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公開番号2024095140
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022212202
出願日2022-12-28
発明の名称情報処理装置、文字列出力方法及び文字列出力プログラム
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06V 30/26 20220101AFI20240703BHJP(計算;計数)
要約【課題】予め記憶された文字列に対して他の文字列を柔軟に比較する。
【解決手段】情報処理装置102は、画像G1を取得する取得部11と、画像G1から抽出文字列を抽出する抽出部12と、抽出文字列の比較対象である対象文字列を記憶する記憶部13と、抽出文字列を第1変換文字列に変換する第1変換処理、又は対象文字列を第2変換文字列に変換する第2変換処理を行う変換部14と、第1変換文字列と対象文字列との間の第1類似度を算出する第1算出処理、又は第2変換文字列と抽出文字列との間の第2類似度を算出する第2算出処理を行う算出部15と、第1出力処理又は第2出力処理を行う出力部16とを備える。第1出力処理では、第1類似度が閾値α以上である場合に対象文字列が出力される。第2出力処理では、第2類似度が閾値β以上である場合に対象文字列が出力される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
画像を取得する取得部と、
前記画像から文字列を抽出する抽出部と、
前記文字列の比較対象である対象文字列を記憶する記憶部と、
前記抽出部によって抽出された抽出文字列の少なくとも一部を所定のルールに従って変換して第1変換文字列を生成する第1変換処理と、前記対象文字列の少なくとも一部を所定のルールに従って変換して第2変換文字列を生成する第2変換処理との少なくともいずれか一方を行う変換部と、
前記第1変換処理において生成された前記第1変換文字列と前記対象文字列とが一致している割合を示す第1類似度を算出する第1算出処理と、前記第2変換処理において生成された前記第2変換文字列と前記抽出文字列とが一致している割合を示す第2類似度を算出する第2算出処理との少なくともいずれか一方を行う算出部と、
前記第1算出処理が行われた場合、前記第1類似度が閾値以上である場合に前記対象文字列を出力する第1出力処理と、前記第2算出処理が行われた場合、前記第2類似度が閾値以上である場合に前記対象文字列を出力する第2出力処理との少なくともいずれか一方を行う出力部と
を備える、情報処理装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記記憶部は、参考文字列が入力されると前記参考文字列の少なくとも一部が変換された変換文字列を出力する学習済みモデルを記憶し、
前記変換部は、前記第1変換処理において前記抽出文字列を前記参考文字列として前記学習済みモデルに入力し、前記学習済みモデルから出力された前記変換文字列を前記第1変換文字列として取得し、前記第2変換処理において前記対象文字列を前記参考文字列として前記学習済みモデルに入力し、前記学習済みモデルから出力された前記変換文字列を前記第2変換文字列として取得する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記記憶部は、画像における文字列の配置を示す複数の画像レイアウトごとに、画像の生成元に関する生成元情報と所定のルールとを対応づけたレイアウト情報を記憶し、
前記抽出文字列を抽出する際、前記抽出部は、前記取得部によって取得された前記画像の画像レイアウトを特定し、
前記抽出部によって特定された前記画像レイアウトが前記記憶部における複数の画像レイアウトのうちのいずれかに一致する場合、前記変換部は、前記レイアウト情報に基づいて、前記抽出部によって特定された前記画像レイアウトに対応する生成元情報に応じた前記所定のルールを適用する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記記憶部は、画像における文字列の配置を示す複数の画像レイアウトごとに、画像の生成元に関する生成元情報と所定のルールとを対応づけたレイアウト情報を記憶し、
前記抽出部は、前記レイアウト情報に含まれる前記生成元情報と同じ生成元を示す生成元文字列を前記画像から抽出すると、前記レイアウト情報に基づいて、抽出した前記生成元文字列の示す前記生成元情報に対応する画像レイアウトを特定し、前記画像レイアウトに従って前記抽出文字列を抽出し、
