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公開番号2024094617
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211273
出願日2022-12-28
発明の名称包装箱
出願人ライオン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 5/52 20060101AFI20240703BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】紙の使用量を増やすことなく、陳列棚の段位置に応じて訴求力の高い表示部を形成することができる包装箱を提供する。
【解決手段】正面壁は前開部を有し、天壁は、第1部分と第2部分と、を有し、第2部分および前開部は、表示領域を形成し、表示領域は、前開部における下端側に位置する第1表示領域と、第1表示領域よりも上側に配置された第2表示領域と、第2部分に位置する第3表示領域と、を含み、第1表示領域を背面側に折り曲げるとともに、第2罫線を中心として天壁を上側に折り曲げたときの第1表示モードと、第1部分を背面壁と略面一に立ち上げるとともに、第1表示領域、第2表示領域および第3表示領域が背面側の端部の位置で略面一に並び、且つ、正面側に向く第2表示モードと、を切り替え可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
正面壁、一対の側面壁および背面壁が連設された周壁と、
前記周壁の底部を閉止する底壁と、
包装状態で前記周壁の天部を閉止する天壁と、
を備え、
前記正面壁は、前記天壁との境界となる第1罫線から下側に延び切り開かれたときに開口が形成される前開部を有し、
前記天壁は、
前記背面壁と繋がり、一対の前記側面壁に対して開かれたときに前記背面壁との境界となる第2罫線である第1ヒンジ部を軸に移動可能であり、奥行方向における正面側に延び、先端に幅方向に延びる第3罫線が形成された延出壁を有する第1部分と、
前記第3罫線の位置よりも前記奥行方向における背面側に突出し前記第1部分と分離される突出部を有し、前記正面側において前記前開部と繋がるとともに前記背面側において前記第3罫線と繋がり、前記第3罫線を第2ヒンジ部として折り曲げ可能な、第2部分と、
を有し、
前記第2部分および前記前開部は、表示領域を形成し、
前記表示領域は、
前記前開部における下端側に位置し幅方向に延びる第1表示領域と、
前記第1表示領域よりも上側に配置され、前記前開部における上端側に位置し前記幅方向に延びる第2表示領域と、
前記第2部分に位置する第3表示領域と、
を含み、
前記第2表示領域との境界で前記第1表示領域を前記背面側に折り曲げるとともに、前記第2罫線を中心として前記天壁を上側に折り曲げたときに、前記第2表示領域が前記開口よりも上側で前記正面壁と略平行となる第1表示モードと、
前記第1部分を前記背面壁と略面一に立ち上げるとともに、前記第2部分を前記第3罫線で折り曲げて、前記第1表示領域、前記第2表示領域および前記第3表示領域が前記背面側の端部の位置で略面一に並び、且つ、前記正面側に向く第2表示モードと、を切り替え可能である、包装箱。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記第2罫線と前記第3罫線の距離は、前記第1罫線と前記第3罫線の距離と、前記前開部における下端と前記第1罫線との距離との合計よりも長い、
請求項1に記載の包装箱。
【請求項3】
前記第1部分は、前記背面側の端部に位置し、前記第2罫線に沿って延びる第1直線部を有し、
前記延出壁は、前記第1直線部の両側の端部から前記天壁の前記幅方向の側縁に沿って前記第3罫線まで前記正面側にそれぞれ延び、
前記第2部分は、前記正面側の端部に位置し、前記第1罫線に沿って延びる第2直線部を有し、
前記突出部は、前記幅方向で前記一対の前記延出壁の間に位置し、前記奥行方向で前記第1直線部と前記第2直線部の間に位置する、
請求項1または2に記載の包装箱。
【請求項4】
前記周壁、前記底壁および前記天壁で囲まれた収容部を有し、
前記収容部に内容物が収容されている、
請求項1または2に記載の包装箱。
【請求項5】
前記内容物は、液体組成物製品または固形状製品である、
請求項4に記載の包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装箱に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から包装箱の天面部や正面部の一部を表示部形成領域として切り取り、上方に立ち上げることで表示部として使用し、物品を包装箱に収容したままで陳列し、表示部を通じて物品を訴求しながら販売等を行う展示兼用箱が知られている(特許文献1、特許文献2および特許文献3参照)。
【0003】
特許文献1の包装箱は、天面部を含む複数の板材を切り取って形成した開口部を、箱本体に差し込むことで表示部を形成している。
