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公開番号2024094126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210897
出願日2022-12-27
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60K 17/08 20060101AFI20240702BHJP(車両一般)
要約【課題】ギヤケースとミッションケースとの間での潤滑油の往来を許容する連通経路が備えられた作業車において、作業車の全体の低重心化を図る。
【解決手段】内部に潤滑油が貯留されるギヤケース20と、ギヤケース20に対して後側に設けられ、内部に潤滑油が貯留されるミッションケース12とが備えられる。ギヤケース20とミッションケース12との間での潤滑油の往来を許容する連通経路40が備えられる。ミッションケース12の内部と連通すると共に連通経路40が接続される後ポート61が、ギヤケース20の内部と連通すると共に連通経路40が接続される前ポート60よりも低い位置に設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
原動部と、
走行装置と、
前記原動部の動力が伝達されるギヤ伝動機構が内装され、内部に潤滑油が貯留されるギヤケースと、
前記ギヤ伝動機構からの動力が伝達される被伝動部と、
前記ギヤケースに対して後側に設けられ、前記原動部の動力を前記走行装置に伝達する伝動機構が内装され、内部に潤滑油が貯留されるミッションケースと、
前記ギヤケースと前記ミッションケースとの間での潤滑油の往来を許容する連通経路とが備えられ、
前記ミッションケースの内部と連通すると共に前記連通経路が接続される後ポートが、前記ギヤケースの内部と連通すると共に前記連通経路が接続される前ポートよりも低い位置に設けられている作業車。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記原動部は、モータであり、
前記モータに電力を供給するバッテリが設けられ、
前記ギヤケースが、前記モータに対して後側に設けられている請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記被伝動部は、油圧ポンプであり、
前記ギヤケース及び前記ミッションケースの潤滑油を、作動油として前記油圧ポンプに供給する供給経路が設けられている請求項1に記載の作業車。
【請求項4】
前記原動部の動力を受け取り変速して前記伝動機構に伝達する無段変速装置と、前記無段変速装置を収容する無段変速ケースとが、前記ミッションケースの前部に設けられ、
前記後ポートが、前記無段変速ケースに設けられ、
前記後ポートと前記ミッションケースの内部とを連通させる内部経路が、前記無段変速ケースに設けられている請求項1に記載の作業車。
【請求項5】
前記連通経路が、屈曲形成された金属管である請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の作業車。
【請求項6】
前記連通経路を前部が後部よりも高い位置となる姿勢に維持する姿勢維持部が備えられ、
前記姿勢維持部が、前記連通経路と前記後ポートとの接続部分に設けられている請求項5に記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車の全体構成に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
作業車の一例である電動作業車では、特許文献1に開示されているように、モータ(原動部に相当)及びギヤケースが設けられ、ミッションケースがギヤケースに対して後側に設けられたものがある。
【0003】
特許文献1では、モータの動力が、ギヤケースに内装されたギヤ伝動機構を介して、PTO変速装置(被伝動部に相当)に伝達されて、PTO変速装置からPTO軸に伝達される。モータの動力が、ミッションケースに内装された伝動機構に伝達されて、伝動機構から前輪及び後輪(走行装置に相当)に伝達される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-141955号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、ギヤケースの内部に潤滑油が貯留され、ミッションケースの内部に潤滑油が貯留されており、ギヤケース及びミッションケースがオイルバス化されている。
この場合、ギヤケースとミッションケースとに亘って連通経路が接続されて、ギヤケースとミッションケースとの間で、連通経路を介して潤滑油の往来が行われるように構成することがある。これにより、潤滑油の放熱が促進される。
【0006】
本発明は、ギヤケースとミッションケースとの間での潤滑油の往来を許容する連通経路が備えられた作業車において、作業車の全体の低重心化を図ることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の作業車は、原動部と、走行装置と、前記原動部の動力が伝達されるギヤ伝動機構が内装され、内部に潤滑油が貯留されるギヤケースと、前記ギヤ伝動機構からの動力が伝達される被伝動部と、前記ギヤケースに対して後側に設けられ、前記原動部の動力を前記走行装置に伝達する伝動機構が内装され、内部に潤滑油が貯留されるミッションケースと、前記ギヤケースと前記ミッションケースとの間での潤滑油の往来を許容する連通経路とが備えられ、前記ミッションケースの内部と連通すると共に前記連通経路が接続される後ポートが、前記ギヤケースの内部と連通すると共に前記連通経路が接続される前ポートよりも低い位置に設けられている。
【0008】
本発明によると、作業車において、ギヤケースが設けられ、ミッションケースがギヤケースに対して後側に設けられて、連通経路がギヤケースとミッションケースとに亘って設けられた場合、ミッションケースの内部と連通すると共に連通経路が接続される後ポートと、ギヤケースの内部と連通すると共に連通経路が接続される前ポートとにおいて、後ポートが前ポートよりも低い位置に設けられているので、作業車におけるミッションケースの位置を低い位置に設定し易くなる。
【0009】
作業車におけるミッションケースの位置が低い位置に設定し易くなることにより、作業車におけるミッションケースの低い位置により、作業車の全体の低重心化を図ることができ、作業車の走行の安定性を向上させることができる。
【0010】
本発明において、前記原動部は、モータであり、前記モータに電力を供給するバッテリが設けられ、前記ギヤケースが、前記モータに対して後側に設けられていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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