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公開番号2024094353
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2024063183,2021207772
出願日2024-04-10,2014-10-31
発明の名称黒ボク土を用いて栽培した大麦の葉及び/又は茎、阿蘇産大麦の葉及び/又は茎並びにそれを含有する飲食用組成物、大麦の茎及び/又は葉の栽培方法
出願人株式会社東洋新薬
代理人
主分類A01G 22/22 20180101AFI20240702BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】
本発明の目的は、飲食用組成物に適した六条大麦の葉及び/又は茎を提供すること、さらにこのような六条大麦の葉及び/又は茎を含むことから、栽培適性が高く、かつ、栄養が豊富で嗜好性が高い飲食用組成物を提供することにある。また、本発明の課題は、原料そのものによって味や栄養価が改善された六条大麦の葉及び/又は茎並びに短期間で大きく成長し、効率的に大麦の茎及び/又は葉を生産することができ、味や栄養価を高めることのできる大麦の茎及び/又は葉の栽培方法を提供することにある。
【解決手段】
上記目的は、少なくとも一部に黒ボク土を含む土を用いて栽培され、かつ、飲食用組成物に使用される六条大麦の葉及び/又は茎;熊本県阿蘇地域で栽培された六条大麦の葉及び/又は茎;並びに、月平均で10℃以上の日較差が3ヶ月以上続く条件下で栽培する、大麦の茎及び/又は葉の栽培方法により解決される。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
月平均で10℃以上の日較差の条件下で栽培されたシュンライを含有する飲食用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも一部に黒ボク土を含む土を用いて栽培され、かつ、飲食用組成物に使用される六条大麦の葉及び/又は茎、並びにこれらを含む飲食用組成物;熊本県阿蘇地域で栽培された大麦の葉及び/又は茎、並びにそれを含有する飲食用組成物;月平均で10℃以上の日較差が3ヶ月以上続く条件下で栽培された大麦の葉及び/又は茎、並びにそれを含有する飲食用組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
青汁用の飲食用組成物は、植物の葉や茎などを含む、乾燥粉末や搾汁粉末などに加工してなるものである。青汁用の飲食用組成物は、簡易に野菜成分を摂取できるものであることから、健康食品として利用されている。
【0003】
青汁用の飲食用組成物に用いられる植物の一つとして、大麦が挙げられる。大麦は中央アジア原産とされ、イネ科に属する一年生又は越年生草本である。大麦の若葉は、ビタミンやミネラル、アミノ酸、食物繊維、葉緑素、SOD酵素などが豊富だと言われている。大麦は、穂形により、二条大麦や六条大麦などに分類される。二条大麦と六条大麦とでは、穂についている実の列数が異なり、穂を上から見ると二条大麦は2列に、六条大麦は6列に実がついている。六条大麦は、日本に2~3世紀に朝鮮を経て渡来したとされ、雑穀として利用されることに加えて、麦茶の原料として利用される。一方、二条大麦は日本には欧米から明治時代に導入されたとされ、主に醸造用に用いられる。
【0004】
大麦の実の栽培方法として、その大半が水田の裏作又は転作で作付けされているが、関東などの一部の地域では畑で作付けされている。特に麦作の盛んな北関東では、火山灰土壌を母材とし腐植を多く含む土壌である黒ボク土からなる畑において大麦が作付けされている(非特許文献1を参照)。
【0005】
また、健康食品として青汁の人気上昇を背景に、より栄養価が高く、かつ、おいしく飲みやすい青汁が消費者に求められている。例えば、特許文献1では、緑葉粉末及び/又は緑葉搾汁に白きくらげ粉末を含有させることにより、栄養素を損なわずに味、香り、のど越しが優れた青汁を提供する。特許文献2では、茶葉、桑の葉、大麦若葉を微粉砕し、黒砂糖粉末、蜂蜜粉末とグラニュ糖を添加し、飲みやすくて風味や色調も良好な粉末食品を提供する。
【0006】
また、特許文献3には、バレイショについて、地上部生育期間中10~15時間の日長条件で、夜間の最低気温が25℃未満及び昼間の気温との日較差が3℃以上で水耕栽培することにより、効率よく多数の塊茎を生産できることが開示されている。特許文献4には、嗜好性を改善するための大麦若葉の加工方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-166776号公報
特開2005-210972号公報
特開2004-73214号公報
特開平5-7471号公報
【非特許文献】
【0008】
塔野岡卓司、外4名、「黒ボク土におけるオオムギ精麦品質の改良-粉状質胚乳を呈するデンプン変異形質の有用性-」、日本作物学会紀事、2010年、第79巻、第3号、p.296-307
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、非特許文献1に記載があるとおり、大麦を黒ボク土畑で作付けした場合、灰色低地土水田で作付けした場合と比べて、穀粒のタンパク質含量が高くなり、それにより硝子質粒の割合が高まることから、精麦品質が著しく劣化する。そこで、良質な精麦を得る場合は、大麦を水田で作付けすることが好ましいとされている。
【0010】
一方、大麦の葉や茎を収穫する目的で、大麦をどのような圃場で作付けすべきかについては、詳細を記載した文献は知られていない。特に、青汁用の飲食用組成物に適した六条大麦の葉や茎はどのようにして得られるのかについて記載した文献はこれまでに知られていない。
(【0011】以降は省略されています)

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