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公開番号2024090825
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206963
出願日2022-12-23
発明の名称TV端子
出願人DXアンテナ株式会社
代理人弁理士法人クレイア特許事務所
主分類H01R 24/38 20110101AFI20240627BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】同軸ケーブルが直接接続でき、同軸ケーブルの芯線が内部コンタクトピンに接続されることを確認することができ、ノイズ防止を実現でき、容易に同軸ケーブルを固定することができるTV端子を提供することである。
【解決手段】TV端子100は、導通コンタクトピン210を有する本体部200と、本体部200に接続され、本体部200の一側部と他側部とにそれぞれ挿入された複数のL字状シェル300と、L字状シェル300の一端部側に軸支された開閉自在なカバー部材500と、L字状シェル300の内部に設けられた絶縁ブッシュ410によりL字状シェル300の内壁から離間して保持される内部コンタクトピン420と、内部コンタクトピン420と挿入される同軸ケーブル950の芯線970との接合を視認可能なシェル窓360と、を含む。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
中心コンタクト、基板、導通コンタクトを有する本体部と、
前記本体部に接続され、前記本体部の一側部のみ挿入された1のL字状シェル、もしくは一側部と他側部とにそれぞれ挿入された複数のL字状シェルと、
前記L字状シェルの一端部側に軸支された開閉自在なカバー部材と、
前記L字状シェルの内部に設けられた絶縁部材により前記L字状シェルの内壁から離間して保持される内部コンタクトピンと、
前記内部コンタクトピンと挿入される同軸ケーブルの芯線との接合を視認可能なシェル窓と、を含み、
前記カバー部材は、開動した場合に前記シェル窓を視認可能とし、閉動した場合に前記シェル窓を閉塞し、かつ前記同軸ケーブルの外皮を固定する、TV端子。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記本体部と、前記L字状シェルの他端部側との間に設けられる皿ばねと、
前記L字状シェルの前記他端部側が前記本体部から挿抜防止のためのCリングと、をさらに含む、請求項1記載のTV端子。
【請求項3】
前記L字状シェルの他端部側の一部の筐体外形は、円筒状からなり、
前記L字状シェルの前記一端部側の筐体外形は、矩形筒形状からなり、
前記カバー部材は、断面コ字状からなり、前記矩形筒形状を収容可能な形状からなる、請求項1記載のTV端子。
【請求項4】
前記カバー部材は、前記同軸ケーブルの外皮に噛み込む噛み込み部を有し、
前記L字状シェルは、前記一端部側に切欠きを有し、前記同軸ケーブルが閉動した場合に、前記切欠きを介して前記同軸ケーブルに前記噛み込み部が噛み込む、請求項1記載のTV端子。
【請求項5】
前記L字状シェルの前記一端部側に一対の凸部が設けられ、前記カバー部材の一対の孔と嵌合することにより回動自在となり、
前記L字状シェルのL字部分の他端部側に突起部が設けられ、前記カバー部材の凹部または孔と嵌合することにより閉動状態を維持する、請求項1記載のTV端子。
【請求項6】
前記L字状シェルの内筒は、前記一端部側から他端部側まで連通され、
前記内筒に、透明または半透明の前記絶縁部材に内包された前記内部コンタクトピンが配設され、
前記L字状シェルの内壁から離間して保持される、請求項1記載のTV端子。
【請求項7】
前記L字状シェルの一端部側の内筒に挿入可能なリング部材をさらに含み、
前記リング部材は、前記同軸ケーブルの外部導体を導通可能な構造を有し、かつ前記L字状シェルの前記一端部側の内筒に挿入された前記内部コンタクトピンおよび前記絶縁部材の抜け防止機能を有する、請求項6記載のTV端子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、同軸ケーブルを挿入するTV端子に関する。
続きを表示(約 4,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開平6-163116号公報)には、一般ユーザにも簡単に結線ができるテレビ同軸プラグの結線構造が開示されている。
