TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024092071
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207728
出願日2022-12-26
発明の名称食品包装容器
出願人エフピコチュ-パ株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 85/50 20060101AFI20240701BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】紙製の枠体内に容器本体をしっかりと嵌合固定でき、しかもその嵌合はワンタッチで簡単に作業でき、嵌合固定後は離反することなく良好な体裁を維持する。
【解決手段】容器本体1と、この容器本体1の周囲を囲繞する紙製の枠体5とからなる。容器本体1を枠体5内に挿入セットしたときの容器本体1の隅部の外側面と枠体5の隅部の内側面とが当接しており、容器本体1の隅部に突出形成した係合突部11と、枠体5の隅部に形成した係合受部15とが噛み合う嵌合手段10を備える。嵌合手段10は、容器本体1、枠体5それぞれの対向する隅部の少なくとも一つに配置する。係合突部11は、係合受部15に強制的に噛み合わせて係合受部15をやや拡開させ、その拡開させた間隙域内に係合突部11を嵌め入れ、係合受部15内に嵌着固定させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体と、この容器本体の周囲を囲繞する紙製で、折線によって隅部が折曲自在な枠体とからなる食品包装容器において、容器本体を枠体内に挿入セットしたときの容器本体の隅部の外側面と枠体の隅部の内側面とが当接しており、容器本体の隅部に突出形成した係合突部と、枠体の隅部に形成した係合受部とが噛み合う嵌合手段を備えていることを特徴とする食品包装容器。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
嵌合手段は、容器本体、枠体それぞれの対向する隅部の少なくとも一つに配置されている請求項1に記載の食品包装容器。
【請求項3】
係合突部は、係合受部に強制的に噛み合って、係合受部をやや拡開させ、その拡開させた間隙域内で係合突部が嵌め入れられて係合受部内に嵌着固定されるようにしてある請求項1に記載の食品包装容器。
【請求項4】
係合突部は、容器本体の隅部で外方に膨らみ状に突出形成され、その上下側部、左右側部は外方に行くに従い窄まり状の傾斜面となっている請求項1または3に記載の食品包装容器。
【請求項5】
係合受部は、枠体の隅部における折線の左右に配置形成されていて、折線に直交する方向に沿う線状の上部切目を有し、この上部切目は係合受部に噛み合ったときの係合突部の上側部面に係合位置する請求項1または3に記載の食品包装容器。
【請求項6】
係合受部の上部切目の下方には、枠体の折線に沿った枠体の外側面に拡開溝を接続させてある請求項5に記載の食品包装容器。
【請求項7】
係合受部の拡開溝の下部には、拡開溝の拡開範囲を規制するよう前記上部切目に平行した下部切目を形成してある請求項6に記載の食品包装容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば弁当用として各種の惣菜と共に米飯等を盛り付けて陳列販売するよう、食品を収納する合成樹脂製容器本体の周囲を枠体によって囲繞構成して成る食品包装容器において、合成樹脂製容器本体を紙製枠体内にしっかりと固定保持できるようにした食品包装容器に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、合成樹脂製の食品包装用の容器本体の周囲を枠体によって囲繞することで重箱風に構成した食品包装容器が提案されている。このような囲繞枠構造の容器では、容器本体を枠体内に挿入しただけでは、容器本体と枠体とが離反しやすい懸念があった。
【0003】
こうした点を解消するため、例えば特許文献1に示される食品用簡易容器、特許文献2に示される食品容器がある。特許文献1の食品用簡易容器では合成樹脂製のシートからなる一体成型された容器の外周面に凸条を形成しておき、この容器を、内周面に凹条を形成した発泡合成樹脂製の枠材の内面にセットし、凸条を凹条に嵌着するとする。特許文献2の食品容器では熱可塑性樹脂発泡体からなる枠体内に、熱可塑性樹脂からなる内容器を挿入し、内容器の開口周縁部を枠体の上端部に被嵌し載接させた状態で接着するとする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-193015号公報
特開2002-293328号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1、2のいずれでも蓋材、容器本体、枠体は合成樹脂あるいは発泡合成樹脂のものであるから、昨今ではこれらを他の材料に代替したり、合成樹脂の使用量を削減(リデュース)したり等を可能とする容器が要望されている。
【0006】
一方、枠体を紙製とした場合は合成樹脂製の枠体に比し合成樹脂使用量を削減でき、環境負荷が小さくなるが、内部にセット挿入する容器本体を枠体に固定するための、従来のように肉厚な合成樹脂材製であれば形成可能な凹凸嵌合構成は採用できない。
