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公開番号2024092070
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207723
出願日2022-12-26
発明の名称発熱体構造とその製造方法
出願人株式会社IBIS
代理人個人,個人
主分類H05B 3/12 20060101AFI20240701BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】発熱体と伝導体とが一体化され熱伝導率が向上された発熱体構造を提供する。
【解決手段】熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体1と、耐熱樹脂と無機複合金属を混合した熱伝導体2で構成され、前記熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体1が熱伝導体2で覆われた全覆サンドイッチ状に射出成型された一体化構造である。熱伝導体2をなす耐熱樹脂は、絶縁性を有する耐熱樹脂であると共に、無機複合金属は、ケイ素を主体としている。
【選択図】 図1

特許請求の範囲【請求項1】
熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体と、
耐熱樹脂と無機複合金属を混合した熱伝導体で構成され、
前記熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体が前記熱伝導体で覆われた全覆サンドイッチ状に射出成型された一体化構造で成ること、
を特徴とする発熱体構造。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記熱伝導体をなす耐熱樹脂は、絶縁性を有する耐熱樹脂であると共に、前記無機複合金属は、ケイ素を主体としたこと、
を特徴とする請求項1に記載した発熱体構造。
【請求項3】
全体形状が半円筒状又は板状、波形状、凹凸状、十字状、楕円リング状になるように、前記熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体が前記熱伝導体で全覆サンドイッチ状に射出成型されて成ること、
を特徴とする請求項1又は2に記載した発熱体構造。
【請求項4】
前記熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体が前記熱伝導体で全覆サンドイッチ状に射出成型された一体化構造は、ヘアーアイロン又はヘアードライヤー、ヘアーカーラー、ヘアーブラシ、温熱美容器具に適用されること、
を特徴とする請求項1又は2に記載した発熱体構造。
【請求項5】
前記熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体が前記熱伝導体で全覆サンドイッチ状に射出成型されて成る発熱体構造が、一層で又は複数層重ねられて成ること、
を特徴とする請求項1又は2に記載した発熱体構造。
【請求項6】
熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体の外周に、
耐熱樹脂と粉状の無機複合金属を混合した熱伝導体を覆い、
前記熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体が前記熱伝導体で覆われた全覆サンドイッチ状の一体化構造となるように射出成型して発熱体構造を製造すること、
を特徴とする発熱体構造の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱伝導率が良い発熱体構造とその製造方法の技術分野に属するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えばヘアケアを含む美容家電のヒーター線(MCH、PTC、MICA、ニクロム)等と熱伝導体が別パーツで組み立てられていた。
例えば、図5に示したようなヘアーアイロンaは、熱伝導体bと板状ヒータc(発熱体)をヒータマウントdを以て組み立てることにより、ヘアーアイロンとしての製品機能を有している。
【0003】
これに関連し、例えば、下記特許文献1(請求項1)には、セラミック基体と、前記セラミック基体中に内蔵された発熱抵抗体と、セラミック基体に設けられた開口部から露出し、発熱抵抗体に電気的に接続された取出電極と、取出電極の表面にロウ材によりロウ付けされたリード部材とを備え、ロウ材が3層以上の金属層からなる層構造を有するセラミックヒータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-253040号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、従来のヘアーアイロンaは、発熱体cと熱伝導体bが別パーツであるため、両者の組み立てが面倒である上、各パーツの製造コストの高騰を余儀なくされ、隙間が生じて熱伝導率が悪いといった点が問題とされている。
【0006】
したがって、本発明の目的は、発熱体と伝導体とが一体化され熱伝導率が向上された発熱体構造とその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体1と、
耐熱樹脂と無機複合金属を混合した熱伝導体2で構成され、
前記熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体1が前記熱伝導体2で覆われた全覆サンドイッチ状に射出成型された一体化構造で成ること、
を特徴とする発熱体構造である。
【0008】
請求項2に記載した発明は、前記熱伝導体2をなす耐熱樹脂は、絶縁性を有する耐熱樹脂であると共に、前記無機複合金属は、ケイ素を主体としたこと、
を特徴とする請求項1に記載した発熱体構造である。
【0009】
請求項3に記載した発明は、全体形状が半円筒状又は板状、波形状、凹凸状、十字状、楕円リング状になるように、前記熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体1が前記熱伝導体2で全覆サンドイッチ状に射出成型されて成ること、
を特徴とする請求項1又は2に記載した発熱体構造である。
【0010】
請求項4に記載した発明は、前記熱伝導の高いアルミ合金体の外周に形成したステンレス合金発熱体1が前記熱伝導体2で全覆サンドイッチ状に射出成型された一体化構造は、ヘアーアイロン3、4又はヘアードライヤー5、ヘアーカーラー、ヘアーブラシ、温熱美容器具に適用されること、
を特徴とする請求項1又は2に記載した発熱体構造である。
(【0011】以降は省略されています)

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