特許文献1記載のテレビ同軸プラグの結線構造においては、一端開口から挿入された同軸ケーブルの先部を収納して両側片と底片とで遮蔽する断面コ字状の金属製遮蔽罐と、この金属製遮蔽罐の底片の中央部に設けられて金属製遮蔽罐に電気的に接続され、同軸ケーブルの先部に露出させている網組線部位に食い込み接触する接続端子部と、金属製遮蔽罐の他端内に金属製遮蔽罐とは電気的に絶縁された状態で設けられ、同軸ケーブルの先部に露出せる芯線を差込み接続する芯線差込み端子と、上記金属製遮蔽罐の他端部の外底面の下方に円筒状電極を配置接続し、且つ円筒状電極の中心に設けた差込み栓を金属製遮蔽罐内の芯線差込み端子に連結接続したプラグ部と、金属製遮蔽罐の両側片の一端側上部に一端が開閉自在に枢支されて、閉成状態で金属製遮蔽罐の上面開口部側を遮蔽する金属製可動遮蔽罐と、この金属製可動遮蔽罐に設けられ遮蔽状態で金属製遮蔽罐内の同軸ケーブルを下方に押圧する押圧部位と同軸ケーブルの外被に反挿入方向に食い込む鎖錠部とを持つ鎖錠ばねとを備えたものである。
【0003】
特許文献2(特開平7-14647号公報)には、同軸ケーブルの結線後のシールドを容易にする、同軸ケーブルの結線を容易にする、組立性の向上を図るテレビ同軸プラグの構造について開示されている。
特許文献2記載のテレビ同軸プラグの構造においては、一端開口から挿入された同軸ケーブルの先部を収納して両側片と底片とで遮蔽する断面コ字状のケーブル接続金具と、このケーブル接続金具の底片の中央部に設けられてケーブル接続金具に電気的に接続され、同軸ケーブルの先部に露出させている網組線部位に食い込み接触する接続端子部と、ケーブル接続金具の他端側にケーブル接続金具とは電気的に絶縁された状態で配置され、同軸ケーブルの先部に露出せる芯線に接続する芯線接続金具と、上記ケーブル接続金具の他端部の外底面の下方に外部コンタクトを配置接続し、且つ外部コンタクトの中心に設けた中心コンタクトをケーブル接続金具内の芯線接続金具に連結接続したプラグ部と、ケーブル接続金具の両側片の一端側上部に一端が開閉自在に枢支されて、閉成状態でケーブル接続金具の上面開口部側を遮蔽して同軸ケーブルをかしめるケーブル保持金具と、ケーブル保持金具に一体に設けられてケーブル保持金具の遮蔽状態で芯線接続金具をシールドするシールド部とを備えたものである。
【0004】
特許文献3(特開平6-251832号公報)には、実際に同軸ケーブルを接続する時以外はケーブル接続金具をかしめず、実際に接続するときにはリブがケーブル接続金具をかしめることのできる位置に位置決めできるTV同軸プラグが開示されている。
特許文献3記載のTV同軸プラグにおいては、一端側に、テレビ用の同軸ケーブルの編素線をかしめることにより導通を得るケーブル接続金具と、同軸ケーブルの芯線を固定して導通を得る芯線接続金具と、芯線接続金具と絶縁されたシールド底部とを備え、他端側にテレビコンセントに接続する接続部を備えた本体と、本体にヒンジ部を介して開閉自在に設けたカバーとからプラグ本体を構成し、カバーの内部にはカバーを閉じたときにシールド底部と嵌合し導通するシールドケースを設けてあり、略U字型で両側片をケーブル接続金具の形状に合わせた曲面に形成しカバーを閉じたときにケーブル接続金具の両側を圧接することでケーブル接続金具を縮径してかしめるリブをカバーの内部に回動自在に設けたものである。
【0005】
特許文献4(特開平6-251833号公報)には、同軸ケーブルの再接続が容易に行えるTV同軸プラグが開示されている。
特許文献4記載のTV同軸プラグにおいては、一端側に、テレビ用の同軸ケーブルの編素線をかしめることにより導通を得る弾性金属製のケーブル接続金具と、同軸ケーブルの芯線を固定して導通を得る芯線接続金具と、芯線接続金具と絶縁されたシールド底部とを備え、他端側にテレビコンセントに接続する接続部を備えた本体と、本体にヒンジ部を介して開閉自在に設けたカバーとからプラグ本体を構成し、カバーの内部には、カバーを閉じたときにケーブル接続金具の両側を圧接することでケーブル接続金具を縮径してかしめるリブと、カバーを閉じたときにシールド底部と嵌合し導通するシールドケースとを付設したものである。
【0006】
特許文献5(特開2004-134192号公報)には、同軸ケーブルが抜け難く且つリリース機能を有する同軸ケーブル用コネクタが開示されている。
特許文献5記載の同軸ケーブル用コネクタにおいては、後部に同軸ケーブルを装着するケーブル装着手段を有し、前部に同軸ケーブルの接続対象へ接続する接続手段を有する同軸ケーブル用コネクタであって、ケーブル装着手段は、同軸ケーブルが挿入される略筒形状の外部筒体内に形成され、同軸ケーブルの内部絶縁体と外部導体との間に挿入されるスリーブ部と、同軸ケーブルの抜脱を阻止する抜け止め具と、該抜け止め具による同軸ケーブルの抜脱阻止を解除するリリーサとを有し、抜け止め具は、弾性を有し、外部筒体と同一中心軸を有する筒形状胴部と、該胴部の前部に窄み形成し、先端を同軸ケーブル周囲に線接触させて咬持動作する咬持部と、胴部後部に設けた外部筒体に係止する係止部とから成り、同軸ケーブルを外部筒体内へ挿入装着操作することで、咬持部が同軸ケーブルを咬持して同軸ケーブルの抜脱を阻止するものである。