【0007】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的は紙製の枠体でありながら容器本体とはしっかりと嵌合固定でき、しかもその嵌合はワンタッチで簡単に作業できると共に、離反することなく良好な体裁を維持できるようにした食品包装容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、容器本体1と、この容器本体1の周囲を囲繞する紙製で、折線6によって隅部が折曲自在な枠体5とからなる食品包装容器において、容器本体1を枠体5内に挿入セットしたときの容器本体1の隅部の外側面と枠体5の隅部の内側面とが当接しており、容器本体1の隅部に突出形成した係合突部11と、枠体5の隅部に形成した係合受部15とが噛み合う嵌合手段10を備えていることを特徴とする。
嵌合手段10は、容器本体1、枠体5それぞれの対向する隅部の少なくとも一つに配置されて構成することができる。
係合突部11は、係合受部15に強制的に噛み合って、係合受部15をやや拡開させ、その拡開させた間隙域内で係合突部11が嵌め入れられて係合受部15内に嵌着固定されるようにして構成することができる。
係合突部11は、容器本体1の隅部で外方に膨らみ状に突出形成され、その上下側部、左右側部は外方に行くに従い窄まり状の傾斜面となって構成することができる。
係合受部15は、枠体5の隅部における折線6の左右に配置形成されていて、折線6に直交する方向に沿う線状の上部切目16を有し、この上部切目16は係合受部15に噛み合ったときの係合突部11の上側部面に係合位置するように構成することができる。
係合受部15の上部切目16の下方には、枠体5の折線6に沿った枠体5の外側面に拡開溝17を接続させて構成することができる。
係合受部15の拡開溝17の下部には、拡開溝17の拡開範囲を規制するよう前記上部切目16に平行した下部切目18を形成して構成することができる。
【0009】
以上のように構成された本発明に係る食品包装容器にあって、例えば各種の惣菜、米飯その他の食品が収納される容器本体1を紙製の枠体5内に挿入セットすると、それらの隅部の内外側面相互間に設けた嵌合手段10によって容器本体1は枠体5内にしっかりと固定支持されて枠体5によって囲繞される。
嵌合手段10の係合突部11は容器本体1の隅部における外側面に、係合受部15は枠体5の隅部における内側面にそれぞれ設けられることで、容器本体1が枠体5内に挿入されるときには係合突部11、係合受部15は相互に当接対向したものとなり、係合突部11を係合受部15に確実に嵌め入れさせる。
係合突部11の係合受部15への嵌め入れは、上部切目16の下方で枠体5の素材自体を押し広げ拡開させることで生じた間隙内に位置して、上部切目16の切目端縁に係合させる。
上部切目16に接続した拡開溝17は、枠体5の折線6における外側面に設けられることで、この拡開溝17部位において係合突部11による枠体5の拡開を一層円滑にさせ、係合受部15内に係合突部11を確実に位置決め係合させる。
また、拡開溝17に接続した下部切目18は、係合突部11が係合受部15に嵌め入れられ、拡開溝17によって枠体5の隅部を拡開して係合するときの拡開範囲を規制し、拡開範囲の拡大によって生じ得る係合突部11の係合受部15からの離反を防止し、嵌め入れ状態を維持させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明は以上説明したように構成されているため、例えば重箱風とすべく容器本体1の周囲を枠体5によって囲繞構成するに際し、枠体5が紙製であっても、容器本体1、枠体5それぞれの隅部が当接するとき、隅部において互いに噛み合う係合突部11、係合受部15から成る嵌合手段10によって、容器本体1を枠体5内に簡単に固定支持でき、しかも容器本体1を枠体5内に押し込むように挿入セットするだけでよいから、ワンタッチ式に簡単、確実にセット作業を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
包装体
11か月前
個人
構造体
5か月前
個人
包装体
11か月前
個人
パレット
11か月前
個人
収納用具
1か月前
個人
衣類カバー
10か月前
個人
物品収納具
1か月前
個人
半蓋半箱筒
7か月前
個人
折り畳み製品
9か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
2か月前
個人
テープホルダー
9か月前
個人
内容物排出装置
11か月前
個人
段ボール用キリ
10か月前
個人
「即時結束具」
9か月前
個人
開封用カッター
3か月前
個人
荷物運搬補助具
11か月前
個人
粘着テープカッタ
9か月前
個人
チャック付き袋体
4か月前
個人
爪楊枝流通セット
8か月前
個人
ビニール袋開口具
11か月前
個人
コード長さ調整器
8か月前
個人
折りたたみコップ
4か月前
個人
収容ケース
11か月前
個人
パウチ容器
5か月前
株式会社イシダ
箱詰装置
17日前
個人
プラスチックバッグ
6か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
2か月前
三甲株式会社
容器
11か月前
三甲株式会社
容器
12日前
日東精工株式会社
包装機
11か月前
三甲株式会社
容器
6か月前
三甲株式会社
容器
11か月前
個人
粘着テープ切断装置
11日前
個人
開口しやすいレジ袋
5か月前
個人
チャック付き保存袋
3か月前
凸版印刷株式会社
包装袋
11か月前
続きを見る