TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024090988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207225
出願日2022-12-23
発明の名称印刷装置及び印刷方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240627BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】印刷媒体の加熱に伴う表面状態の変化を低減する。
【解決手段】印刷媒体Pのセット部と、印刷媒体Pを巻き取る巻取部5と、印刷媒体Pにインクを吐出して画像を形成する印刷ヘッド3と、印刷媒体Pに吐出されたインクを乾燥させる乾燥炉10と、を備え、乾燥炉10は画像形成面P1に加熱した気体Gを吹き付ける吹き付け加熱部20を有し、吹き付け加熱部20は第1吹き付け加熱部20Aと第2吹き付け加熱部20Bとを有し、印刷モードとして第1モードと第2モードとを有し、第2モードにおける第1吹き付け加熱部20Aが吹き付ける気体Gの風速は、第1モードにおける第1吹き付け加熱部20Aが吹き付ける気体Gの風速よりも遅い印刷装置1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ロール状の印刷媒体をセットするセット部と、
前記セット部から搬送される前記印刷媒体を巻き取る巻取部と、
搬送される前記印刷媒体の画像形成面にインクを吐出して画像を形成する印刷ヘッドと、
前記印刷媒体の搬送経路において前記印刷ヘッドよりも前記印刷媒体の搬送方向の下流に配置され、前記印刷媒体に吐出された前記インクを乾燥させる乾燥炉と、
を備え、
前記乾燥炉は、前記画像形成面に加熱した気体を吹き付ける吹き付け加熱部を有し、
前記吹き付け加熱部は、第1吹き付け加熱部と、前記第1吹き付け加熱部よりも前記搬送方向において下流に配置された第2吹き付け加熱部と、を有し、
前記印刷媒体に前記画像を形成する印刷モードとして、第1モードと第2モードとを有し、
前記第2モードにおける前記第1吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速は、前記第1モードにおける前記第1吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速よりも遅いことを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載された印刷装置において、
前記第2モードにおける前記第2吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速は、前記第2モードにおける前記第1吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速よりも速いことを特徴とする印刷装置。
【請求項3】
請求項2に記載された印刷装置において、
前記第2モードにおける前記第2吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速は、前記第1モードにおける前記第2吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速よりも速いことを特徴とする印刷装置。
【請求項4】
請求項2に記載された印刷装置において、
前記第2モードにおける前記第2吹き付け加熱部が吹き付ける気体の温度は、前記第1モードにおける前記第2吹き付け加熱部が吹き付ける気体の温度よりも高いことを特徴とする印刷装置。
【請求項5】
ロール状の印刷媒体をセットするセット部と、
前記セット部から搬送される前記印刷媒体を巻き取る巻取部と、
搬送される前記印刷媒体の画像形成面にインクを吐出して画像を形成する印刷ヘッドと、
前記印刷媒体の搬送経路において前記印刷ヘッドよりも前記印刷媒体の搬送方向の下流に配置され、前記印刷媒体に吐出された前記インクを乾燥させる乾燥炉と、
を備え、
前記乾燥炉は、前記画像形成面に加熱した気体を吹き付ける吹き付け加熱部を有し、
前記印刷媒体に前記画像を形成する印刷モードとして、第1モードと第2モードとを有し、
前記第2モードにおける前記吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速は、前記第1モードにおける前記吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速よりも遅く、
前記第2モードにおける前記吹き付け加熱部が吹き付ける気体の温度は、前記第1モードにおける前記吹き付け加熱部が吹き付ける気体の温度よりも高いことを特徴とする印刷装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載された印刷装置において、
前記インクの使用量と、使用する前記印刷媒体の種類と、の組み合わせに対応して決められる前記印刷モードのテーブルを記憶する記憶部と、
前記インクの使用量と、使用する前記印刷媒体の種類と、を入力する入力部と、
前記入力部から入力された情報に従って、前記テーブルに基づいて、前記印刷モードを設定する印刷モード設定部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
【請求項7】
請求項6に記載された印刷装置において、
前記印刷モード設定部は、前記インクの使用量が8.0mg/inch

