TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024091186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207698
出願日2022-12-24
発明の名称電子文書の閲覧用電子機器
出願人個人
代理人
主分類G06F 40/103 20200101AFI20240627BHJP(計算;計数)
要約【課題】電子化された文書の視認性を向上させ、読者の読書の精度および速度を向上させること。
【解決手段】文書中で重要とされる単語を読者がワンアクションで網羅的に書式変更テーブルに登録できるようにする。読書前に予め書式変更されたものを表示する場合と比べて、読者自身が書式をコントロールしている印象を与える。これにより書式変更に付帯する生理的嫌悪感を緩和できる。さらに登録が網羅的であることで、個別登録する場合に比べて読書からの集中が切れにくい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電子文書の閲覧用電子機器であって、
書式情報を有する文字群で構成される文字列データ入力装置と、
前記文字列データを第一の単語群に分割する分かち書き装置と、
前記文字群を引数として書式変更を与える第一の書式変更テーブル入力装置と、
前記第一の単語群の中の一部を第二の単語群として特定する第一の単語特定装置と、
読者の視界中心から所定の領域にある前記第二の単語群を第三の単語群として特定する第二の単語特定装置と、
前記第三の単語群から前記文字群を引数として書式変更を与える第二の書式変更テーブル出力装置と、
前記第一および第二の書式変更テーブルを統合する統合装置と、
前記文字群の前記書式を前記第一の書式変更テーブルに基づいて変更する書式変更装置と、
前記文字列データを表示する表示装置と、を有し、
前記第二の単語群は前記第一の書式変更テーブルに登場する書式とは異なる書式を持ち、
前記第二の書式変更テーブル出力装置は、読者の単一の動作を起点として前記第二の書式変更テーブルを出力し、
前記第二の書式変更テーブルは前記第三の単語それぞれに対して、極力それぞれ異なる書式が割り当てられている、ことを特徴とする、
電子文書の閲覧用電子機器。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記単一の動作は前記文字列データの表示されていない空白域への作用である請求項1の電子文書の閲覧用電子機器
【請求項3】
電子文書の閲覧用電子機器であって、
書式情報を有する文字群で構成される文字列データ入力装置と、
前記文字列データを第一の単語群に分割する分かち書き装置と、
前記文字群を引数として書式変更を与える第一の書式変更テーブル入力装置と、
前記第一の単語群の中の一部を第二の単語群として特定する第一の単語特定装置と、
前記文字群の始点文字と終点文字を指定することで第三の単語群を得る第二の単語特定装置と、
前記第二の単語群から前記文字群を引数として書式変更を与える第二の書式変更テーブル出力装置と、
前記第三の単語群から前記文字群を引数として書式変更を与える第三の書式変更テーブル出力装置と、
前記第一ないし第三の書式変更テーブルを統合する統合装置と、
前記文字群の前記書式を前記第一の書式変更テーブルに基づいて変更する書式変更装置と、
前記文字列データを表示する表示装置と、を有し、
前記第二の単語群は前記第一の書式変更テーブルに登場する書式とは異なる書式を持ち、
前記第二の書式変更テーブル出力装置は、前記第二の単語群の表示領域に対し読者が単一の動作を働きかけることを起点として前記第二の書式変更テーブルを出力する、ことを特徴とする、
電子文書の閲覧用電子機器。
【請求項4】
前記第二の単語群は前記第一の単語群の全部もしくは一部のヒストグラムで得られた結果から所定の単語を除き、所定単語数の上位数単語から得られることを特徴とする請求項1の電子文書の閲覧用電子機器
【請求項5】
前記第二の単語群は前記第一の単語群の全部もしくは一部のヒストグラムで得られた結果から所定の単語を除き、所定単語数の上位数単語から得られることを特徴とする請求項3の電子文書の閲覧用電子機器

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子文書を閲覧する際に利用される電子機器、および電子文書データの表示方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
産業界では、電子文書の需要、供給が日々増大している。電子文書の例としてはインターネット上で公開される論文、電子書籍等が挙げられる。本明細書のような特許公報もその一例である。また、最終的に紙に印刷する場合でも、推敲段階では電子データであることが多い。
【0003】
文書が媒体(例えば、紙、PCやスマートフォンのディスプレイ等)に表示される際には、それを読む人が読みやすいようにするための工夫がなされたりする。例えば英語の場合、文章をスペース(デリミタ)で区切ることで単語を認識しやすいようにしている。日本語の場合は、そのようなデリミタは存在しないが、漢字、ひらがな、カタカナを使い分けることにより視認性を向上させたりする。
【0004】
電子化された文書の場合、上記の伝統的な工夫に加えて、読者が読みやすい形に加工して読むことが可能である。例えば文書中の一部の文字を書式変更する、ということが往々にしてなされる。
【0005】
1つ目の例としては、プログラムのソースコードを統合開発環境やエディタに表示する際に、各プログラミング言語ごとの文法に従って、そのソースコードが着色されたりする(シンタックスハイライト)。
【0006】
2つ目の例としては、Webブラウザ上で文書を読んでいる際に、読者が気になる単語、句、節を検索をした後で、検索語が完全一致でハイライトされるという工夫がなされたりする。他にも予め単語およびそれと対になるマーカー色を複数種登録しておいて閲覧時に単語が完全一致で存在すればそれと対となるマーカー色で強調するなどが成される。特許界隈では往々にして散見される。
【0007】
3つ目の例としては、電子文書を読んでいる最中にその文章の構成要素の一部をクリックもしくはタップすることでそれと対応する他の構成要素が一括でハイライトされたりする。特開2021ー176068、特開2021ー043924、特開2021ー051706号公報、特願2021ー206548を参考にされたい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2021ー176068号公報
特開2021ー043924号公報
特開2021ー051706号公報
特開2020ー057337号公報
特願2021ー206548号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
前記3つ目の先行事例は、読書中に書式変更対象を指定する。読者にとり未知の領域の文章をハイライトする際にはこのようなアドホックな対応が必要である。
しかしどの単語をハイライトするかの検討、ハイライト決定の動作等により読書からの集中が切れてしまう。
特開2021ー051706号では重要語を予め特定することで検討の助けとなるが、他にもやりようがある。
【0010】
本発明は上記を鑑みてなされたものであって、電子化された文書の視認性を向上させ、読者の読書の精度および速度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許