前記変換部は、前記レイアウト情報に基づいて、前記抽出部によって抽出された前記生成元文字列の示す生成元情報に応じた前記所定のルールを適用する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記文字列は、服薬に関する単語を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記出力部は、前記取得部によって取得された前記画像と、前記画像に含まれる前記抽出文字列に対応する前記対象文字列とを並べて表示装置に出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記出力部は、前記取得部によって取得された前記画像における前記抽出文字列を識別可能に表示する、請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
画像を取得するステップと、
前記画像から文字列を抽出するステップと、
抽出された抽出文字列の少なくとも一部を所定のルールに従って変換して第1変換文字列を生成する第1変換処理と、前記文字列の比較対象である対象文字列の少なくとも一部を所定のルールに従って変換して第2変換文字列を生成する第2変換処理との少なくともいずれか一方を行うステップと、
前記第1変換処理において生成された前記第1変換文字列と前記対象文字列とが一致している割合を示す第1類似度を算出する第1算出処理と、前記第2変換処理において生成された前記第2変換文字列と前記抽出文字列とが一致している割合を示す第2類似度を算出する第2算出処理との少なくともいずれか一方を行うステップと、
前記第1算出処理において算出された前記第1類似度が閾値以上である場合、前記対象文字列を出力する第1出力処理と、前記第2算出処理において算出された前記第2類似度が閾値以上である場合、前記対象文字列を出力する第2出力処理との少なくともいずれか一方を行うステップと
を含む、文字列出力方法。
【請求項9】
画像を取得するステップと、
前記画像から文字列を抽出するステップと、
抽出された抽出文字列の少なくとも一部を所定のルールに従って変換して第1変換文字列を生成する第1変換処理と、前記文字列の比較対象である対象文字列の少なくとも一部を所定のルールに従って変換して第2変換文字列を生成する第2変換処理との少なくともいずれか一方を行うステップと、
前記第1変換処理において生成された前記第1変換文字列と前記対象文字列とが一致している割合を示す第1類似度を算出する第1算出処理と、前記第2変換処理において生成された前記第2変換文字列と前記抽出文字列とが一致している割合を示す第2類似度を算出する第2算出処理との少なくともいずれか一方を行うステップと、
前記第1算出処理が行われた場合、前記第1類似度が閾値以上である場合に前記対象文字列を出力する第1出力処理と、前記第2算出処理が行われた場合、前記第2類似度が閾値以上である場合に前記対象文字列を出力する第2出力処理との少なくともいずれか一方を行うステップと
をコンピューターに実行させる、文字列出力プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、文字列出力方法及び文字列出力プログラムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の処方箋受付装置は、処方箋の画像イメージを入力する入力手段と、画像イメージに文字認識処理を施すことにより画像イメージから処方箋データを得るデータ処理部とを備え、データ処理部において、各種の薬品名を含むデータを保持する薬品マスターと、文字認識処理により得られた認識文字列の一部である置換前文字列を他の文字列である置換後文字列で置き換える文字列置換手段と、置換前文字列及び置換後文字一対の文字列を受理して前記文字列置換テーブルにデータ保持させる置換文字列設定手段とを具える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-164274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、特許文献1に記載のような処方箋受付装置において、処方箋に含まれる薬品名と薬品マスターに含まれる薬品名とを照合する場合、薬品名の表記が処方箋と薬品マスターとで異なっていると、両方が同じ薬品を示していても、異なる薬品であると判定されてしまう。このように、特許文献1に記載のような処方箋受付装置では、処方箋に含まれる薬品名と薬品マスターに含まれる薬品名とに基づいて、処方箋に含まれる薬品名と薬品マスターに含まれる薬品名とを柔軟に比較して処方箋が示す薬品と薬品マスターが示す薬品とを照合することが困難であった。
【0005】
