から前記使用者の健康リスクを判定する、
請求項2に記載の健康リスク判定システム。
【請求項4】
前記呼吸情報は、前記使用者の呼吸に伴う体動を示す信号を含み、
前記信号を増幅し、増幅された前記信号を前記睡眠段階取得部に出力する第1アンプ及び第2アンプをさらに備え、
前記第1アンプのゲインは、前記第2アンプのゲインよりも大きい、
請求項3に記載の健康リスク判定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、健康リスク判定システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特開2018-149173号公報には、睡眠時無呼吸症候群によって血圧変動が起こる可能性を示す情報処理装置が開示されている。この情報処理装置は、被測定者の体に装着され、被測定者から所定の測定データを取得する測定端末及びセンサを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-149173号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前述の情報処理装置では、測定端末及びセンサが被測定者の体の一部に接触又は近接した状態で被測定者から測定データを取得する。このため、センサ等の物体が体に長時間触れた状態となる場合があるので、被測定者の負担が大きい可能性がある。この負担は、睡眠中の被測定者の測定データを取得しようとする際に特に顕著となる。また、睡眠時無呼吸症候群のような健康リスクの判定に際しては、被測定者の健康リスクを正確に把握することが求められる。
【0005】
本開示は、負担を軽減しつつ、健康リスクを正確に把握することができる健康リスク判定システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る健康リスク判定システムは、入眠時刻から覚醒時刻までの使用者の異常呼吸状態による健康リスクを判定する健康リスク判定システムであって、使用者に対して非接触で使用者の呼吸を示す情報である呼吸情報を取得するセンサ部と、呼吸情報から使用者の異常呼吸状態を検出する異常検出部と、入眠時刻から覚醒時刻までの間における所定の時間幅を有する単位時間帯ごとに異常呼吸状態の検出回数を取得する単位回数取得部と、入眠時刻から覚醒時刻までの間における異常呼吸状態の検出回数の合計値を、入眠時刻から覚醒時刻までの時間で除した値である平均検出回数を取得する平均回数取得部と、単位時間帯ごとに取得された複数の検出回数のうちの最大値である最大検出回数を取得する最大回数取得部と、平均検出回数及び最大検出回数の双方から使用者の健康リスクを判定する健康リスク判定部と、を備える。
【0007】
この健康リスク判定システムでは、センサ部が使用者に対して非接触で使用者の呼吸情報を取得する。センサ部が使用者に対して接触する場合と比較して、負担を軽減することができる。また、この健康リスク判定システムは、平均回数取得部によって取得された平均検出回数、及び、最大回数取得部によって取得された最大検出回数の双方から使用者の健康リスクを判定する。例えば、入眠時刻から覚醒時刻までのうち短時間に、集中して使用者が異常呼吸状態となる可能性がある。この場合、平均検出回数のみから使用者の健康リスクを判定すると、健康リスクを正確に把握できない可能性がある。平均検出回数に加えて最大検出回数を加味して使用者の健康リスクを判定するため、短時間に集中して異常呼吸状態となった場合でも、健康リスクを正確に把握することができる。
【0008】
センサ部は、使用者の体動を示す情報である体動情報と、使用者の心拍を示す情報である心拍情報とを取得してもよい。異常検出部は、体動情報及び心拍情報から異常呼吸状態を検出してもよい。この場合、呼吸情報に加えて、体動情報及び心拍情報から異常呼吸状態を検出できる。例えば、異常呼吸状態から異常呼吸状態でない通常の呼吸状態に変化する際の使用者の体動、及び、使用者の心拍数の上昇から異常呼吸状態を検出できる。よって、使用者の異常呼吸状態を一層正確に検出できる。
【0009】
健康リスク判定システムは、呼吸情報、体動情報、及び心拍情報から使用者の睡眠段階を判定する睡眠段階取得部をさらに備えてもよい。健康リスク判定部は、異常検出部の検出結果及び睡眠段階から使用者の健康リスクを判定してもよい。この場合、異常呼吸状態の検出結果に加えて、睡眠段階から健康リスクを判定できる。例えば、異常呼吸状態の発生時と睡眠段階との関係の観点から、健康リスクについて使用者に助言することができる。
【0010】
呼吸情報は、使用者の呼吸に伴う体動を示す信号を含んでもよい。健康リスク判定システムは、信号を増幅し、増幅された信号を睡眠段階取得部に出力する第1アンプ及び第2アンプをさらに備えてもよい。第1アンプのゲインは、第2アンプのゲインよりも大きくてもよい。例えば、異常呼吸状態から通常の呼吸状態に変化した時に使用者の呼吸が大きくなる傾向にある。仮に健康リスク判定システムが所定のゲインを有する第1アンプのみを備える場合、使用者の呼吸が大きくなった際に第1アンプにより増幅された信号が振り切れて飽和する可能性がある。これに対し、第1アンプのゲインよりも小さいゲインを有する第2アンプを備える場合、第1アンプにおける信号が飽和した場合に第2アンプにおいて信号を増幅して睡眠段階取得部に出力することができる。よって、睡眠段階を一層正確に取得できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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