未満のときは、使用する前記印刷媒体の種類によらず前記第1モードに前記印刷モードを設定することを特徴とする印刷装置。
【請求項8】
請求項6に記載された印刷装置において、
前記印刷モード設定部は、前記インクの使用量が10.0mg/inch

以上のときは、使用する前記印刷媒体の種類によらず前記第2モードに前記印刷モードを設定することを特徴とする印刷装置。
【請求項9】
請求項6に記載された印刷装置において、
前記印刷モード設定部は、前記インクの使用量が8.0mg/inch

未満で10.0mg/inch

以上のときは、使用する前記印刷媒体の前記画像形成面の材質が紙の場合は前記第1モードに前記印刷モードを設定し、使用する前記印刷媒体の前記画像形成面の材質がフィルムの場合は前記第2モードに前記印刷モードを設定することを特徴とする印刷装置。
【請求項10】
請求項1から5のいずれか1項に記載された印刷装置において、
前記印刷媒体の前記画像形成面とは反対の面に接触して前記印刷媒体を加熱する接触加熱部を備えることを特徴とする印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置及び印刷方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、印刷媒体にインクを吐出して印刷する様々な印刷装置が使用されている。このうち、印刷媒体を加熱する加熱部を備え、印刷媒体に吐出されたインクを乾燥させることが可能な印刷装置がある。例えば、特許文献1には、媒体(印刷媒体)の表面に熱風を吹き付けて加熱する乾燥部(加熱部)を備える印刷装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-130900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
印刷媒体としては、様々なものが使用されている。例えば、印刷媒体として、印刷媒体の画像形成面がフィルムで形成されるラベル用紙などが使用される場合がある。例えば、印刷媒体の表面に熱風を吹き付けて加熱する加熱部を備える印刷装置を用いて、ラベル用紙などの画像形成面がフィルムで形成される印刷媒体を乾燥させる場合などにおいては、例えば、熱風が直接あたる部分と熱風が直接当たらない部分とが生じて熱風の吹き付けムラができることなどにより、画像形成面に吐出されたインクの乾燥速度のムラが生じ、画像形成面の光沢性にムラができるなど、表面状態が変化してしまう場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための本発明の印刷装置は、ロール状の印刷媒体をセットするセット部と、前記セット部から搬送される前記印刷媒体を巻き取る巻取部と、搬送される前記印刷媒体の画像形成面にインクを吐出して画像を形成する印刷ヘッドと、前記印刷媒体の搬送経路において前記印刷ヘッドよりも前記印刷媒体の搬送方向の下流に配置され、前記印刷媒体に吐出された前記インクを乾燥させる乾燥炉と、を備え、前記乾燥炉は、前記画像形成面に加熱した気体を吹き付ける吹き付け加熱部を有し、前記吹き付け加熱部は、第1吹き付け加熱部と、前記第1吹き付け加熱部よりも前記搬送方向において下流に配置された第2吹き付け加熱部と、を有し、前記印刷媒体に前記画像を形成する印刷モードとして、第1モードと第2モードとを有し、前記第2モードにおける前記第1吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速は、前記第1モードにおける前記第1吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速よりも遅いことを特徴とする。
【0006】
また、上記課題を解決するための本発明の別の印刷装置は、ロール状の印刷媒体をセットするセット部と、前記セット部から搬送される前記印刷媒体を巻き取る巻取部と、搬送される前記印刷媒体の画像形成面にインクを吐出して画像を形成する印刷ヘッドと、前記印刷媒体の搬送経路において前記印刷ヘッドよりも前記印刷媒体の搬送方向の下流に配置され、前記印刷媒体に吐出された前記インクを乾燥させる乾燥炉と、を備え、前記乾燥炉は、前記画像形成面に加熱した気体を吹き付ける吹き付け加熱部を有し、前記印刷媒体に前記画像を形成する印刷モードとして、第1モードと第2モードとを有し、前記第2モードにおける前記吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速は、前記第1モードにおける前記吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速よりも遅く、前記第2モードにおける前記吹き付け加熱部が吹き付ける気体の温度は、前記第1モードにおける前記吹き付け加熱部が吹き付ける気体の温度よりも高いことを特徴とする。
【0007】