【0007】
特許文献6(特開2003-142214号公報)には、コネクタにおける中空部に同軸ケーブルの中心導体と編組を挿入するだけのワンタッチ的な操作でもって迅速に行え、コネクタから同軸ケーブルを抜く場合においては、同軸ケーブルの編組を傷めること少なく、引抜き、再び装着を可能にする同軸ケーブル用のコネクタが開示されている。
特許文献6記載の同軸ケーブル用のコネクタにおいては、コネクタ本体におけるベース部材には同軸ケーブルにおける中心導体を挿通する為の挿通孔を備えさせると共にベース部材の一面からは同軸ケーブルにおける編組部分を位置させる為の中空の収納室が内側に形成されるように側壁を突設させ、上記中空の収納室内には同軸ケーブルの中心導体が上記挿通孔を貫通し、同軸ケーブルにおける編組部分が上記中空の収納室内に位置した装着状態において上記編組部分に圧接して上記編組部分の抜止めをするようにしてある抜止の部材を備える同軸ケーブル用のコネクタにおいて、上記中空の収納室にあっては、内側には中心導体を挿通する為に上記の挿通孔に同軸的に連通する挿通孔を備える筒状の接触筒を、一端は上記ベース部材の一面に一体的に接合し、他端は上記中空の収納室における開口部に向けて突出させ、上記接触筒の外周面には収納室における開口部から挿入される同軸ケーブルにおける編組を被付けて導通させることを可能な状態で配置し、上記収納室内における中空の接触筒の周囲には、開口部側からベース部材側に向けて自由端が接触筒に近づくように傾斜させた複数の弾力性を備える抜止の為の係合爪を配設して、収納室内に挿入される同軸ケーブルの編組が係合爪を押上げて挿入された後はその編組を押圧係止可能に配置し、上記中空の収納室における開口部には接触筒に被せ付けられる上記の編組の外周よりも大きな内周面を備える筒状の解除部材を軸心方向へ向けての進退を自在に装着し、解除部材におけるベース部材側の自由端における係合爪排除部材の先端は、上記解除部材をベース部材側に向けて押し進めた状態では係合爪を押上げて同軸ケーブルにおける編組部分から爪先を離間させ得るように設定してあり、後退させた状態においては、係合爪の先端部が上記の編組を押圧係止可能となる位置に復帰し得るように構成してある。
【0008】
特許文献7(特開2008-91318号公報)には、壁面への取付時の作業性に優れた直列ユニットについて開示されている。
特許文献7記載の直列ユニットにおいては、中心導体および該中心導体と同心的に設けられた外部導体を有する円筒状接栓座から成る入力端子および出力端子、ならびにテレビ端子と、入力端子および出力端子、ならびにテレビ端子を支持するユニット筐体とを備え、各端子は、外部導体がユニット筐体を介して電気的に接続され、中心導体はユニット筐体内部に形成された空間内において電気的に接続された直列ユニットにおいて、入力端子および出力端子は、いずれも、ユニット筐体との接続端の向きとケーブル側の端子が着脱される着脱端の向きとが直交する形状を有し、且つ、ユニット筐体との接続端において回転可能な可動端子として構成され、しかも、両可動端子の回転により着脱端の中心軸がなす平面が、互いに交差するように配設されている。
【0009】
特許文献8(特開2004-247228号公報)には、同軸ケーブル分配器や分岐器の汎用性を高くする同軸ケーブル分配器について開示されている。
特許文献8記載の同軸ケーブル分配器においては、内部に空洞を有する筐体の表面に、中心コンタクト及び中心コンタクトと同心的に設けられた円筒状の外部コンタクトを備える同軸ケーブル接続端子(以下、接栓と称する)が3個以上取り付けられてなり、各接栓の外部コンタクト同士は筐体により電気的に接続され、中心コンタクト同士は筐体の空洞内で電気的に接続された同軸ケーブル分配器であって、接栓のうち、すくなくとも2つの接栓は、筐体表面からの突出方向と直交する方向を回転軸として、外部コンタクト同士及び中心コンタクト同士の電気的接続を保ちながら回転する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開平6-163116号公報
特開平7-14647号公報
特開平6-251832号公報
特開平6-251833号公報
特開2004-134192号公報
特開2003-142214号公報
特開2008-91318号公報
特開2004-247228号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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