本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、予め記憶された文字列に対して他の文字列を柔軟に比較することが可能な情報処理装置、文字列出力方法及び文字列出力プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る情報処理装置は、取得部と、抽出部と、記憶部と、変換部と、算出部と、出力部とを備える。前記取得部は、文字列が含まれる画像を取得する。前記抽出部は、前記画像から前記文字列を抽出する。前記記憶部は、前記文字列の比較対象である対象文字列を記憶する。前記変換部は、前記抽出部によって抽出された抽出文字列の少なくとも一部を所定のルールに従って変換して第1変換文字列を生成する第1変換処理と、前記対象文字列の少なくとも一部を所定のルールに従って変換して第2変換文字列を生成する第2変換処理との少なくともいずれか一方を行う。前記算出部は、前記第1変換処理において生成された前記第1変換文字列と前記対象文字列とが一致している割合を示す第1類似度を算出する第1算出処理と、前記第2変換処理において生成された前記第2変換文字列と前記抽出文字列とが一致している割合を示す第2類似度を算出する第2算出処理との少なくともいずれか一方を行う。前記出力部は、前記第1算出処理が行われた場合、前記第1類似度が閾値以上である場合に前記対象文字列を出力する第1出力処理と、前記第2算出処理が行われた場合、前記第2類似度が閾値以上である場合に前記対象文字列を出力する第2出力処理との少なくともいずれか一方を行う。
【0007】
本開示に係る文字列出力方法は、文字列が含まれる画像を取得するステップと、前記画像から前記文字列を抽出するステップと、抽出された抽出文字列の少なくとも一部を所定のルールに従って変換して第1変換文字列を生成する第1変換処理と、前記文字列の比較対象である対象文字列の少なくとも一部を所定のルールに従って変換して第2変換文字列を生成する第2変換処理との少なくともいずれか一方を行うステップと、前記第1変換処理において生成された前記第1変換文字列と前記対象文字列とが一致している割合を示す第1類似度を算出する第1算出処理と、前記第2変換処理において生成された前記第2変換文字列と前記抽出文字列とが一致している割合を示す第2類似度を算出する第2算出処理との少なくともいずれか一方を行うステップと、前記第1算出処理において算出された前記第1類似度が閾値以上である場合、前記対象文字列を出力する第1出力処理と、前記第2算出処理において算出された前記第2類似度が閾値以上である場合、前記対象文字列を出力する第2出力処理との少なくともいずれか一方を行うステップとを含む。
【0008】
本開示に係る文字列出力プログラムは、文字列が含まれる画像を取得するステップと、前記画像から前記文字列を抽出するステップと、抽出された抽出文字列の少なくとも一部を所定のルールに従って変換して第1変換文字列を生成する第1変換処理と、前記文字列の比較対象である対象文字列の少なくとも一部を所定のルールに従って変換して第2変換文字列を生成する第2変換処理との少なくともいずれか一方を行うステップと、前記第1変換処理において生成された前記第1変換文字列と前記対象文字列とが一致している割合を示す第1類似度を算出する第1算出処理と、前記第2変換処理において生成された前記第2変換文字列と前記抽出文字列とが一致している割合を示す第2類似度を算出する第2算出処理との少なくともいずれか一方を行うステップと、前記第1算出処理が行われた場合、前記第1類似度が閾値以上である場合に前記対象文字列を出力する第1出力処理と、前記第2算出処理が行われた場合、前記第2類似度が閾値以上である場合に前記対象文字列を出力する第2出力処理との少なくともいずれか一方を行うステップとをコンピューターに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、予め記憶された文字列に対して他の文字列を柔軟に比較することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態に係る情報処理装置を含む画像処理システムを示す図である。
本実施形態に係る情報処理装置の機能ブロック図である。
本実施形態に係る情報処理装置において用いられる画像の一例を示す図である。
本実施形態に係る変換部による第1変換処理及び算出部による第1算出処理を模式的に示す図である。
本実施形態に係る変換部による第2変換処理及び算出部による第2算出処理を模式的に示す図である。
図3に示す画像を簡略化した図である。
図6に示す画像と異なる処方箋の画像を示す図である。
本実施形態におけるレイアウト情報の一例を示す図である。
本実施形態に係る出力部によって表示部に表示される出力画像の一例を示す図である。
本実施形態に係る文字列出力方法の一例を示すフローチャートである。
本実施形態に係る文字列出力方法の他の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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