また、上記課題を解決するための本発明の印刷方法は、ロール状の印刷媒体をセットするセット部と、前記セット部から搬送される前記印刷媒体を巻き取る巻取部と、搬送される前記印刷媒体の画像形成面にインクを吐出して画像を形成する印刷ヘッドと、前記印刷媒体の搬送経路において前記印刷ヘッドよりも前記印刷媒体の搬送方向の下流に配置され、前記印刷媒体に吐出された前記インクを乾燥させる乾燥炉と、を備え、前記乾燥炉は、前記画像形成面に加熱した気体を吹き付ける吹き付け加熱部を有し、前記吹き付け加熱部は、第1吹き付け加熱部と、前記第1吹き付け加熱部よりも前記搬送方向において下流に配置された第2吹き付け加熱部と、を有し、前記印刷媒体に前記画像を形成する印刷モードとして、第1モードと第2モードとを有する印刷装置の印刷方法であって、前記第2モードにおける前記第1吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速を、前記第1モードにおける前記第1吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速よりも遅くすることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例1に係る印刷装置の概略側面図。
図1の印刷装置を用いて行う一例としての印刷方法のフローチャート。
本発明の実施例2に係る印刷装置の概略側面図。
図3の印刷装置を用いて行う一例としての印刷方法のフローチャート。
本発明の実施例3に係る印刷装置の乾燥炉の概略側面図。
本発明の実施例4に係る印刷装置の乾燥炉の概略側面図。
本発明の実施例5に係る印刷装置の乾燥炉の概略側面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の印刷装置は、ロール状の印刷媒体をセットするセット部と、前記セット部から搬送される前記印刷媒体を巻き取る巻取部と、搬送される前記印刷媒体の画像形成面にインクを吐出して画像を形成する印刷ヘッドと、前記印刷媒体の搬送経路において前記印刷ヘッドよりも前記印刷媒体の搬送方向の下流に配置され、前記印刷媒体に吐出された前記インクを乾燥させる乾燥炉と、を備え、前記乾燥炉は、前記画像形成面に加熱した気体を吹き付ける吹き付け加熱部を有し、前記吹き付け加熱部は、第1吹き付け加熱部と、前記第1吹き付け加熱部よりも前記搬送方向において下流に配置された第2吹き付け加熱部と、を有し、前記印刷媒体に前記画像を形成する印刷モードとして、第1モードと第2モードとを有し、前記第2モードにおける前記第1吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速は、前記第1モードにおける前記第1吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速よりも遅いことを特徴とする。
【0010】
本態様によれば、第2モードにおける第1吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速は、第1モードにおける第1吹き付け加熱部が吹き付ける気体の風速よりも遅い。すなわち、吹き付ける気体の風速が遅い第2モードを有している。吹き付ける気体の風速を遅くすることで、気体が直接あたる部分と気体が直接当たらない部分とが生じても、これらのインクの乾燥速度のムラを小さくすることができる。このため、表面状態が変化しやすい印刷媒体を使用する場合に第2モードを選択することで、画像形成面の光沢性にムラができることなどを抑制することができ、印刷媒体の表面状態が変化してしまうことを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本化薬株式会社
処理液
5か月前
日本化薬株式会社
記録材料
6日前
三菱製紙株式会社
転写用紙
1か月前
個人
印鑑の製造方法とアプリ
16日前
キヤノン電子株式会社
印刷装置
4か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
2か月前
フジコピアン株式会社
熱転写シート
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
株式会社リコー
画像形成装置
6日前
株式会社リコー
液滴吐出装置
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
2日前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
6か月前
三菱製紙株式会社
直接感熱記録材料
5か月前
東レ株式会社
凸版印刷版の製造方法
5か月前
株式会社リコー
液体吐出装置
4か月前
カシオ計算機株式会社
印刷装置
4か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
4か月前
カシオ計算機株式会社
印刷装置
6日前
三菱製紙株式会社
感熱記録材料
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
5か月前
株式会社リコー
シート搬送装置
1か月前
カシオ計算機株式会社
印刷装置
6日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
1か月前
カシオ計算機株式会社
印刷装置
4か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
4か月前
ブラザー工業株式会社
プリンタ
4か月前
寿原株式会社
インキつぼ
4か月前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
4か月前
トヨタ自動車株式会社
塗布装置
4か月前
三栄電機株式会社
プリンタ
4か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
4か月前
清水製作株式会社
貯版装置
1か月前
一般社団法人未来ものづくり振興会
印判
5か月前
株式会社リコー
液体を吐出する装置
4か月前
東レ株式会社
凸版印刷版のインキ洗浄方法
4か月前
続きを見る