特許文献2の包装箱は、天面部の一部を含む複数の板材を切り取り、天面部側で折り曲げることによって開口部および表示部を形成している。
特許文献3の包装箱は、折り曲げられて包装箱よりも正面側に位置する前掲板と、折り曲げられて包装箱の背面側に起立状態で保持される表示部としての蓋とを有する構成を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-158139号公報
特開2018-203326号公報
特開2006-008150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1および特許文献3に記載された包装箱においては、特に背面側の表示部を完全に立ち上げるためには、包装箱が陳列棚最上段に配置される必要があり、他の棚(定番棚)では表示部を立ち上げられないため、視認性を担保しながらの訴求が難しくなるという問題が生じる。
【0006】
特許文献2に記載された包装箱においては、天面部(蓋)を表示部形成領域の形成に利用しているが、表示面積が小さく記載できる情報量に制限があることに加えて、表示部の位置が正面側の端部よりも背面側であるため、陳列棚の段位置によっては訴求力が乏しくなるという問題が生じる。
【0007】
さらに、特許文献1から特許文献3に記載された包装箱においては、表示部形成領域のために、面付けにおいて紙の使用量を増やす必要があった。
【0008】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、紙の使用量を増やすことなく、陳列棚の段位置に応じて訴求力の高い表示部を形成することができる包装箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は下記の態様を有する。
[1]正面壁、一対の側面壁および背面壁が連設された周壁と、前記周壁の底部を閉止する底壁と、包装状態で前記周壁の天部を閉止する天壁と、を備え、前記正面壁は、前記天壁との境界となる第1罫線から下側に延び切り開かれたときに開口が形成される前開部を有し、前記天壁は、前記背面壁と繋がり、一対の前記側面壁に対して開かれたときに前記背面壁との境界となる第2罫線である第1ヒンジ部を軸に移動可能であり、奥行方向における正面側に延び、先端に幅方向に延びる第3罫線が形成された延出壁を有する第1部分と、前記第3罫線の位置よりも前記奥行方向における背面側に突出し前記第1部分と分離される突出部を有し、前記正面側において前記前開部と繋がるとともに前記背面側において前記第3罫線と繋がり、前記第3罫線を第2ヒンジ部として折り曲げ可能な、第2部分と、を有し、前記第2部分および前記前開部は、表示領域を形成し、前記表示領域は、前記前開部における下端側に位置し幅方向に延びる第1表示領域と、前記第1表示領域よりも上側に配置され、前記前開部における上端側に位置し前記幅方向に延びる第2表示領域と、前記第2部分に位置する第3表示領域と、を含み、前記第2表示領域との境界で前記第1表示領域を前記背面側に折り曲げるとともに、前記第2罫線を中心として前記天壁を上側に折り曲げたときに、前記第2表示領域が前記開口よりも上側で前記正面壁と略平行となる第1表示モードと、前記第1部分を前記背面壁と略面一に立ち上げるとともに、前記第2部分を前記第3罫線で折り曲げて、前記第1表示領域、前記第2表示領域および前記第3表示領域が前記背面側の端部の位置で略面一に並び、且つ、前記正面側に向く第2表示モードと、を切り替え可能である、包装箱。
[2]前記第2罫線と前記第3罫線の距離は、前記第1罫線と前記第3罫線の距離と、前記前開部における下端と前記第1罫線との距離との合計よりも長い、前記[1]に記載の包装箱。
[3]前記第1部分は、前記背面側の端部に位置し、前記第2罫線に沿って延びる第1直線部を有し、前記延出壁は、前記第1直線部の両側の端部から前記天壁の前記幅方向の側縁に沿って前記第3罫線まで前記正面側にそれぞれ延び、前記第2部分は、前記正面側の端部に位置し、前記第1罫線に沿って延びる第2直線部を有し、前記突出部は、前記幅方向で前記一対の延出壁の間に位置し、前記奥行方向で前記第1直線部と前記2直線部の間に位置する、前記[1]または前記[2]に記載の包装箱。
[4]前記周壁、前記底壁および前記天壁で囲まれた収容部を有し、
前記収容部に内容物が収容されている、
前記[1]から前記[3]いずれか一項に記載の包装箱。
[5]前記内容物は、液体組成物製品または固形状製品である、前記[4]に記載の包装箱。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、紙の使用量を増やすことなく、陳列棚の段位置に応じて訴求力の高い表示部を形成することができる包装箱を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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