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公開番号2024094273
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2023213978
出願日2023-12-19
発明の名称木片含有舗装材の再生方法
出願人田中建材株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類E01C 7/22 20060101AFI20240702BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】 使用済みの木片含有舗装材に含まれる塊を、加熱温度を抑えつつ短時間でばらして再生できる木片含有舗装材の再生方法を得る。
【解決手段】 骨材となる木片とバインダとを混合してなる使用済みの木片含有舗装材を再生する木片含有舗装材の再生方法であって、前記使用済みの木片含有舗装材に新たな木片を加えて混合し加熱する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
骨材となる木片とバインダとを含有する使用済みの木片含有舗装材を再生する木片含有舗装材の再生方法であって、
前記使用済みの木片含有舗装材に新たな木片を添加して混合し加熱することを特徴とする木片含有舗装材の再生方法。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記バインダが、アスファルトである請求項1記載の木片含有舗装材の再生方法。
【請求項3】
前記新たな木片を、前記使用済みの木片含有舗装材に対し、容積比率で20%以上80%以下加える請求項1記載の木片含有舗装材の再生方法。
【請求項4】
前記使用済みの木片含有塗装材が木片以外の骨材を含有しており、
前記新たな木片とともに、前記使用済みの木片含有舗装材に含まれる木片以外の骨材と同種の新たな骨材を添加する請求項1記載の木片含有舗装材の再生方法。
【請求項5】
再生後の木片含有舗装材に含まれる木片とその木材以外の骨材との比率が、前記使用済みの木片含有舗装材に含まれる木片とその木材以外の骨材との比率と同一になるように、前記新たな木片及び前記新たな骨材を添加する請求項4記載の木片含有舗装材の再生方法。
【請求項6】
前記新たな木片とともに、前記使用済みの木片含有舗装材に含まれるバインダと同種の新たなバインダを添加する請求項1記載の木片含有舗装材の再生方法。
【請求項7】
再生後の木片含有舗装材に含まれる木片とバインダとの比率が、前記使用済みの木片含有舗装材に含まれる木片とバインダとの比率と同一になるように、前記新たな木片及び前記新たなバインダを添加する請求項6記載の木片含有舗装材の再生方法。
【請求項8】
前記新たな木片が、水分含有量15重量%以上45重量%以下のものである請求項1記載の木片含有舗装材の再生方法。
【請求項9】
前記新たな木片とともに、石膏ボード片を添加する請求項1記載の木片含有舗装材の再生方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、木片含有舗装材の再生方法に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来から粗骨材となる木片とバインダとを含有する木片含有舗装材がある。この木片含有舗装材は、木片の代わりに小石を粗骨材とする舗装材に比べて、蓄熱量が小さく、断熱性も高いことから、ヒートアイランド現象を抑制する効果がある。
【0003】
出願人は、前記木片含有舗装材の製造方法として、特許文献1に示すように、木材の細切物及びその他の骨材にバインダを供給する工程と、木材の細切物、その他の骨材及びバインダを加熱しつつ、加熱により木材の細切物から発生する水蒸気中で混練する工程とを含む方法を開発し、長年この方法で製造した木片含有舗装材を用いて道路の舗装工事を施工してきた。
【0004】
近年、過去に施工した道路において、木片含有舗装材が経年劣化し、バインダであるアスファルトの油が抜けてひび割れし易くなったことから、舗装材の打ち換え工事の発注が増えている。打ち換え工事では、一旦道路から使用済みの舗装材を剥がした後、新しい舗装材を打ち直すことから、使用済みの木片含有舗装材が廃棄物として大量に発生する。このため、出願人は、従来から実施されている前記小石を骨材とする舗装材の再生方法と同様に、使用済みの舗装材をバインダが劣化しない温度まで加熱しながら混練して再生を試みた。
【0005】
しかしながら、前記従来の再生方法では、再生に長時間を要し効率が悪いことが分かった。
【0006】
詳述すると、使用済みの木片含有舗装材には、複数の木片がバインダを介してくっ付いた塊が多数含まれる。再生品にこの塊が残っていると、多くの問題が生じる。詳述すると、塊が舗装された箇所に舗装ムラが生じ、見栄えが悪くなる。また、舗装作業時に加熱しても熱が伝わり難く、流動性が得られず作業性が悪くなる。さらに、塊の芯は油が抜けたままとなるため、塊が舗装された部分だけ崩れ易くなり、道路に凹凸ができる原因となる。
【0007】
このため、再生時に塊をばらす必要があるが、木片含有舗装材は、小石を粗骨材とする舗装材よりも軽量であるため、混練時に塊同士がぶつかり合っても崩れ難い。また、従来の再生方法では、塊となった舗装材の隙間が空気で満たされ、舗装材間で熱が伝わり難く、塊の芯まで加熱するのに時間を要する。その結果、長時間加熱しながら混練し続けなければ、塊を崩すことができない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2004-3312号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は、使用済みの木片含有舗装材に含まれる塊を短時間で崩すことができる木片含有舗装材の再生方法を得ることを主な課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る木片含有舗装材の再生方法は、骨材となる木片とバインダとを含有する使用済みの木片含有舗装材を再生する木片含有舗装材の再生方法であって、前記使用済みの木片含有舗装材に新たな木片を添加して混合し加熱することを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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